「野菜をたくさん食べなくては」ということは誰もが感じています。でもせっかく食べる野菜も食べ方や保存の仕方で栄養価がまるで変わることがあるようです。
栄養素を活かす食べ方が大事
野菜は冬や夏には天候の影響で値段が高くなることがあります。基本、食費の節約はしない方針です。でも、「無駄なものを食べない」という意味での節約には注意を払っています。
けれども、この本を読んで感じたのは食材を活かすことの重要性です。
キャベツがいくら、ほうれんそうがいくら、という購入価格だけではなく、せっかく買った野菜も食べ方で大損したり得する食べ方があるということです。せっかく食べるなら効率よく食べた方がいいですよね。
こちらの本は目から鱗の野菜の栄養を正しく摂るコツが書かれています。一部抜粋してみました。
- 白菜は中心から食べる
これまで、白菜は外側から使っていました。本によれば内側から食べれば14倍お得だそうです。
- たまねぎはみじん切りにする
血液さらさら効果のタマネギはぜひとも摂りたい野菜です。ところが飴色タマネギは栄養価ゼロなんだそうです。普段、飴色タマネギを作ることはめっきりなくなりましたが、「え?そうなの」とびっくりです。タマネギはみじん切りで細かく刻むほど効果が出るとか。
- ピーマンは縦に切る
見た目的に輪切りにすることはよくありました。でも実は縦切りが良かったんですね。ピーマンは苦み成分こそがメリットのある成分なんだそうです。ピーマンの栄養素を生かすには縦切りなんですね。
- りんごはスターカットで4倍トク
スターカットとは輪切りに薄くスライスすることです。さらに蜂蜜を掛けると効果がアップするそうです。我が家では以来、皮ごとスターカットで食べています。蜂蜜を掛けるとたしかに栄養価はもちろんでしょうが、おいしいです。ポテトチップスは食べずにリンゴチップスを食べた方が遙かにお得ですね。
- リンゴの変色防止は蜂蜜水に30秒でいい
変色防止には塩水だと思ってました。はちみつでもいいんですね。このほか「真水でもOKだったの報告も」の記載あり。真水ではなく塩をほんのひとつまみ入れてみたのですが、変色しませんでした。ただし時間がそれほど経っていないので真偽は不明です。もしかするとこれまで塩を入れすぎた可能性がありますね。真水だけで良かったりして。最近はすぐ食べるので塩水にはつけません。
- ジャガイモは皮ごとゆでる
これは最近、皮をステンレスたわしで良く洗ってから皮ごとゆでる習慣にしています。皮をむかなくていいし、栄養価が損なわれにくいから断然皮付きですね。
- おでんの大根は栄養価ほぼゼロ
ゆでた大根で野菜を摂った気になってましたが、実は栄養価の観点では意味がないらしいです。でもあまり深く考えず煮物に大根を投入しています。おなかの具合などが大根を食べるとやっぱり良い気がします。少なくとも食物繊維が摂れるんではないかと。
- カリフラワーは生で食べる
最近はカリフラワーを食べる機会が少なかったのですが、生で食べるとは目から鱗です。、食べ方はスライスだそうです。買う機会があったら試してみようと思います。カリフラワーはゆでて食べるものだと思っていました。
- トマトは常温保存
トマトは常温保存した方が栄養価がアップするそうです。可能な限り玄関先などで保管してみようと思います。
- じゃがいもはチルド室保存で2倍の糖度に
ジャガイモの甘みを作るデンプンがチルド保存でアップするそうです。ただし乾燥しないようにキッチンペーパーや新聞紙でくるむ方法が紹介されています。
- きのこは冷凍するとパワーアップ
冷凍でパワーアップするならまとめ買いもできますね。きのこは野菜が高騰しても1年を通じて流通量、価格ともに安定しています。免疫機能をアップするという話をよく見かけるので積極的に摂りたい食品です。
- 小松菜は「そのまま冷凍
小松菜はゆでないと食べにくい欠点があります。でもそのまま冷凍してあとは切るだけで栄養価もアップするなら手間いらずで一石二鳥ですね。
- 冷凍バナナでアンチエイジング
バナナは食べ損ねて真っ黒にしてしまうことがたまにあります。買ったら一部を冷凍すればいいんですね。これなら無駄にせず食べられます。特に夏はアイスを買わずに冷凍バナナなら効率的ですよね。
参考文献はこちらの本です
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