断捨離が必要らしいことはわかった。けれども捨てた後に「捨てるんじゃなかった。」と後悔したらどうしよう。
こんな迷いでぐらついていませんか。今回は、断捨離後に後悔するかもしれない不安への向き合い方のお話です。
断捨離をする理由は「現状の改善」
初めに断っておきますが捨てたくない物を無理に捨てろと言うのではありません。
人の価値観はそれぞれです。捨てる人と捨てない人。両方が存在するから良いのです。
そうした中で断捨離を行う理由は人それぞれです。
スッキリしたい。
部屋に置くスペースがない。
心機一転したい。
・・など
断捨離の理由は様々でしょうが、共通することがあります。それは
現状の改善
です。
断捨離をしたいのは現状を変えたいからなんです。たいていは。物理的にしろ、精神的にしろ、これまでの状態をより良い方向に変えたいから断捨離をしようとするのではないですか?
断捨離後の後悔とは「変化への恐れ」から
ということは断捨離後に起きるかもしれない後悔とは、過去に逆戻りしようとする行為なんです。
例えば、捨ててしまった服を「捨てなきゃ良かった。」と後悔したとしましょう。理由は、捨てた後に流行の復活で「着られたのに。」という後悔かもしれません。
流行の復活や気分が変わって着るつもりになった時。そうしたことはあるかもしれないし、ないかもしれない。けれども、実は過去に戻ろうとする自分の心が後悔を生み出しているのです。
「捨てて後悔」とは「楽な道に戻りたい気持ち」の表れ
現状を変えて前進することは困難が付き物です。けれども既に実現した過去に戻るのは年齢や時間を除けば容易です。「いつも同じ」は楽なんです。だから「捨てて後悔」とは「楽な道に戻りたい」という楽な道に戻りたい気持ちの表れなんです。
断捨離をしようというときは心が強く前向きになっています。ですが「捨てて後悔したらどうしよう。」という気持ちが沸き起こった時は要注意です。
なぜなら前進した前向きな変化を後退させようとしているからです。変化すること、改善することに恐れを抱いている状態だからです。
捨てないのは簡単。「捨てても大丈夫」との決心は勇気がいる。
「捨てない理由」はいくらでもつけられます。ですが「捨てても大丈夫」と決心するには勇気がいります。
捨てて後悔することを恐れる気持ちが一番の問題です。いざというときは「対策を考えればいい」「なんとでもなる」というように自分を信じることが必要です。
そもそも、全ての事柄に完璧なことなどないのです。ということは全ての不安に対して「捨てて後悔しそうだから」と保留にし続ければ延々と現状は変わりません。
「断捨離で捨てて後悔」とは結局のところ自分に対する信頼のなさが生み出しているのです。