結局のところ、私たちが求めるのは
「ごきげんな暮らし」
です。
けれども現実はもやもやな気持ちが「ごきげん」をはばみます。
いったい、どうすれば「もやもや」を晴らすことができるのでしょうか。
今回は、部屋の片づけと家事を中心に、漠然としたもやもやを晴らす方法が書かれた本を紹介します。
この本をおすすめしたい人
この本をおすすめしたいのは、こんな方です。
- 毎日が、ふしあわせというわけではない。でももやもやした気分がある。
- そこそこに楽しい事や嬉しい事はある。でも、もやもやがやってきてしまう事にとまどっている。
- 原因のはっきりしないもやもやが、「ごきげん」をはばんでいる気がする。

部屋が片づかない、家事が回らない、人間関係がうまくいかない 暮らしの「もやもや」整理術
- 作者: 松尾たいこ
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2018/09/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本を読んで得られること
暮らしのもやもやの原因である
- 片付け
- 人間関係
- 家事
に対する
- 具体的な実践方法
- 心の持ち方
を知ることができます。特徴的なのは、一切むずかしいことや、「意識高い」ハードルはないことです。
誰にでも、すぐに実践できることが中心です。
この本を読むときに注意したいこと
一般的な片付けの本とは違います。教科書みたいなノウハウではなく等身大で、著者の経験から「うまくいった方法やコツ」を伝授する本です。
例えば極端な汚部屋であるとか、大掛かりな片付け方などの本とは、目的が違います。ですので、そうした内容を求める場合は注意が必要です。
この本の文章量と読みやすさ
率直で読みやすい。知り合いのお姉さんが「こうすると、いいよ。」とアドバイスしてくれる感じです。
すぐに実践したいと感じたこと
- 革靴の手入れにワセリンを使ってみる
- 心にない同意をしないこと
- シンプルイズベストにこだわらないこと
- 嫌な家事は習慣化してしまうということ
- 革靴の手入れを、ワセリンでできるのは新情報です。半端に残っているワセリンがあるので、それを活用するのに良さそうです。
- 心にない同意をしない。それで思い当たったことがあります。例えば、社交辞令の「今度会いましょう。」みたいな言い方をするのは避けようと思います。
- シンプルで何もない空間。そうしたイマドキ、の空間だけが「ベスト」とは限らないと気付きました。著者のインテリアやファッションのように、カラフルな暮らしも魅力があります。
- 「嫌なことほど、しっかり向き合う」方が、解決を見るわけですね。例えば私の場合は、「歯科医院に通う事」がそれにあたります。確かに思い切って定期健診を真面目に受けるようにしたら、かえって不安も不具合もなくなりました。
目からウロコだったこと
著者が50代ということに驚き
著者が50代だということです。この本を読んでいて、てっきり30代くらいの方かと思っていましたので、驚きました。
もちろん、書籍に掲載されてる姿が若々しいということもあります。でもそれだけではありません。それ以上に感じたのは、文章から受ける内面の若さです。やはり、常に「美」にかかわっていると、内面から若さがみなぎるのだと痛感しました。
料理が苦手ということ
料理が苦手だとの箇所があります。ブログでは著者なりのおすすめメニューが好評だそうです。
女性の場合、なぜか料理が苦手だというだけで、上から目線の空気が周囲に流れることがあります。
得意不得意は誰にでもあり、それはたまたま。それでも著者なりに、出来る範囲で料理を楽しんでおられます。
「食わず嫌い」同様に、苦手と嫌いは違いますから、著者のように楽しむ姿勢は大事ですね。
こうした姿勢の積み重ねが、「もやもや」しない秘訣なのではないでしょうか。
まとめ
私たちが求めるのは「ごきげん」な暮らしです。
けれどもはっきりしない「もやもや」がそれをはばみます。
この本を読む事で、等身大ですぐに実践できる
- 片付け
- 人間関係
- 家事
を解決するヒントが見えます。
この3点がうまくいけば漠然としたもやもやも解消できるのです。
すぐに実践したいと感じたのは
- 革靴の手入れにワセリンを使ってみる
- 心にない同意をしないこと
- シンプルイズベストにこだわらないこと
- 嫌な家事は習慣化してしまうということ
です。
目からウロコだったのは、著者が50代だということです。
また、苦手な料理も食わず嫌いにならず、できる範囲で楽しんでおられます。
こうした姿勢の積み重ねが、「もやもや」しない秘訣なのではないでしょうか。
文章から受ける印象が若々しかったので、てっきり30代くらいかと思って読んでいました。若々しさの理由はおそらく、常に美に携わり、もやもやを都度、解決している結果なのだと痛感しました。