はじめに
「なかなかお金が貯まらない。」
そんな悩みがある方は、貯まる人が何の支出削減を意識しているか知ることが良いでしょう。具体的には5つの大きな支出の見直しです。
今から紹介する、大きな5つの支出を見直すことで、効率よく無駄を省き結果として「お金が貯まる人」になることができます。
5つの大きな支出を見直す
①スマホ関連費
端末と通信は別購入がシンプル
スマホはなくてはならない必需品です。一方で、使い方次第では大幅なコスト削減が可能です。うらを返せば何も工夫をしない場合、多大な支出となります。
スマホに伴う支出は主に
- 端末購入費
- 通信費
の2つに分かれます。それぞれのコストを減らすことで大幅な節約が実現します。
これらの支出はそれぞれ個別に行われるケースのほか、契約内容によっては、併用する契約のタイプもあります。
どちらが良いかはケースバイケースですが、端末と通信費のセット販売の契約の場合、内訳が分かりにくく、結局安いのか高いのかがわかりにくくなることがあります。
利用する場合は、端末と通信費それぞれの内訳を確認して比較しましょう。
一番シンプルは方法は、端末を新品でiPhoneを使う場合、端末はアップルから直接買い、通信契約は別途格安SIMで契約することです。
このようにすると、端末はほぼ、業界最安値で購入できますし(記事執筆時点)端末の保証、安全性、などまちがいありません。
通信契約も明瞭になるため、比較がしやすくなります。
キャリア契約のコスト例
キャリアも最近は以前と比較して割安なプランが出ました。とはいえそれでもまだ、格安SIMのほうが割安です。
なにがなんでも24時間安定した通信が必要、ということにこだわらなければ、多大な節約が可能です。
例えばキャリア契約で平均月額料金は、「通信費、通話、端末代」の月額合計平均は、大手3キャリアで約9,500円と言われています。
最近はiPhone端末が高額ですから、通信費部分が割高なのに加えて、端末代も高騰する傾向にあります。
格安SIM契約例
一方で筆者の場合の例を挙げましょう。
格安SIMで契約しているので、通信費と通話で月額1600円くらいです。
端末は先日新たに購入したばかりですが、iPhoneSE第3世代新品をアップルから買いました。iPhoneを使っても上位機種にこだわらなければ、必要な機能を使いつつ低コストが可能です。
端末代は62,800円なので、4~5年の使用を見こんだ場合、5年使用のスマホのコストは「通信費、通話、端末代」の月額合計は、2,700円くらいです。
キャリアと格安SIM(アップル端末購入)とのコスト比較例
先ほどお話しした、大手3キャリア利用平均「通信費、通話、端末代」の月額合計平均はで約9,500円と比較するとその差額はなんと月額6,800円です。
1年で81,600円の差額となり、
10年で816,000円の差額となります。
さらに夫婦2人分なら1,632,000円の差額となり、
家族4人分なら3,264,000円もの差額となります。
「みんな使っているから」
という安易な選択が、いかにお金を消費しているかおわかりでしょう。
裏を返せば、
- iPhoneを使う、
- 必要な分だけ通信契約をする、
- 必要な機能のiPhoneを使う。
という条件を満たしつつも大幅な節約ができるということです。節約ができるということは「お金が貯まる」と同意義です。
②車両関係費
自動車は必要な方もいますが、手放せることが可能な方もいるでしょう。
- 首都圏住まい
- 交通機関が充実
- 子供、高齢者がいない
- 趣味が自動車ではない
- めったに自家用車に乗っていない
このような方は自動車を手放す余地がありです。自動車は多大な費用を必要とします。
自動車を手放すと多大な費用が浮きます。その分を貯蓄や投資、必要な支出に回すことができます。
③保険
なんとなく保険に入りそのままになっていることは多いものです。保険は自動車保険、最低限の火災保険以外、不要です。
医療保険も収入が少ない時期に一時はいることはあるかもしれませんが、変な話元を取ることはほぼできないと考えたほうがいいです。
それよりも貯蓄をしっかりしておけば預貯金は何にでも使えますが保険は保険金としてしか返ってきません。掛け捨てなら機会がなければかえって来ません。機会がなかったのはいことですが、お金は消えます。
生命保険はバブル期なら入る余地があるものもありましたが、今はそういう時代ではありません。
年に一度は見直しをして余計な保険は整理しましょう。
④住居費
住まいは一度そこに拠点を置くと、必ずお金が出ていきます。一時的な感情で割高なところに住むと、持ち家、賃貸どちらも家計を圧迫します。
筆者は結婚した直後、家賃が安いところに引っ越したことがあります。引っ越した直後、
「やりすぎたかな(節約)」
と激しく後悔しました。ところが実際に入居してみると、室内はきれいに手直しされていたし、家具を置くと最初のイメージより良くなりました。
そして日当たりがよく、利便性もあり、以前より古いけれど実は住みやすいことに気づきました。
難点は古いことと、3階エレベータなしという点でしたが、おかげでそこに住んだ3年で結婚初期でもお金を貯めることができました。
一方でその住まいの2つ後に新築戸建てを購入しました。(そのあと夫の転勤で数年後に売却)はじめは感激しましたが1週間で慣れました。
つまり、住まいは良いも悪いも慣れるものなのです。つまり一時の感情で高い住まいに住むとそれが家計を圧迫するということです。
裏を返せば割安な家賃などの住居費であればお金は貯まるということです。家賃も住宅ローンも一度住むと、引っ越しや売却をしない限りずっと変わりません。
違和感を感じたら思い切って引っ越しや売却もありなのです。
⑤教育費
教育費は、かけようと思えば無限にかけることができます。同じくらいにかけなければ、基本の公立の学費だけです。
ただし公立でも部活がありますから、想像以上に出費はあります。
塾や習い事、受験、などが加わればどんどん教育費が増えます。わが子に十分な教育を受けさせたいとはだれもが思います。
けれども分不相応に富裕層の教育費のかけ方を参考にしてはいけません。
一見、自分たちと同じような世帯に見えても隠れ「親リッチ」がいるので注意しましょう。
どこまで子供に教育費をかけるかですが、要は新NISAなどの投資と考え方は同じなのです。
「元本保証」はなく、「元本割れ」は十分あるのです。「元本割れ」の目安はあります。
それは、自分たち親二人と、祖父母親戚など血のつながった人たちの傾向を上回る確率は多くありません。悲しいですがそうした現実を踏まえることも大事です。
まとめ
さいごに
今回は「お金が貯まる人」が実践しているのは5つの大きな支出のコスト削減だった・・という話をしました。
5つの大きな支出を見直す
①スマホ関連費
②車両関係費
③保険
④住居費
⑤教育費
が大きなコストです。参考になればさいわいです。