夕食の支度が大変だと感じる人は多いですよね。
では、いったい何を負担に感じているのでしょうか。
ジェイアール東日本企画とオレンジページが共同で調査をした結果が公表されています。
家族の食事の支度で負担に感じる割合を調べると結果は次のように出ています。
(平日)
共働き、専業主婦ともに結果のランキング自体は同じです。
「負担に感じる割合」の結果は共働きと専業主婦では少し結果が異なっています。けれども大差はないようです。(共働きママの方が負担に感じる割合がやや多い)
負担に感じるランキングは以下の通り。
1位 夕食
2位 お弁当作り
3位 朝食
4位 昼食
ランキングの結果は想定通りと言えばそんな感じですよね。
私の場合は今、弁当は作らないので、負担に感じるのは夕食ですね。
弁当を作っていたときなら、弁当作りが一番負担だったと思います。
昼食は、平日は家族が家にいないのでそもそもランキング外かも。
朝食は簡単な物しか作らないし、油汚れが少ないので後片付けはそれほど負担ではありません。
家族が出かけてしまえば一気に片付けてスッキリできるのもポイントかも。
一方で、夕食は単に準備が大変なだけではありません。家族が時間差で帰宅するからなかなか台所が片付かないことも原因です。
温め直したり細かい食材の一部を出したり細かな手間がけっこうあります。
最近は息子も大人なのでそれほどではありませんが、幼い時はいろいろたいへんです。妙な好き嫌いがあったりしますしね。
新聞記事によれば負担は夫の帰宅時間にかなり影響されるそうです。それは確かに言えているかも。
遅く帰宅する夫に食事の準備というのはかなり負担です。食べるか食べないかわからないと片付けもできません。
そうかといって帰宅時間を尋ねると負担になるのでいちいち聞くのもはばかられるときがありますよね。
負担の内訳は
「調理」
「献立を考えること」
が上位だったようです。
仕事をしてさらに帰宅しても家事が続くとなれば負担に感じるのは当然です。でも夕食作りが負担なのは専業主婦も同じです。
つまり調理やそれに関連する作業は誰にとっても負担なのですよね。
理由は、日本特有の完璧主義的な雰囲気にも一端があると私は考えます。
裏を返せば食が豊かであるともいえるのですが反面、主に主婦の負担が大きいと思います。
食事作りは頭を使うし体力も必要です。これが毎日続けば誰でも疲れてしまいます。テレビ、雑誌、その他のメディアから受ける「普通」のハードルが高いのです。
欧米あたりでは小学校で子供が「弁当持参」の場合、とてもシンプルなものしか持ってこないそうです。
ガラスのパイレックスのいつもの容器に、いつものパンとサラダ、ハム、チーズのようなごく簡単な物です。
ところが日本は違います。弁当は見せるものでもあります。凝っていれば凝っているほど子供に愛情をかけている証明の様な雰囲気があります。
日々の食事もそうです。毎日数品が食卓に並ばなければ主婦失格の様な暗黙の空気があります。
日々の夕食を簡単にするコツは、おそらく朝食の様なメニューを夕食にも取り入れることではないかと思います。