先日、ネットスーパーに注文しようと画面を見ていました。すると興味深い現象に気が付きました。
2倍巻きなどのトイレットペーパーは特売品より実質安い
それは、特売で売り切れているトイレットペーパーより、通常価格で在庫があるトイレットペーパーの方が実質安いことです。
特売のトイレットぺーパーはシングル50メートル巻き12ロールで340円です。私も以前はよく買っていたトイレットペーパーです。
ですがそのペーパーは既に売り切れていました。一方で、私は別のトイレットペーパーを買うつもりだったので画面を下にスクロールしました。在庫はありました。
買ったトイレットペーパーの価格は12ロールで600円です。トイレットペーパーが12ロールで600円と聞けば、以前の常識であれば考えられない値段です。でも、このトイレットペーパー(600円)は、特売で販売されているトイレットペーパー(340円)より実質(メートルあたり)安いのです。
(もちろん、「私は少量だけを買いたい。」という場合はこの限りではありません。)
というのも、12ロールで600円のトイレットペーパーはひと巻の長さが100メートルあるからです。一方で特売のトイレットペーパーはひと巻50メートルです。ということは、断然、12ロールで600円のトイレットペーパーの方が安いのです。改めて比較してみます。
A 特売のトイレットペーパー
12ロール 340円
1ロールあたり50メートル
1メートル当たりの価格は0.56円
B 購入したトイレットペーパー
12ロール 600円
1ロールあたり 100メートル
1メートルあたりの価格は0.5円
あきらかにBのトイレットペーパーの方が安いのです。もちろん、トイレットペーパーを比較する基準は長さ当たりの価格だけではありません。ですが、A、Bのトイレットペーパーは紙の質としては大きな違いがありません。同程度のメーカー品です。
倍巻きトイレットペーパーの価格以外のメリット
- 省スペース
- ペーパーの交換頻度が減る
そしてBのトイレットペーパーを選ぶメリットですが、かさばるトイレットペーパーを収納するスペースが少なくて済むことです。
また、1ロールあたりの長さが100メートルもありますから、ペーパーを交換する頻度を減らせるのです。残り少ないペーパーを替えるとき、「家族の中で交換するのはいつも私」と、ちょっとイラッとしてしまう頻度も減るのです。それから自分で買って持ち帰る場合もかさばる割合が半分になります。
目の前にお得な品があっても盲点で気が付かない
以前は少ない収納スペースにトイレットペーパーを納めていましたが、改善されました。ペーパーの交換品も減ったし、売り切れていることも少ないし、よく見れば特売のトイレットペーパーよりお得な事が多いのです。
ところが多くの人は以前から使っているペーパーを習慣で使っているか、価格だけを見て「高い」と勘違いしているか、もしくは何らかの理由があって「わかっているけれど買わない」のかもしれません。
私も以前は目の前で売られていても全く気付いていなかったのです。盲点です。ですがある時、息子に買い物を頼んで買って来たのを見て気が付いたのがきっかけです。
最近はだいたい、これを買っています。

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