・はじめに
今回は、益田ミリさん新刊エッセイ本を紹介します。
書店で手にした理由
本書で気付いたのですが、著者は私と同年代だったのでおどろきました。(私より少しお姉さんです)これまで現在、40代くらいの方と思っていました。
益田ミリさんには、多数のエッセイ、コミックの作品があります。中にはドラマ化された作品もあります。
本書を買った理由は書店でたまたま発見したからです。益田ミリさんの書籍は多数あるのですが何となくパラパラめくってみました。
すると何となく楽に文章が頭に入ってきます。実はこの時、私は疲れていました。細かい文字も難しい話も受け付けない。でも何か読みたい。
「この本は疲れをとってくれるかもしれない」
そう思ってレジに向かいました。
読む前から楽しさ満載の本
帰宅して本をめくると、裏表紙や最初のページが楽しい。
読者はがきは出版社の作品かわかりませんが、手書き風だし、とにかくなごみます。表表紙の内側はクマがあたふたしている。
裏表紙の内側はウサギがあたふたしている。
扉はトレーシングペーパー(?)で次ページが透けて1セットの見え方になっている。
しおり、読者はがき、宣伝の紙がどれも手書き風でほっこりします。
内容について
第一印象からなごみまくりますが、内容のエッセイもなごみます。3部構成の上京した時のエッセイは、同年代の著者だからこそ昭和の空気を感じてなつかしくもあるし、自分の20代を振り返ってみたり。
今はかなり売れっ子の作家さんだと思いますが、デビュー当時はさりげない気配りができる方だったようです。そういう始めの小さな差が、のちの大きな差につながることを実感しました。
2部目はコロナ関連の話題を含みますが3部構成中一番ページ数は多くあります。こうやって人はなんだかんだで乗り越えていくんだな、とゆるく気付いたり。
最後の三部目のページ数は少しです。
どれも読み切るのに疲れない、ちょうどいいゆるさがあります。
※書籍の詳細はこちらから見られます。
さいごに
ゆるくふんわりしたペースで気軽に読める本は、負担がなくて秋の読書にぴったりですね。
暖かい飲み物が合うおすすめの本です。