蒸し暑い日が続くと、人はイライラしやすくなりますよね。イライラは行き場のない小さな怒りを溜めているような状態です。これを静めてしまえばきっと楽な気持ちになれますよ。
不快な言葉を使わないだけでイライラは消える
その方法は簡単です。不快な言葉を使わない。それだけです。たとえ知り合いがいないところでそうした言葉を吐いていても同じことです。
「裏表で使い分けているから大丈夫。」
そんな風に思うかもしれません。でも、違うのです。普段使っている言葉は、聞いて読んで「あ、いつも使っているな。」という事が意外と伝わるものなんです。怖いですよね。
つまり不快な言葉を発しない。心にも思わなければイライラする気持ちも起き様がなくなります。
普段使っている言葉はスルスルと出てしまう
何かでこんな話を読んだことがあります。ある方がファミレスにいると、近くにいた30代くらいのサラリーマン風の男性が突然、店員さんに罵声をあびせたそうです。
側でたまたま様子を目にしたその人は、サラリーマン風の男性が、その「不快な単語を普段からよく使っているな。」と直感したそうです。
なぜかといえば、言い慣れていたからだそうです。罵声を浴びせた時に出る言葉は普通、使い慣れた言葉が出るのは当然です。
普段、他人に罵声を浴びせることなど、そもそもあり得ない人には、罵声も、それに似合う単語も一切口から出ないのです。口にしなくても心に思っても同じ事です。
不快な言葉も発した当人に一番強く向かう
聞いて快くない言葉。これは、相手を不快にするだけではありません。実は、これこそが一番恐いことです。実のところ、そうした言葉の刃は発した当人に一番強く向かうからです。
そして、知らず「快くない言葉を話す自分」という状態が確立されていきます。
おそらく、その種の言葉を使う人は、相手が違えば全く違った常識的な態度で接し、言葉も発しているでしょう。
「表では使い分けているから大丈夫。」と。
イライラする気持ちに言葉で発散する効果はない
また、口にすることが発散になると思うかもしれません。けれども、それはまるで違います。効果はありません。不快な言葉を発することにイライラを発散する力はないのです。むしろ真逆です。
イライラするときは、たいてい原因が相手にあると思っています。ですが実のところ真の原因は自分にあります。イライラしている状態に気づいたならば、まずは不快な言葉を使う習慣だけはやめればいいのです。
口に出さなくても、心で思っても、同じ事です。
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