今回は、労力ゼロで出来る節約の1つとして保険の見直しの話をします。
ちなみに、私は「めんどうくさい節約」は一切やりません。
そのような節約は労力が必要ということ。
つまり「めんどうくさい節約」とは
「めんどう→労力を使っている」
わけですから、真の節約とはいえないのです。
言ってみれば労働の対価と同じなんです。
では、どういう節約がいいのか。
おすすめする節約とは、
一度設定すれば、あとは自動的に何もしないでも延々と節約になる方法です。
「そんなうまい話、あるの?」
と思いますか?
あるんです。
それが保険の見直しです。
過剰な保険の見直しをする
入り過ぎている保険を減額したり、解約したり、もっと安い保険に入りなおすなどをしましょう。
※ただし注意点があります。だいぶ前(利回りが高い時期)に加入した終身保険や個人年金は、利回りが高いことが多いので、解約はしない方が良いケースが多いのです。その点は注意して下さい。
減額の方法ですが、見直しをしたうえで必要保障額を考慮した上で土台になる方法としてまずは2つの方法があります。
払済み保険にする
保険料の払い込みを中止して、解約返戻金を元に保険金額を減額する方法です。(払済保険)
これを活用すると、保険期間は変わらずに保険を維持できます。しかも解約返戻金を保険料にあてるので、以後、保険料を払う必要がなくなります。
ただし保険金額が減額されることと、特約は消滅します。
延長保険にする
保険料の払い込みを中止して、解約返戻金を元に保険金額はそのままで保険期間を短くする方法です。
これを活用すると、上記の払い済み保険同様に、以後の保険料の支払いが不要になります。(解約返戻金をあてている)
ただし保険期間が短くなることと、特約は消滅します。
払済保険と延長保険の違い
払済保険と延長保険の違いは、保険料を減額するか、保険期間を短くするかの違いです。
- 払済保険→保険料を減らす
- 延長保険→保険期間を短くする
- 両者共通・・解約返戻金を以後の保険料にあてる、特約は消滅する
特約が消滅するのは不安ですか?
特約が消滅することで、本来の柱になっている保険が明確になります。
仮に特約でどうしても欲しい保障がある場合は別途、入りなおせばいいだけです。
ただしその場合、必要な保障額をあらためて計算して、入り過ぎないようにします。
いろいろな特約がくっついていると、保険が安いのか高いのか、妥当なのか入りすぎかもわからなくなります。幕の内弁当が必ずしも特というわけではないんです。
自分が食べたいものを確実に選んだ方が、満足度が高くなります。安いからと言っていらないおかずが入っている幕の内弁当は、結局食べ残しをしたりするので損なんです。
様々な保障制度の存在を知る
一般に、日本人は保険に入り過ぎだと言われています。
とはいえ「なにかあったらどうするの?」と不安になる気持ちはわかります。
けれども実は、日本という国はけっこうすごいんです。
というのも、「何かあった時」のシステムが用意されているんです。
医療費がかかり過ぎた時は高額医療費支給制度がある
考えておくなら差額ベッド代
例えば医療費がかかり過ぎた時は、高額医療費支給制度があります。
自己負担を考慮しなければならないのは、差額ベッド代部分と考えればいいんです。
医療保険を過信しない
その他、医療保険に入ったから安心・・と思っていますが、案外見落としがちなのは入院日数です。
長く入院した場合に備えて医療保険に入ったつもりが、日数制限を超えていたので結局超えた部分は保障対象外・・という本末転倒なことはあります。実はこれ、実際に私が経験した事です。
一方で「じゃあ、もっと長い保障が必要」とも言えません。なぜなら、確率と頻度はかなり少ないからです。
あるかないかわからない、確率の低い事に大金を投じるよりも貯蓄をしっかりする方が確実とも言えます。
住宅ローンを払っている人は、基本的に生命保険は最低限で良い
また、住宅ローンを払っている場合は、たいていの意場合団信に加入しています。この場合、例えば旦那さんに万が一のことがあった場合は支払いが免除されます。だから住宅ローンの支払いに不安を感じて生命保険に過剰に入る必要はありません。
年金制度から支給される保障がある
このブログを読んでいる方の多くはサラリーマン、ウーマン世帯と思います。その場合、半自動的に厚生年金に加入していますよね。
ですので、万が一だんな様に何かあっても、遺族厚生年金が支給されます。
定期的に保険を見直す
保険は一度入ると入りっぱなしの人が多いようです。
けれども状況や考えが変わる事は良くあります。
「将来の不安」は誰しもありますよね。
ですが公的機関から支給される保障などを知らずにいると、無用に無駄な保険に入りっぱなしになってしまうことがあります。
ですのでまずは、こうした制度を知ることも必要です。
同時に、保険は定期的に見直して必要に応じて見直しが必要ですね。
結果として、少しの労力で自動的に節約ができることになります。