このマウスは、腕と手首を動かさずに操作できます。私の場合、半分以上は画像の青くて丸い部分(トラックボール)だけで操作しています。
このマウスの操作概要
親指メインでカーソルを移動、ドラッグできる
普通のマウスはマウス本体を腕を動かして使いますよね。このマウスは本体を動かさずに使う仕様です。青いボール状の部分(トラックボール)を親指で転がすんです。それだけで腕も手首も使わずにカーソルを操作したりドラッグできます。
これは親指を使うタイプです。
手首が「V字」にならない
通常のマウスは手首と腕の負担があります。よくテニス肘と似た症状になると言われています。私も以前は手首が痛くなりました。それで古い国語辞典とタオルを手首下に置いて手首が「V字」(手の甲と腕が登りの山の斜面、手首が山の斜面の谷底の形状になりますよね)にならないようにして使っていました。(現在の麻痺がなかった頃です)
けれども、このマウスは、そうした小技は不要です。手首は「V字」にならず、一直線になります。だからテニス肘みたいになりません。普通のマウスは手の甲がデスクと平行になりますが、このマウスは少し右に傾けるスタイルだからです。
麻痺がある手にも都合が良い仕様
そしてこうした仕様が現在の私に非常に都合いいのです。というのも、私の場合、右側の麻痺があるからです。
結論から言えば、このマウスを使う事で5倍時間がかかっていた操作が、ほぼ元の時間で普通に操作できるようになりました。5回やりなおしてカーソルを合わせていたり、ドラッグしていたことが、このマウスで一発でOKに戻れたのです。
例えば「カーソル移動」「ドラッグ」はマウスを見ないで操作するわけです。腕を動かすことができても、感覚がない、もしくは鈍い場合それすら操作が困難です。
ところが、このマウスは親指だけでカーソルを操作できます。(麻痺には程度があります。私の場合は使えるということです)例え見て操作したとしても意図した位置にカーソルを一発で合わせることは難易度が高くなります。
ドラッグも同様です。ドラッグは腕の操作の場合、普通のマウスでは最初の1文字と最後の1文字に狙いを定める動作がかなり厳しいのです。ひどい場合は5文字だけドラッグしたいのに15文字くらい動いてしまうことがありました。そのくらいに改善できたのは嬉しい事です。
マウスを駆使する人全般におすすめ
使い始めは少しの慣れが必要ですが一日で慣れました。
何より手首と腕に負担がないのは嬉しいですよね。
欠点があるとすれば腕も手の甲もほとんど動かすことなく使えるので、腕をときどき動かしてやる休憩が必要な事ですね。これは腕に限らず椅子に座りっぱなしにしないと同じ意味と言えます。
ちなみにワイヤレスです。商品画像は使う向きとは反対です。