最近、モヤモヤという言葉を使いましたか?
もしそうなら、今後一切、「モヤモヤ」と言わないことをおすすめします。
理由は簡単です。
モヤモヤという言葉は、いくら使っても何も解決しないからです。
それどころかどんどん、深みにはまります。
反対に、モヤモヤという言葉を一切使うのをやめれば、モヤモヤは霧が晴れるように好転します。
同時に心のモヤモヤは、なくすことが可能です。
代わりに必要なことがあります。
「モヤモヤ」を全て具体的な言葉に置き換えることです。
モヤモヤとは「漠然としたネガティブな心」のことです。
とりあえず、1枚の紙とペン用意します。
そして1番上に「モヤモヤ」と書いてください。
次に感じているモヤモヤの中身を、具体的に書き出します。
例えば、毎朝の食事の支度についてあなたがモヤモヤを感じているとし
ます。
この場合対、こんな風に言ってしまいたくなりませんか。
「食事の支度にモヤモヤする。」
このときもモヤモヤすると言う表現を使わないようにします。
かわりに、具体的にモヤモヤの内訳をつらつらと書いていきましょう。
例
- 朝の時間が足りない
- 眠気が残っているのに朝食の支度をするのが辛い
- 家族全員の分の食事の支度を、自分だけがしなくていけないのが腑に落ちない
- 朝食のメニューを考えるのが辛い
例えばこんなふうに、思いつくことをすべて書き出していきます。
誰に見せるものでもありませんので、とにかく思いつくままに全部書きます。
もう、「出てこない」と思うまで書き尽くします。
次に先程書いたことを次の2つに分類します。
- 自分で改善可能なこと
- 自分では改善不可能なこと
次に自分で改善可能なことについて注目します。
例えば、
「朝の眠気が残っているのに、朝食の支度支度をするのが辛い」
という原因があったとします。
眠気は自分の問題です。
なので自分でしか解決できません。
他人が解決することはできません。
この場合、例えば次のような原因が考えられます。
「寝るのが遅い」
とすれば、
「夜もう少し早く寝るためにはどうしたらいいか」
と考えることが改善策として見えてきます。
もう一つの例は、
「朝食のメニューを考えるのが辛い。」
とだとします。
考えられる方法は、例えば次のようなものがあります。
例
- ワンパターンのメニューにする
- 日替わりでメニューを決める
- 前の晩に朝食を用意する
つまり心のモヤモヤとは、
「何らかの問題を具体的に改善しないまま放置している状態」
ともいえますね。
いっぽうで自分では解決できなモヤモヤもあります。
例えば
「コロナウィルスはいつ、終息するのか?」
といった問題です。
いっぽうで
「コロナウィルスに自分が感染しないためにできること」
は実行可能です。
コロナウィルスの終息を、自分が解決することはできませんが、感染しないための努力をすることはできます。
どんなモヤモヤであっても
- 「自分ができること」
- 「自分ができないこと」
の2種類しかないのです。
ですのでまずは、
「自分が実行可能なこと」
を徹底して実行する事から始めればいいですよね。
そして意地でも「モヤモヤ」という言葉を二度と口にしない、使わない事です。
また、モヤモヤという表現は、若い人が「ムカつく」「ヤバい」などの言葉で何でも表現してしまうことと似ています。
いい歳をした大人が「ムカつく」「ヤバい」というのはあまりに子供じみています。
だけど実は最近は「モヤモヤ」という表現を乱用することで、それらとたいして変わらないことをやってしまっているんです。
モヤモヤという言葉を使えば使うほどに、心はネガティブな思いに支配されます。
理由はその言葉を使っても、一歩も前に進めないからです。
それよりも重要なことがあります。
それは現状の自分を直視して逃げないことです。
もちろん、現実を直視した場合、どうにも自分が思う様な結果にならないこともあります。けれどもその現実は変わりません。
どのみち、現実が変わらないのですから
「だったら代わりに実行可能な対策や代替案」
を考えることはできます。
モヤモヤという言葉に逃げていれば、いつまでもそうした実行可能な代替案をスタートできません。
モヤモヤを捨て去れば、スタートも早くなります。
そのためにはモヤモヤという言葉を、全て具体的かつ現実的な言葉に全て置き換えましょう。
そうすれば、今自分が何をすべきなのか、が明るみになります。
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