マンガでわかる! マッキンゼー式ロジカルシンキング (まんがでわかるシリーズ)
これは、ベストセラー書籍である「ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」の要点をまとめた本だと思われます。マンガが豊富なので、「一応は」気軽に読めます。ロジカルシンキングの概要を把握できる本です。
内容(「BOOK」データベースより)
企画を通したことのない“ダメ社員”桃子が「A4メモ書き」で大変身!ビジネスに使われる論理思考がマンガでよくわかる!営業、企画、プレゼン、仕事が10倍うまくいく!世界標準の思考整理術!
アマゾン商品紹介より
「ゼロ秒思考思考〜」の方は2015年に読んだのですが、すっかり忘れているので(今回紹介する本)今回改めて「ロジカルシンキング~」の方を買ってみました。
(概要)
A4の紙に1件1ページで書く。 ゆっくり時間をかけるのではなく、1ページを1分以内にさっと書く。 毎日10ページ書き、フォルダに投げ込んで瞬時に整理する。
~中略~
マッキンゼーのプログラムでも十分に教えていない、最も基本的な「考える力」を鍛えられる。深く考えることができるだけでなく、「ゼロ秒思考」と言える究極のレベルに近づける。 商品の説明をすべて表示する
行動編という書籍も出ていたのですね。気付きませんでした。
書籍マンガでわかる! マッキンゼー式ロジカルシンキング (まんがでわかるシリーズ)
によれば、 ロジカルシンキングとは相手に「なるほど」と言ってもらうことだそうです。
流れはこんな感じですね。
現状
↓
分析・整理
↓
思考(既成概念にとらわれない)
↓
実行
↓
成果
ロジカルシンキング自体は特別なことではないけれど、「実は多くができていない」ということです。
ロジカルシンキングが身に付けば、例えば仕事では成果を上げられます。けれどもそれだけが目的ではないのですね。
つまりは身の回りに起こる全てのことも、同じパターンで解決できるということです。
特に、何か意識して思考のパターンを整理しなければ私たちの頭の中はぐちゃぐちゃになります。
けれども
現状
↓
分析・整理
↓
思考(既成概念にとらわれない)
の部分に、マッキンゼー式を取り入れることで整理されるということですね。この流れが明確な結果に向かって動きだすわけです。
書籍では
- A4メモ書き
- マトリックスに記入
で頭の中を整理する手法が紹介されています。
私は2015年に「ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング
」の本を買った時に、この2つを試したことがあります。ですが実は続きませんでした。
確かに書いてあることはシンプルです。ですがそれを実際の行動に落としこみ実践までつなげるところで途切れてしまうわけです。
だからこそ、再チャレンジしようと思ったのがシリーズ本購入のきっかけです。
さらに私の中で難しいと感じるのはマトリックスへの記入です。
マトリックスへの記入は書籍などではよく見かけるし、様々な書籍が出ています。ですがいつも初めのところで手が止まります。
何が難しいかと言いますと、マトリックスの縦軸と横軸を書くところなのです。マトリックスによる図ができれば、ある意味9割は整理され、結論に近づいているのではないでしょうか。
マトリックス図を書くところで挫折したため、今だに活用できていないというのが現状です。一方でマトリックスが書けないということは、そもそものスタートに穴があるということなのでしょう。
これはもう一度よく読んで内容を整理し直してみる必要がありそうです。内容自体を理解しても、それを実際に自分の事例に置き換え活用することは一筋縄ではいかないと感じるのが正直な印象です。
それはそうですよね。あのマッキンゼー直伝なのですから、そう誰もが簡単に使いこなすことが出来たら、誰も苦労しません。
簡単なことは難しく、難しい事は簡単だということなのでしょう。
だからこそこのように「簡単だけれど難しい」内容こそ「マンガでわかる! マッキンゼー式ロジカルシンキング (まんがでわかるシリーズ)」シリーズのように概要を大きく把握して俯瞰することが重要だと思えます。
マンガで補足してあるような本は、本当に重要なエッセンスが凝縮されています。だからこそ「マンガで書いてあるから」とバカにせず読み込むことが必要だと感じました。