私は食事メニューでやめたものがあります。それは麺類です。
麺類をやめたのは大量の熱湯を扱うからです。やけどのリスクがあるからです。
というわけで、いつもは大晦日に茹でていた蕎麦は今年はなしです。普段、休日に家族がいる場合はお願いすることもありますが、外食もあります。また麺類を排除してもメニューはいろいろあります。
こうやって改めて気付いたのは「お湯を沸かさないと作れないメニュー」をカットすると意外と楽だということです。
一方で同じくお湯を沸かすメニューでも煮物系は作ります。なぜかと言うと、沸かした鍋を持ち上げなくても良いからです。
同時に水の状態で全ての材料を入れ終ってからフタをして火をつけても、まったく問題がない事にも気づきました。
最近注目されている電気調理器(クックパッドとか)にしても、全て水の状態でスタンバイさせてから煮込みがはじまるわけです。
ところが従来の調理法というのは、なぜかお湯を沸かしてから材料を入れる方法が主流です。確かにそのほうが美味しいのかもしれませんが、水の状態から材料を全部入れてそれから火をつけたほうが安全です。
- 最初に鍋に水を入れます。
- 次に材料を全部入れます。
- (柔らかい葉物野菜などは最後に別途投入することがあります。)
- 火を付けてガスのタイマーをセットします。(ガス台の機能です。)
- 途中で火加減を調整することはありますが、あとは様子を見て完成です。
私は右半身の麻痺があり(動きは比較的良いのですが)右手に持ったものを落とすことがあります。
全般には感覚に関することがわかりにくい。重量を察知することもわかりにくく、熱い、冷たい、痛いはかなり遅れて、そして少ない感覚になります。
こんな状態ですが、従来の様に「火を付けてお湯が沸いたら材料を入れる」方法はお湯が跳ねて危険です。鍋の縁に手を触れてやけどすることもあります。
感覚に全く問題のない人でも、(ほとんどの方がそうですが)先ほど挙げた方法は誰にとっても安全に問題なく調理できる方法です。
同時に調理の手間がタイミング的に簡単で楽です。基本の調理の方法は理想です。ですが家庭では簡単にして負担を減らしても良いと思うのです。
そうすれば皆さんの家事負担が減ります。今回紹介した方法もその一例です。思い込みを外すことは調理に関しても言えることだと痛感します。
また、負担が大きい献立は思い切って家では作らないことも1つの手です。我が家では麺類もですが、揚げ物も作りません。どうしても食べたいときは買ってきます。
便利な今の時代、何でも売っています。手作りは理想ですが、負担の大きい事はやらない。割り切ると思わぬ盲点にも気付きます。
できる範囲でやればよく、負担なら別の方法が結構あるものですね。