はじめに
電子書籍(Kindle)は、全ての本が読み上げ機能に対応しているのでしょうか。また、「読み上げに対応可能かどうかを知る」目安を調べましたので紹介します。
(今回の話は、一応アマゾンのタブレットなどであることが前提です。それは、Kindleがアマゾンの電子書籍だからです。)
電子書籍が簡易オーディオブック代わりになる読み上げ機能
アマゾンの電子書籍、Kindleは、テキスト(文字)メインの場合、読み上げ機能を使うことができます。正式なオーディオブックでなくても、手持ちの電子書籍がオーディオブック代わりになるというわけです。
正式なオーディオブックのように臨場感ある読み上げではありませんが、これは紙の本にはない大きなメリットです。もっと言えば革命ともとれるかも。
例えば子供の絵本などに読み上げ機能があれば、親が読んであげられないときも代わりに読み上げてくれるので便利です。
読み上げ機能対応かどうかを知る方法
結論から言えば、大人向け、子供向け、本の種類に限らず、個々の本が読み上げ機能に対応しているかどうか、で決まります。
具体的な調べ方があります。それは、アマゾンの本詳細ページに、読み上げ機能が有効、有効にされていません(無効)の記載があります。それを確認するだけです。
例えば私の著書で例を挙げますね。
① 左側の「kindle版」を選択します。
② そのまま画面下に移動します。
すると「登録情報」欄の「Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能)」という項目があります。その右に「有効」とあれば読み上げ機能に対応しています。
厳密に言えば、「有効」の右隣の小さな印をクリックすると、このように添えられています。
テキスト読み上げは、Alexa が有効になっている端末で利用できます。
Alexa(アレクサ)とはアマゾンの音声認識です。つまりここで言うテキスト読み上げとはあくまでFireタブレットのことです。
反対に、「Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能)」が「有効にされていません(無効)」などと書いてあれば読み上げ機能に対応していないということです。
例えば・・
「桃太郎」のこちらの電子書籍で例を挙げます。
① こちらはkindle版だけの本ですので書籍の種類はKindle版一択です。そのまま下の項目を確認します。
②「登録情報」の「Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能)」を確認します。
すると「Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能)」が「有効になっていません」とあります。「無効」と同じような意味ですね。
読み上げる端末ですが、アマゾンで次のように記載されてあります。電子書籍リーダーは読み上げに対応していません。FireタブレットとKindleのアプリを入れたパソコンが対応していますね。
読み上げ機能が利用可能な端末:
Fire 7(第7世代)
Fire HD 8(第7世代)
Fire HD 10(第7世代)
Fire HD(第6世代)
Fire HD(第5世代)
Fire(第5世代)
Fire HDX(第4世代)
Fire HD(第4世代)
Kindle Fire HDX(第3世代)
Kindle Fire HD(第3世代)
Kindle Fire HD(第2世代)
Kindle Fire(第2世代)
Kindle for PC
Kindle for Mac(OSX 10.10以上)
その他の端末・アプリ:
まとめ
- kindle電子書籍は、アマゾン商品各ページで読み上げ機能に対応しているか確認できる。
- 「登録情報」の「Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能)」という項目に有効、「有効にされていません。」の記載で判断可能。
購入前に商品ページを確認すれば読み上げ可能かどうかを知ることができます。似たようなタイトルの昔話の本がなどがある場合、読み上げ機能対応の本を選ぶというのも、一つの選択となるかもしれません。
というわけで、購入前に読み上げ機能が可能かどうかを知る方法がわかりました。
実際は、アマゾンFireタブレット、Kindleアプリを入れたパソコン以外もiPadなども読み上げ可能です。ただしアマゾンは他社端末まで「読み上げます!」とは言えませんよね。
この辺は確実なことではありませんが、アマゾンタブレットで読み上げ可能ならiPadでも可能と判断しています。この辺はあくまで確実に言えることではないので、ご了承ください。
さて、考えてみれば、読み上げ機能メインで電子書籍を使うなら画面の大きさも文字サイズも関係なくなりますね。
写真やイラストが多めの本は、読み上げに対応しているのか見ただけでは判断がつきませんでした。今回の方法を知って判断方法がわかりました。
これまで、本を読むためには文字の読みやすさが大事でした。けれども、読み上げ機能を使うのであれば端末の大きさは全く無関係になるメリットがあります。
目的に応じて紙の本と電子書籍を使い分ければ良いですね。