今はタッパーを使う事で、家事がやりやすくなっています。
なぜならタッパの役割が昔と現代では違っているからです。少なくとも私の場合はそうです。
タッパの役割とは
現代のタッパーの役割。それは食材に枠を与えることです。タッパという枠でくくることにより、これからどのように使い、どう食べるかを用意するための存在です。
もともと、タッパーは苦手でした。そのせいか結婚当初は「意地でも買うものか」と思っていました。なぜなら当時のタッパーに良いイメージがひとつもなかったからです。
一方で現在の私はタッパーをいくつか持ち、活用しています。同じタッパーでありながら、なぜ、こうも違うのでしょうか。
昔はタッパー嫌いだった理由
まず、結婚当初以前、私がタッパー嫌いだったのには理由があります。
第一に昔はタッパーと言えば所帯じみたものしかなかったからです。実際は昔からパイレックスなどがあったのでしょう。けれどもネットなどの情報もなかったせいか、そうした洗練された使い方をしている人を見たことがなかった、そんな経験もあると思います。
タッパーと言えばプラスチックで半透明。ふたは水色やピンク。常備菜と言えば聞こえがいいけれど、いつまでも冷蔵庫にある地味なおかずが入りっぱなしになっていたりする。
またはご近所さんや知り合いから頂いたおすそ分けの味の濃いおかずがいつまでも入っている。
作り過ぎたおかずの残りを「捨ててはもったいないから」とりあえずタッパーに入れられたもの。
そのうち、タッパーの存在が忘れられることもある。
タッパーは触れたくない存在。
私のイメージはそんなものでした。
結婚直後、おかずは残ったら全捨てした
結婚当初、おかずが余ったら基本全捨てしていました。おかずを冷蔵庫に残しても食べることは「ほぼない」と知っていたからです。
当時から「一晩寝かせたカレー」は苦手です。カレーは基本、食べきりです。翌朝までに食べなかったら、残りは捨てています。現在はカレーを作るならスープカレーまで。翌朝までに食べなければ残さずに捨てています。
だから初めから食べきれない量を作らないことにしています。あ、これはタッパーの話とは無関係ですね。
とにかくおかずは残さないということです。
現在、タッパーを取り入れている理由
常備菜は原則作りません。ただし野菜を酢や塩で保存性を高めた物を作っておきます。また、野菜を洗ってカットしたものなどですね。現在、私がタッパーを必要とするのはこうした場面です。
つまり主に野菜をすぐに使える状態にしたものを入れるための入れ物です。
そして野菜は買って来たままの状態では冷蔵庫のおさまりが良くありません。ところがカットまで済ませ、決まった形のタッパーに保存することで冷蔵庫内が整然と整理され見通しが良くなります。
タッパーという枠があることで、自分が冷蔵庫にある物で何をするべきかを想定しやすくなるのです。
使いたいときにすぐに使え、存在を忘れることもなくなります。状況に応じてあらかじめゆでたり塩をまぶしたり酢につけたりすれば腐らせることもなくなります。
そしてこれらのタッパーの中身は定期的に完全に空にします。そのあとはしっかり洗剤で洗い、しっかり乾燥させます。そうすることで臭い映りを防ぎます。
タッパーは自分にとって「洗練された役立つもの」に変わりました。