はじめに
今回は50代や60代の人が、ケガに遭わないためのヒントを知っていただければさいわいです。
1・マルチタスクがケガの元
マルチタスクとは並行作業のことです。
例えば洗濯機を回しながら、掃除機をかけるなどです。
このくらいはだれでも無意識にマルチタスクをやりますが、時間効率をしすぎて詰め込むとケガのもとです。
作業のほか、予定も一日に詰め込むと結果マルチタスクになります。
頭の中で考えることが増えるため、作業をマルチタスクしていなくても、脳内で思考が同時進行になり結果マルチタスクになります。
例えば午前中に病院、午後から美容院、帰宅して夕方宅配荷物を受け取る・・など予定を些細なことでも並行しないようにします。
「その程度のマルチタスクがダメなの!?」
と思うかもしれませんが、要は自分のキャパの下を意識するということです。
普段、5の予定を一日に入れている人は3くらいにしてみる。
3の予定を入れる人は1くらいにしてみるイメージです。
2・時間にゆとりを持たせる
予定がある場合、時間の余裕をもって出れば、あわてずにすみます。当たり前のことみたいですが、意外とそうでもないケースは多々見受けられます。
このくらいの余裕を持てば、いくら何でもめったなことでは遅刻はしないで済みます。裏を返せば時間ギリギリになってしまうと、あわててけがの元なので、このようにしています。
注意が必要なのは、自分が時間のゆとりを持たせても周囲がそうではないときです。たとえば、電車の発車時刻寸前に乗ろうとしてすぐわきをすごい勢いで通り過ぎる人、信号が赤に変わる直前に、交差点で猛ダッシュする人、自転車に乗った人、こういう人が周囲にいないかを確認する癖をつけたほうがいいです。
3・家事のボリュームは3分の1に減らす
けがが多いと感じたら家事のボリュームは、3分の1を目安にします。
例えば
「洗濯機を回している間に、揚げ物ありの弁当を一から2つ作り、朝食を作って食卓に並べ、掃除をしてシャワーを浴びて朝シャンして化粧して着替えて、家族を送り出し洗い物をする
・・というようなことではなく、家事は家族で共有できることはそのようにします。
例えば一から10まで主婦が面倒を見ないことも必要です。
- おかずは作るけれど、配膳は各自。
- 休日は各自用意する。
- 洗い物は各自で行う
- 洗濯物は各自洗濯ネットに分ける
・・などです。
3・大変な家事は複数に分ける
大変な負担の大きい家事は一度で済ませず複数回に分けます。
例えば大変な風呂掃除は4か所に分けて、日替わりで4日に分けて掃除をしています。
- 浴槽
- 洗い場(ここは毎日)
- 排水回り
- 浴槽ふた
筆者の場合、一気に掃除をするとどうしてもマルチタスク状態になるため短時間で済ませられるように分けています。
4・角がある家具はあらかじめグッズで予防する
角がある家具は危険です。意識しないと危険だなんて全く思いませんが、筆者は何度か自宅でけがをしています。
いずれも角がある家具が原因になっています。今使っているテーブルの角にも、角をガードするものを貼っています。
洗面台の角に頭を強打した際は数か月不調でした。改めてみれば「なぜわざわざこんな形をしてるんだろう」と思いました。何もないときは考えもしませんが改めて家の中を見渡すと角があるものって多いのです。
例の洗面台は、おそらくデザイン重視でそうなったんだろうという感じです。そのあとは100均で角をガードするグッズを買い、貼っています。ただしそれで上の引き出しが開けられなくなりましたが、仕方ありません。
「転ばぬ先の杖」
ならぬ、ぶつける前に
- 角がある家具を選ばない。
- 引っかける建具に注意。
・・です。
どうしても角がある家具を買ってしまったら角にガードするグッズを貼っておくと予防になります。
けがの実績がある場所にはガードしています。
テーブルの角などにはこういうものを・・
テーブルの脚の角にはこういうものを・・
養生テープはけが予防の応急に専用グッズを買う前に代用できるので、常備しています。(タオルを巻いて養生テープをとりあえず貼っておくなど)
5・物を減らす
なんといってもけが予防に大事なのは、物を減らすことです。
物を減らし室内にゆとりを持たせることで、けが予防になります。
まとめ
- はじめに
- 1・マルチタスクがケガの元
- 2・時間にゆとりを持たせる
- 3・家事のボリュームは3分の1に減らす
- 3・大変な家事は複数に分ける
- 4・角がある家具はあらかじめグッズで予防する
- 5・物を減らす
- まとめ
- さいごに
さいごに
今回は「50、60代女性・ケガトラブル予防に注意する5つのこと」をお話ししました。
参考になればさいわいです。