簡単に暮らせ

ちゃくまのブログ。女性ミニマリスト。合理的な家事、少ない服で暮らす、家計管理、お金、捨て作業のコツ。好きな事をして生きる暮らしの追及

全文無料公開・書評・書籍『しょぼい企業で生きていく』noteで2019/4/20までされているので読んでみた。



こんにちは ちゃくまです。このブログは暮らしに関することをつづっています。

・ミニマリスト的な暮らし方 ・家事を簡単にする工夫 ・お金に関する管理方法(筆者はFPです) ・世間に惑わされない生き方 ・・など。お役に立てたらうれしいです。

「しょぼい企業で生きていく」というタイトルの書籍がnoteで全文無料公開されていますので読んでみました。

 

note.mu

 

ただし、電子書籍ではありませんので、全文、横書きです。

 

「今、全体のどの部分を読んでいるか?」とか、

「読み始める前に目次から部分に飛んで読みたい。」

というような読み方はできないみたいです。

 

その辺は無料ですので、仕方ないですね。 

ただし、アマゾンのKindle電子書籍のサンプルページをダウンロードすれば目次や書籍の概要がわかります。

 

私も早速、読む前にアマゾンkindleのサンプルページをダウンロードしてみました。

 

しょぼい起業で生きていく

しょぼい起業で生きていく

 

 全文を読み始める前に、Kindleの目次で全体の概要を頭に入れてから読み進めると効率が良いと思われます。

 

さて、私がこの書籍(全文無料公開分)を読んで真っ先に思い出した書籍があります。それはこの本です。

 ↓

漫画 君たちはどう生きるか

 

 といえば、おそらく「はあ?」という反応が出ることでしょう。実は私、少し前にこの本に関する記事を書いたことがあるんです。

 

www.kurase.com

  

漫画 君たちはどう生きるか という本は、世間一般的には多分、道徳的な読み物に位置付けで把握されています。けれども私、読んだ時何か違うにおいをかんじました。

するとしばらくして、「におい」の原因がわかったんです。それは、「君たちは~」は「資本論入門なのではないか。」という説です。

実際は「君たちは~」は確かに道徳的なエピソードが盛り込まれています。ですが、重要な部分があるんです。

それは、浦川君家は、自宅で商売をしているので、富める状態ではないけれど、住む場所と食べるものという生きるために最低限必要なものを確保できている」という部分です。

確かに浦川君の一家は家内工業を営んで暮らしを立てているけれど、若い衆たちは、自分の労力の他に、なに一つ生計をたててゆくもとでをもっていない。

それに対して、労働者である「若い衆」は毎日必死に働いていても、いざというときの住む場所と食べ物を確保しにくい状態にあります。あるのは労働力だけです。

書籍 しょぼい起業で生きていくが伝えようとしていることも、要は同じ事なんだと思うんです。それがこの本を読んだ率直な感想です。

つまり、しょぼい起業でも、雇われて労働力を切り売りしている限りは、いつまでたってもどんなに働いても本当の意味の「安定」を手に入れることはできないということです。

つまり しょぼい起業で生きていくが伝えたいのは、どんなにステイタスが高いかに見えても、サラリーマン、ウーマンでいる限りは漫画 君たちはどう生きるかに出てきた労働者(若い衆)と変わりないということです。

ところがたとえ「しょぼい」起業であっても、イチ労働者ではなく、資本家の立ち位置にあることで、様々な真の意味での安定を確保できるということですね。

ところがおそらく、そういうことをすんなり気付ける人は少ないのではないかと思われます。

理由は、私たちの多くが、ステイタスというまやかしの権威づけに、まどわされているからです。

例えば丸の内とか霞が関に勤務する官僚やサラリーマン、ウーマンと、東京でも千葉でも埼玉でももっと地方でもどこでも良いのですが、例えば自宅兼店舗で商売を成り立たせている人とでは雲泥の差があるということです。

霞が関や丸の内の官僚やサラリーマン、ウーマンは、たとえ東大卒であってもイチ労働者です。一方でどんなに小さくても自身で商いをしている店主は資本家のポジションです。

見た目のイメージや難易度からすれば、確かに霞が関や丸の内の官僚やサラリーマン、ウーマンは高いのかもしれません。

けれども、これらの方はどんなに格好が良くても、東大卒でも、労働者でしかないんです。

しょぼい起業で生きていくが伝えようとしたことも、要はそういう事ではないかと解釈しました。

つまり、非常に重要な気付きを与えてくれる本だという事です。私たちが生きる上で根本的なこと、それは雇われた労働者として生きるのか、それとも自分が主体の資本家として生きるのかということです。

多くの人は私を含め、これまで雇われる生き方しかできないと思い込んでいます。けれどもそれは錯覚であるということです。

確かに巨大な資本家は、「雇われなければ生きていけない」と錯覚してくれた方が都合がいいわけです。その思い込みを外すのは並大抵ではありません。

後は、この本を読んで、「思い込み」に気付き、それをどう行動に活かすのかという点にあるのですね。

 良い気付きを得ました。