- なぜ、家計簿に挫折するのか
- 家計簿の費目分けの仕方
- 家計簿で日々記録しなければいけない項目は2つだけ
- 固定費は金額を月に一度書き込むだけ
- 日々、記録する項目は変動費の項目だけ
- 家計簿は時系列派?まとめて計算派?
- 現金、預金以外の支払いは、どのタイミングで計上すればいい?
- 現金残高と細かく合わせない
- さいごに
なぜ、家計簿に挫折するのか
家計簿に挫折する原因は費目分けにあります。
例えば
「外食」は食費?交際費?小遣い?
「書籍代」は新聞図書費?小遣い?
「2万円で買った炊飯器」は日用品?特別費?
「子供の誕生日ケーキは」食費?交際費?特別費?
こんな感じです。
費目分けがわからなくなって、めんどうになってしまう。結果家計簿が続かない。そんなところではないでしょうか。
今回は家計簿の費目分けに悩まない方法を紹介します。
家計簿の費目分けの仕方
結論から言えば家計簿の費目分けは自分流でいいんです。ただし自分流でいいのですが、一度決めたら原則、同じルールで記載する事。これが要です。
同じルールで計算、記録さえしていればルールは特にありません。
というのは、家計簿の目的を考えればわかります。家計簿の目的は家計の状態を把握することです。把握するには例えば前月や前々月、一年前などと比較して支出がどう変化しているかを把握出来なければなりません。
その時に同じルールで計上されていれば良いのですが、そのときどきでルールが変わっていると正確な比較ができません。費目分けはそのためにあるのです。
例えば外食は食費にすると決めたら、ずっと食費で計上します。そのときどきで食費にしたり、交際費にしたりとまちまちになると家計の検討ができません。費目分けはそのためにするんです。我が家の場合ですが家計簿の費目分けはざっくりとしています。
例えば、外食は全て食費に含めます。交際費にしたり、レジャー費にしたり、小遣いにしたりはしません。
家計簿で日々記録しなければいけない項目は2つだけ
家計の出費は多数あります。けれども複雑なようでいて、実際にはほとんどが固定費です。毎月大きな変動はありません。ということは書かなくてはいけない項目も実は少ないんです。
となれば固定費は毎月必ず支出があると決まっていますから、記録をして把握すればいいいのです。となれば家計簿で日々、記録する必要がある項目はそれほど多くありません。
- 食費
- 日用品
- 医療費
- 理美容費
- 被服費
- 交通費
程度です。
固定費は金額を月に一度書き込むだけ
毎月、固定費は項目を予め書いておきます。そして金額がわかったら記録するだけです。
毎月、項目が決まっているのですからエクセルなどで自作すればもっと簡単にできます。
日々、記録する項目は変動費の項目だけ
家計簿で日々記録する部分というのは言ってみれば変動費の項目ということです。上に書いた食費とか日用品ですね。
変動費でも滅多にない出費はこんなにある
さらにこの項目のうち、滅多にない支出もあります。
一般的には
- 医療費
- 理美容費
- 被服費
- 交通費
です。
- 病院に行くのは月に1回程度という方が多いでしょう。何か月も行かない人もいるでしょう。通院している方でも、月に2~4回程度ではないでしょうか。
- 理美容費もひと月~2か月に一回程度ですね。
- 被服費も家族の人数にもよりますが、多くても月に2~3回程度ではないでしょうか。
- 交通費も定期の更新とかスイカ、パスモなどにチャージするタイミングだけですから、月に1~2回程度ではないでしょうか。
- となれば、家計簿に記録する手間は思ったほど多くないのです。記録の多くが食費と日用品程度だからです。
- クレジットカードで支払っている方はもっと手間が少ないはずです。
つまり、家計簿は食費と日用品の記録の手間がほとんどなんです。手間と思っていた家計簿もこうして把握すれば実は面倒ではないのです。
家計簿は時系列派?まとめて計算派?
そして家計簿は時系列で書くのが良いのか、それとも月末などにまとめて合計金額を計算するのが良いのか、についてです。
これは、家計簿の目的と期待する効果で変わります。
「無駄遣いを防ぎたい」なら時系列で記録します。できるだけこまめに書くほど効果があります。
レシートを見て書くたびに「こんなに使っている」と自覚するからです。
「無駄はある程度セーブできている。家計費を把握しておきたい」ならまとめて数字を計算すればOKです。
レシートを保管しておきます。
ひと月分を費目に分けます。
それぞれの費目ごとに計算をして記録します。
月の支出合計を計算して記録します。
現金、預金以外の支払いは、どのタイミングで計上すればいい?
どっちでも良いのですが、自分で決めたルールを一定にしておきます。例えば交通費の場合です。
パスモやスイカに5,000円を現金でチャージしました。この場合、「チャージした時点で5,000円を計上するのか?それとも実際に電車やバスに乗って引き落とされたときに計上するのか?」です。
例えば「チャージした時に計上する」とルールを決めたら、ずっとそのルールで家計簿に記録します。5,000円を支払った段階で家計簿に記録。その代り電車に乗って300円分が引き落とされても家計簿には書きません。
反対に「引き落とされたときに計上する」と決めたら、ずっとそのルールで記録します。チャージした段階では家計簿に書かず、実際に電車に乗り引き落とされたときに記録します。
クレジットカード、ナナコ、ワオンなどの電子マネーも同じです。
アマゾンギフト券で支払った場合も同様です。
自分で決めたルールに沿って計上します。
現金残高と細かく合わせない
家計簿を書いて現金残と合わないからとイライラしていませんか。会社の帳簿ではないので現金残は合わせなくてもいいんです。
要は家計の概要をつかめればいいのです。細かい数字と現金を気にするのは時間と手間の無駄です。
さいごに
家計簿は形ではなく目的を考えればいいのです。そうすれば「どうしよう」という迷いも答えが出ます。
そしてできるだけ簡単に済ませることも大事です。なぜなら家計簿を書くことが目的なってしまい家計簿を活かす目的がわからなければ書く意味がないからです。
目的を遂げるためには書く者は大学ノートで十分です。もしくはエクセルで自作した簡単な表があれば十分です。
そのままパソコンに入力したままでも良いのですがプリントアウトしてすぐに見られるようにした方がさらに効果的です。
何度か見返すことで数字の概要を把握できるからです。
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