「処分する時間がない。」
と片付かない部屋で困っているあなたに知って欲しい事があります。それは、「処分をするべきなのに、しない。」限り今後、繰り返し同じ事を考えなくてはいけないということです。
1 処分をしないから時間がない
「時間がない」のは物が多すぎるから時間がない事が多々あります。処分をする時間がないのではなく処分をしないから時間がないのです。
2 処分するなら期間と目的を始めに決めよう
処分をするならば、はじめにその目的と実行する期間を決めましょう。何となく漠然としたのでは、途中で迷いが起きます。
3 処分する時間は時間的投資になると気付こう
処分時間がかかります。けれどもこれは未来の自分のための時間的投資なのです。今、いったん処分をすることにより、今後、例えば物を探し回る時間や、無駄に時間がかかる掃除の時間を短縮できます。
4 「いつ処分するか」と繰り返し考えること自体が無駄と気付こう
「処分をしようか」「やっぱりまだ、いいか。」と繰り返し考えるのは時間も思考のキャパも無駄にします。同じ事を繰り返し考えると疲れます。二度と重複した思考をしなくて済むように気になるのであれば、今すぐ実行したほうが良いのです。
5 処分すれば即断即決の習慣が付く
処分をしなければいけない状態は、実は「先送りの塊」との対決なのです。例えば「これは使うか、使わないか。わからないから、とりあえず保管しておこう。」と「とりあえず」という名の先送りをした積み重ねです。結論を今、出すことと、半年後に出すこととでは、まるで意味が変わります。
「時間がない」のではなく実行したくない
「わかっているけど、時間がない。」
と先送りをしたとします。確かに処分は時間と手間と時には処分費用、つまりはお金も必要です。目先のことだけに意識を向けたら、確かに面倒だし、お金がもったいないと思うかもしれません。処分するくらいなら、友達と遊びに出かけたり、美味しい物を食べに行った方がいいと思うかもしれません。
けれども、処分が最善とわかっているのですから、潜在意識では「処分しなければいけない。」と自分が自分に語り続けます。
先送りしたことは、無意識レベルで考え続けている
つまり、処分を実行しない限りは延々と同じ事を無意識レベルで考えなくてはいけないということです。
仮にいっときは処のことを忘れて、友達と映画を見に行ったり、話題のレストランでランチを食べて楽しい思いをします。
けれども家に帰った途端に物であふれた部屋が、どっと疲れさせてしまいます。同時に「わかっているけれど実行できない自分」に腹が立ちます。同時に「私は行動に移すことが出来ないダメな人間だ。」というように自分を卑下する気持ちを抱いてしまいます。
これでは何も前に進めません。友達と過ごす時間を心から楽しむためにも、気になっていた処分は今、実行すべきです。いざ、実行開始すると、拍子抜けするほどたいして難しいことではなかったと、すぐに気が付くことでしょう。そして、この経験が、自分を積極的に具体的な行動を起こすことに拍車をかけます。
「処分する時間がない。」
と思う事は、百害あって一利なしなのです。
さいごに
でも、もう心配要りません。もう、「やらなくてはいけない。」と思い続けてきた処分を今、「やろう。」と決心したはずです。これまでも思案し続けて実行したことは山ほどあるはずです。