今回は世界的には既に注目されているにもかかわらず、日本ではまだ摂取推奨が遅れている葉酸をとりあげている書籍を紹介します。
あなたの健康寿命は「葉酸」でのばせる(仮) - 脳梗塞、認知症を予防! - (ワニブックスPLUS新書)
これを読むと、日本は葉酸後進国だとわかります。
葉酸というのはビタミンの一種です。
その摂取の必要性の意識が諸外国と比較して低い様なのです。
実際、葉酸というのはサプリなどで見かけるくらいで、あまり目にすることはありません。
しいて言えばNHKの「ためしてガッテン」で紹介されたことがあるくらいのようです。
番組は2018年1月17日に「動脈硬化&認知症からカラダを守れ!」というタイトルで放送されたようです。
ここで取り上げられたのが葉酸なのです。
番組によれば葉酸について説明があります。
要約するとこういうことです。
- 葉酸はほうれん草、枝豆、レバーなどに多く含まれる。
- 多く摂取することで認知症や 脳卒中など様々な病気のリスクを下げる。
埼玉県のある自治体では、葉酸を積極的に摂取するプロジェクトを進めていて、血液中の悪玉物質(ホモシステイン)が減るなどの成果も出始めています。
そして埼玉県のある自治体というのは埼玉県坂戸市なのです。日本で唯一葉酸摂取を推奨している自治体なのです。
そのプロジェクトに関わっているのがこの書籍の著者である香川靖雄さんなのです。この方は女子栄養大学の副学長さんなのですね。
葉酸は一日400マイクログラムの摂取が望ましいらしいです。葉酸はレバー以外では主に色の濃い野菜に含まれるようです。
野菜を食べていても葉酸を意識して食べていなかったと気付きました。ちなみにその日の夕飯の時、朝から葉酸摂取が足りているかと意識して思い出してみました。
すると「しっかり野菜を食べている」つもりが全く足りていないと気付きました。その日はそれでもしっかり食べたつもりでした。
具体的にはその時点で葉酸摂取は半分くらいだと気付きました。それであわてて野菜を足しました。
もちろん、野菜をただ食べるのではなく、ビタミンが吸収されるために適度な質の良い油なども必要です。
翌日から野菜の買い方の意識を変えたのは言うまでもありません。