現在なんとなくの不安感や、自由に行動できない歯がゆさに、少なからずのストレスを感じている方が多いのではないでしょうか。
もちろん、私も例外ではありません。けれども、こういう時こそ喜びの沸点を通常よりも低くすることで、乗り切ることができるのではないかと思いました。
例えば、通常ですと今の時期は休日であれば、旅行に出かけたりレジャーを楽しんだり、買い物に出かけたり、友人達と集まって交流を楽しむといったことが主流だったと思います。
もちろん、こうした行為は有意義なのですが、現状では、難しくなっている実情です。
そこで、これまで当たり前だったことが、できなくなったことに終始していると、ますます、落ち着かない気持ちになってしまいます。
従来は、とにかく行動すること、つまりアクティブに活動することが全てにおいて好転させると言われてきました。
ところが現状は、季節であれば冬です。ある見方をすればそれ以上であり、私たちにとって未知の世界にあるともいえます。
先行きがわからず、真相がわからないことほど私たちを不安にさせる事はありません。
ところが一方で、ある場面は、以前とは変わらない状態も存在しています。
例えば、桜の開花時期にはいつもの通り桜が咲きましたし、道端のわずかな空間にはタンポポが咲き、空を見上げればこれまでと変わらず、スズメなどの野鳥が飛んでいます。
また、(人が多く集まるようなところはもちろん注意しなければなりませんが、それほど人が多くない場所を選んで)軽く散歩するような事は可能です。
また、水道をひねれば、世界一安全だと言われている水道水がふんだんに出てきます。
またスイッチを入れれば、何の問題もなく、電気がつきます。
お風呂に入ろうと思えば、ガスで温かいお湯が沸きます。
こうした生活は今も健在です。
こうした一見当たり前で意識しないような恩恵も、喜びの沸点を低くすることで「いかにめぐまれているか」が見えます。
世の中は、「絶望のような気持ちになることばかりではない」と気がつきます。
プラスの面に注目してもキリがありませんが、同じくマイナスの面に注目してもキリがありません。もちろん、でき得る限りの対策と注意は、現実問題として実行はしなくてはなりませんが、肝心なのは、それを受け止める自分の気持ちなんですよね。
過剰な不安や恐怖心は、一説によると免疫を低下させると言われています。
それよりも、これまで見過ごしていた小さな喜びに目を向ければ、今のような状態でも物事をプラスに見る世界が広がります。
そうすると結果として、その感情が過剰な不安や恐怖心を抑制し、免疫などにも少なからず影響を与えるのではないかと自分では思っています。
よく言われる例えとして、「水がもう半分しかない」と思うかもしくは「水がまだ半分ある」と考えるかで同じ状態でも物事の捉え方が全く変わるといえます。
喜びの沸点を低くして暮らす着眼点も、「同じかも・・」と思いました。これから先は未知ですが、可能な限りプラスの面に注目することを忘れないようにしたいです。
同時に、可能な予防対策も忘れないで実践したいと思います。
おすすめ記事