簡単に暮らせ

ちゃくまのブログ。女性ミニマリスト。合理的な家事、少ない服で暮らす、家計管理、お金、捨て作業のコツ。好きなことをして生きる暮らしの追及

『誰も教えてくれなかった 金持ちになるための濃ゆい理論 (扶桑社新書)』・書籍感想・書評・ブックレビュー



こんにちは ちゃくまです。このブログは暮らしに関することをつづっています。

・ミニマリスト的な暮らし方

・家事を簡単にする工夫

・お金に関する管理方法(筆者はFPです)

・世間に惑わされない生き方

・・など。お役に立てたらうれしいです。ツイッターも発信しています。

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はじめに

「YouTubeチャンネル登録者数37万人、Twitterフォロワー数24万人」

という、影響力が大きい著者の本です。また、著者は、勝間和代さんとビジネスのつながりもあります。

恥ずかしながら、書店で本書を見つけるまで著者の事は存じ上げてませんでした。

「知らない著者だな」

と思い、書店でなんとなくパラパラめくりました。各目次の項目が、既存の本とちょっと雰囲気が違う直感があったので買いました。

気になった項目

目次を一通り眺めたときに気になった項目は、主に以下の通りです。

  • 『非地位財』による幸福は長続きする 22ページ
  • 世の中には4種類の仕事しか存在しない 29ページ
  • 家なんて持たないに越したことはない 43ページ
  • ヴェブレンの「見せびらかし消費」とは? 60ページ
  • 将来悪いことがあるとわかったら即座に行動を変える 104ページ
  • 「まだ現金化できていないアイディア」を探す 127ページ
  • 経済サイクルは10年周期 144ページ
  • マスコミで話題になったら終わり 180ページ

一部を紹介します。

『「非地位財」による幸福は長続きする』

「地位財」という言葉は聞いたことがありました。それは勝間和代さんのユーチューブ動画です。

改めて本書を読み進めますと、勝間和代さんの動画では割愛されていると思われる内容があり、理解が深まりました。

まず、「地位財」という言葉の出所についてです。ググれば分かることですが、勝間和代さんの動画の後、ググらず放置していました。

本書によると「地位財」は、アメリカの経済学者、ロバート・フランクが定義しました。「他人との比較」で満足を得られる財のことだそうです。

考えてみれば私たちの身の回りには、地位財を意識して手に入れるものが多いと気づきます。

家、車、時計、服、バッグ、靴、旅行、グルメ・・時に本来は地位財ではない教育も地位財に取り込まれることがありますね。これらの特徴は手に入れても幸せが長続きしないことだそうです。

確かにブランド物のバッグを手に入れても、すぐに手に入れた満足感はすたれますよね。洋服も家も車も同じです。

他人との比較を意識して手に入れている限り、幸福は得られないということです。一方で著者は

「非地位財もお金がかからないわけではない」

と言っています。確かに自分の真の欲望を満たすために時に

「どうしてそんなことにお金を使うの?」

と他人から?マークの目で見られることがあるでしょう。たまたまお金を使わずに非地位財を手にして幸せを得ることもありますが、お金を相当に使う非地位財もあるということですね。

大事なのは自分の欲望の本質を見極めることだそうです。つまりは「自分教」を持つことだそう。

『世の中には4種類の仕事しか存在しない』

私たちは生きていく上で大抵の場合、何らかの仕事をして収入を得ています。つまり、何の仕事をするかと言うのは生きていく上で大事な前提になります。

ところが、この基本になる前提について、かなり曖昧な捉え方をしていることが多いことに気づきました。

「4種類の仕事しか存在しない」とあります。ところが、意識しないと仕事は無限の種類と選択肢があると思ってしまいます。

おそらくですが、日本国内ではすべてどんなことも「仕事」と一言で分類されることなくまとめられています。それが気づきにくい要因にあるような気がしています。

一方で諸外国の場合は、特に英語圏の場合そもそも「仕事」のそれぞれの分類が言葉によって明確に大分類されています。ですので、言葉で気づきやすいのではないでしょうか。

  • E・・Employee  従業員
  • B・・Business Owner 起業家
  • S・・Self-employed 自営業
  • I・・Investor 投資家 

卒業したら終活をして企業のサラリーマンになろうとするのは「E」のEmployee 、「従業員」の道を選ぶということです。たいていの人はこの道を選ぶのですが、実は仕事は「E」がすべてではないのです。

しいて言えば、まれに家業を継ぐことと目的に「S」のSelf-employed「自営業」を選択する人はいます。でも自営業というより、多くは「E」Employee 、「従業員」と類似の意識として、「何らかの仕事」を選んでいるのではないでしょうか。

実際の仕事はEやSのほかにBやIもありますが、学校教育で諭されるのは、せいぜいEか跡継ぎとしてやむを得ない進路としてのSしか想定されていないことに気づきます。BやIは想定されていません。想定されていない仕事は、よほどでなければ気づく機会がばいでしょう。

大事な一歩は「仕事」は4種類「しか」というより「も」あり、選択肢がある4つから納得して選択できているかどうかではないかといえます。

4種類の仕事の前提は、世界的なベストセラー「金持ち父さん貧乏父さん」であるようです。

漠然と職業を選ぶのではなく、4種類の職業を意識しつつ自分がどこを目指しているのかをハッキリする。そうすることで自分が進んでいる様がハッキリして進めることとなりそうです。自分が社会的に、どのポジションにいるのかもはっきりわかるようになります。

『家なんて持たないに越したことはない』

次に注目した項目は「家なんて持たないに越したことはない」です。長期的な固定費は(住宅ローンなど)弱点を抱えていることになるそうです。

常に返済の心配をして余計な心労が溜まる、また本書で、「マイホームはただの負債」と書いています。

確かに冷静に考えれば変化の目まぐるしい今の時代において、住宅ローンのような長期的な支払いの負債は、大きな足かせになると思います。

一方で、特に家族を持っている人を中心に、マイホームを買う人は多いわけです。それらの全てが間違いであるとは思いません。

人の一生は一度限りです。つまり環境の良い住まいで暮らすも暮らさないも、後戻りはできません。

確かに不安とリスクが大きいですが、例えば子供が幼稚園位から高校生位までの期間は後から取り返すことができません。

そういう私は現在、賃貸派ですので「家なんて持たないに越したことはない」と書いている著名な方がいると、ちょっとうれしくなります。でも同時に、それが完全な正解だとは考えていません。

「それぞれのケースバイケースだろうな」

と考えます。

それこそ先ほど取り上げた地位財と非地位財の概念がからみます。例えば、世間一般のステイタスを意識したマイホーム購入は地位財で、その人を幸せにするとは限りません。

一方で自分の真の目的と真の欲望を見たすマイホーム購入は非地位財です。そこに長期的なローン(負債)がからむかどうかが、現実との兼ね合いですが、個人的には先のことを考えすぎても仕方ないかなと考えます。(限度はありますが)

さいごに

読みやすい文体で、難しい話を分かりやすく書かれているので参考になります。一般的なお金の話と切り口が違うので、多様な視点を持つきっかけになりそうです。