平日の服を5セット用意している方は多いのではないでしょうか。
何のため?それは一週間違う服を着ることで、そこそこ服を持っていることを暗に示したいからでしょう。
けれども実は5セットより少ない4セットにしたほうが良い事にお気づきでしょうか。そう少ないはずの服なのに「いつも違う服」に見えてしまうのです。
なぜ、4セットか
曜日に合わせて私服を決めてしまう。いわゆる制服化は合理的です。「何を着る?」と悩まずに済みます。ただ、平日5セットの制服化は、ひとつ欠点があることにお気づきでしょうか。
それは同じ曜日にいつも同じ服になってしまうことです。例えば曜日で顔を合わせる人が決まっていることがありませんか。
5セットは曜日が同じならいつも同じ服
このとき5セットあるのに対面する相手にとっては「いつも同じ服」に見えてしまいます。
そこで提案です。5セットより1セット少ない4セットでローテーションするのです。すると曜日ごとに同じ服になりません。
一日ずれるので、ある程度違う服装になります。
シミュレーションします。
5セットの場合
月火水木金
ABCDE
ABCDE
ABCDE
ABCDE
ABCDE
↓
4セットの場合
月火水木金
ABCDA
BCDAB
CDABC
DABCD
ABCDA
納得して頂けましたでしょうか。
5セットの場合毎週水曜日はいつもCの服です。
CCCCC・・
4セットなら曜日が同じでも違う服
それに対して4セットの例をご覧ください。
毎週水曜日はCDABCと、毎週違う服がお目見えします。
例えばあなたが佐藤さんだとします。
5セットも用意してあるというのに、毎週水曜日は同じ服。
例えば毎週、仕事で田中さんに会わなくてはならないとします。
自分は毎日違う服を着ているつもりです。
ですが相手の田中さんにとっては
「いつもピンクのシャツを着ている佐藤さん」
のイメージなのです。
いえ、べつにかまわないんです。いつも同じ服のイメージがあっても。きちんと洗ってあるし同じ職場の人はあなたが日替わりで違う服を着ている事を知っています。
ですが、たまたま水曜日にしか会わない田中さんにしたら?
服のバリエーションは印象でも決まる
これは一つの事例ですが、
平日5日だから5セット用意しよう・・という決め事は時に皮肉な例を生み出すということです。
一方で1セット少ないはずの4セットの場合、少ない組み合わせに関わらず、田中さんにしてみたら「いろんな服を着ている佐藤さん」に見えます。
服は数を持てばいいという事ではないことがわかります。
たまたま、着るタイミングで印象も変わります。自分がどう見られているかというのは、単に数の問題ではないことがあります。
数が少なくても、一ひねり些細な工夫で印象を変えられるということです。あなたが用意する服の数は何を基準にしているのでしょうか。
その意味と目的により、4セットがいいか5セットがいいかは変わってきます。