今回は「何かにつけグチを言ってくる人」は、なぜそういう癖が治らないのかという話をします。さらに対応策を紹介します。これでもう煩わされるのは終わりにしましょう。
「グチを言う」人は相手を選んでいる
結論から言えば、こういう方は「相手をしない」に尽きます。とはいえ、同様の人間関係に悩む人がいることでしょう。
まず、「何かにつけグチを言ってくる人」はキチンと相手を選んでいます。それを認識する必要があります。キツい様ですが、それが真実です。
グチという形をとってはいますが、それは形を変えた言葉の刃という暴力です。たまに珍しく、というのならまだしも、いつも、というのは目に見えない刃です。
こういう人は誰に対してもグチを言うわけでありません。なぜなら「グチばかりを言ったら嫌われる」「人として好ましい行動ではない」と分かっているからです。
つまり、グチばかりを言われるという事は「見下されて」いるということです。「この人と良い人間関係を築きたい」と正常な評価を受けていないのです。
おそらく、その「グチばかりを言う知人」は相手が違えば人が変わったように常識的に、誠実な人柄で接するはずです。
下らない事に反応するから餌食にされる
それでもある特定の人にだけグチばかりを言うのは、まともに反応し、翻弄される様子が内心、おかしくてたまらないのです。つまり利害関係のないところで、ストレスのはけ口にされているだけのこと。
そんな態度をとれる相手は滅多にいません。利害関係があり、自分が不利になる相手にもそういう態度をとることはできません。ということは都合のよい餌食になっているということ。
だから、そうした相手に困っているのなら、今すぐ反応するのをやめることです。次にすることは「関わらない」ことです。好かれる必要はありません。
関わることをやめようとすると、引き留めるために他の人の言動を例に挙げて非難するかもしれません。それでも反応しないことです。
自分もそれに倣わなくてはいけない決まりはどこにもないからです。
基準は自分です。自分がどう思い、どう解釈し、どういう態度をとるかであり、他人と比較する筋合いはどこにもありません。
抱く感情は短時間の事務的な哀れみのみ
こうした人に対して抱く感情は、怒りやおそれではありません。「困った人だな。」という事務的な哀れみです。
出来るだけ短時間のうちに意識から遠ざけることです。5歳の子供からバーカと言われたとして腹が立つ大人はいないでしょう。もし、自分が5歳の子供なら腹が立つかもしれませんが、大人であればそんな一言にびくともしないし、反応することもありません。要はそういうことです。
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