今時のお金持ちである「新富裕層」は、従来型のお金持ちである富裕層とは一転しているようです。今朝の日経新聞には富裕層のお金の使い方や価値観に変化が起きていることに触れられています。
新富裕層はどんな人たちか
新富裕層は次のような人たちに多く見られるそうです。
- スタートアップ企業家
- 副業家
- パワーカップル(共働き高所得者世帯)
など
富裕層の段階的目安や特徴とは
そもそも富裕層とか新富裕層といいますが、その基準はどんなものなのでしょうか。こちらの記事が参考になります。
上記の記事を書いているのは、評論家 加谷珪一(かや・けいいち)さんという方です。
評論家 加谷珪一(かや・けいいち)
東北大学卒業後、ビジネス誌記者、投資ファンド運用会社を経て独立。億単位の資産を運用する個人投資家でもある。『お金持ちの教科書』ほか著書多数。
このような著書を多数出版されているようです。
それによると富裕層とは資産が1億円以上の人たちを指すようです。詳細な目安としては以下のようになるようです。
- 超富裕層5億円以上
- 富裕層1億円以上5億円未満
- 準富裕層5千万円以上1億円未満
- アッパーマス層3千万円以上5,000万円未満
- マス層3,000万円未満
新富裕層が都市志向である理由
上記の記事によると、新富裕層は都市思考であることが挙げられています。
経済学者モレッティ氏は、イノベーションをもたらすような職種の仕事(たとえば先進的ネット企業のエンジニアなど)が一件あると、その地域のサービス業に五件の雇用が増えると指摘している。つまりイノベーションというものは、人との直接的な交流があってはじめて発展するものであり、人的な集約が欠かせないという主張である。
対して「従来型の富裕層とは地域に根ざし例えば地方などにも存続している方が多かった」ようです。ところが最近のお金持ちである新富裕層は、従来の特徴とは相当傾向が変わっているようです。
新富裕層は合理的で不動産に興味がない
その特徴としてドライで合理的である事が挙げられています。
次に、不動産業者に興味がないことが挙げられるそうです。従来型の富裕層のイメージはどんなものでしょうか。広い土地に大きなお屋敷、大きな車、見た目で圧倒されるような、とにかく大きいお屋敷で広いところに住んでいるイメージがあります。それに対して新富裕層は、広いお屋敷にも大きな車にも興味がないという特徴があるようです。
その代わり新富裕層は都市部に住み、例えば古いマンションをリノベーションして住むなど自分の価値観に出費を出すという特徴があるそうです。なんとその費用が数億円を上回るケースも珍しくないそう。
マンションそのものではなく、立地などに物理的以外の部分に価値を感じれば住むというような感じなのでしょうね。
新富裕層は車の所有に興味がない
また、「自分で車を所有すること」にも意味を持たないという特徴があるそうです。その代わり、新富裕層が興味を持つのはタクシーだそうです。なぜタクシーに興味を持つかといえば、
- 自分で運転しなくて良いこと
- 移動中に時間を有効活用できること
・・だそうです。それを受けるように Google は自動運転に多大な投資をしているということです。
新富裕層は人付き合いはするが、あっさりしている
次に人との付き合い方についても、新富裕層は従来型富裕層と異なるようです。人との付き合いは豊富ですが、その代わりあっさりとした付き合いで SNS などを通した交流も取り入れてると言われています。
新富裕層は無駄遣いをしない
新聞記事にも、新富裕層の特徴として
「日常生活は堅実で無駄遣いはしない。」
「金融商品への関心が高い」
「ネットを駆使した情報収集に積極的」
・・が挙げられています
新富裕層は情報を重視する
つまり、新富裕層にとって何より重要なのは、情報であるということでしょう。また、
「他人の価値観に振り回されたりしない」
という特徴もあります。
情報をいち早く収集し、正確な判断をすること。そして、あやふやな情報や曖昧な価値観に影響されないこと。このような確固とした価値観が、新富裕層の土台を築いているということですね。
さいごに
自分が進むべき道を参考にするとき、新富裕層と呼ばれる人たちの選択を知ることは参考になりますね。
この記事は音声認識入力で記入しました