お金に関する書籍が多数出版されています。ですが多くが「どうすればお金を増やせるか。」に視点を置いた本です。
- 「どうすれば損をしないか」
- 少しだけゆとりのある生活を続けるためには、どうすればいいか
- 資産を目減りさせないために注意する事は
- 若い世代(20~40代)でも必要なこと
- 年金に無頓着だった
- 複数意見の情報収集を怠らない
- さいごに
「どうすれば損をしないか」
一方で、この本が目に入ったのには理由があります。それは
「どうすればお金が儲かるか」
ではなく
「 どうすれば損をしないか」
に視点を置いた本だと知ったからです。
「子供に、大手携帯電話会社のプランを使わせてはいけない」という項目に納得。「親が子供に教えなくてはいけないこと」とは。「何でも買い与えてそろっていたら、子供に工夫する気持ちは育たない。携帯は~安くて一番不便なものを」等。大切なことに気付かせてくれる本。 https://t.co/aPMIg1TtFy
— ちゃくま@簡単に暮らせ (@chakuma_kurase) 2019年3月25日
少しだけゆとりのある生活を続けるためには、どうすればいいか
考えてみれば私たち庶民は、一攫千金とか、「預金を劇的に増やす」などとは思っていません。「ただ少しだけ、ゆとりのある生活を続けるにはどうしたらいいのか。」そうしたささやかなことです。
ほどほどのゆとりを獲得しつつの「身の丈にあった現実的な暮らし」をすることを望んでいます。とはいえ、お金の心配をしながら老後暮らしをしたくはありません。
気になった項目『「長期投資」などという言葉に、騙されてはいけない」。『「長期投資」は売る側に都合のいい言葉』。「バブル崩壊後の日本では、投資商品も~傾向として右肩下がり~」。このようなアドバイスは希少。・・投資は理解&納得した取り組みが必要ですね。 https://t.co/aPMIg1TtFy
— ちゃくま@簡単に暮らせ (@chakuma_kurase) 2019年3月25日
アマゾン(払ってはいけない 資産を減らす50の悪習慣 (新潮新書))
そのためにはどうすればいいのか。
今、現役世代である現状では、ほどほどの暮らしをすることができています。けれども、現役を退いた後もそれが続くとは限りません。
資産を目減りさせないために注意する事は
そんな時に必要になるのは、現在の資産を目減りさせないことです。 もちろん若い世代であれば、試行錯誤の結果、「劇的に資産を増やす」といったことを考える方もいるかもしれません。
一方で私のような50代に突入した夫婦にとっては、リタイヤ後の生活が目前となっています。そうした時に重要なことがあります。 それは現在の資産を目減りさせないことです。
ところが世間一般の情報では「何が何でも投資をしなければならない」と煽るられるような空気があります。 もちろん実際に ある程度のところは必要です。
一方で、決して焦ってはいけないということです。そうした時に重要になるのは、知っていることと知らないことを明確にすることです。
若い世代(20~40代)でも必要なこと
こちらの本は、主に私のような50代くらいの人間が、最低限知っておかなくてはならない基本の知識を短時間でするのに大変有用な本です。
もちろん、こうしたことは50代以前の世代、つまり20代から40代の世代の方であっても知っておくことは必要です。
年金に無頓着だった
私はつい最近まで、年金という言葉には無頓着でいました。ところが50代になって急に年金というキーワードに敏感になりました。
割と最近まで「なんとかなる」というように楽観的な気持ちがなかったと言えば嘘があります。
もちろん、家計を預かる主婦として、それなりに尽力はしてきました。一方で単に無駄を出さないだけでは、うっかりすると損を出してしまうことだってあり得ます。そういう時代なのです。
そこでこの本に書いてある「損をしない秘訣」と同時に「すこしのゆとり」を生み出す種も撒いておかなくてはなりません。
複数意見の情報収集を怠らない
そのためには当然ですが、複数の本を読み比べて、常に情報収集を怠らないことが不可欠ですね。反対意見の書籍を合わせて読む事です。
夫はリタイヤまであと少し時間があります。一方でもう10年を切っています。ということは国の制度をよく理解し情報収集をする。こうしたことが不可欠です。
こうしたタイミングにおいて、庶民目線で分かりやすく書いてくださる本をチェックすることは非常に有用です。
さいごに
なにはともあれ、国の制度なども刻一刻変化します。 ですから情報をこまめにチェックして取り逃がしのないようにすることが必要ですね。
こちらの本は新書ですから、文章量も少なく、手軽に読むことができます。 こうした情報は一度得ても忘れやすいものです。ですから、いつも手元において確認するというような利用の仕方が必要だと思います。