はじめに
今回は、「年齢を重ねても若々しく健康に生きられる情報」がたくさん詰まった本を紹介します。この本を読めば年を重ねることがコワくはなくなります。
「人生100年時代」と言われています。現代は50歳でもまだ、折り返し地点なのです。私が子供のころは50歳の女性は「おばあちゃん」でした。けれども現代は、50歳でもまだ、先が長いのです。
この本の冒頭には現在でも若々しく健康に生きているイタリアと南米ボリビアの老人の健康っぷりが紹介されています。ですので年齢を重ねても若く健康でいることは決して机上の空論ではないのです。
もくじ
- はじめに
- もくじ
- 健康と若さがあれば、老いても幸福でいられる
- 年を重ねたからこそのメリットを満喫している
- 若さは「苦痛」と「回復」を往復させることで獲得する
- 以下の項目
- 「エイジズム」のネガティヴ情報に注意する
- 50歳を過ぎた今は自分をコントロールできる
- 著者はどんな方?
- さいごに
健康と若さがあれば、老いても幸福でいられる
本書によれば、つまり健康であれば見た目も若くなり、そのような人は実際に健康だというのです。イタリアサルデーニャ島の老人は100歳以上の人が多い超長寿国で、南米ボリビアのチマネ族の原住民は心臓病が皆無に近いのだそうです。いずれも死ぬ直前までよく働き(動き)幸せに暮らしているというではないですか。
本書では、「両者の住民のような健康状態を目指すにはどうすればよいか」という視点の情報が多数記されています。
確かにいくら長寿でも、働けるほどに動けなければ幸福感も何もありません。では、どうすればそのような健康を得られるのでしょうか。
年を重ねたからこそのメリットを満喫している
最近は特に、老いることに悲観的な意見が多くみられます。確かに年齢を重ねると、若い年代であったときのように、フットワークよく動き回れないことなどはあります。また、容姿の変化にもおどろくことがあるかもしれません。
けれどもこれは「若いほど良い」というマスメディアを中心とした情報による影響が大きいと考えます。現実は必ずしも、若い年代のほうが良いことばかりでもありません。むしろ、年を重ねたからこそのメリットもたくさんあります。
若さは「苦痛」と「回復」を往復させることで獲得する
- 苦痛 回復
の項目では、苦痛と回復を往復させることで、得られることが記されています。
コツは現状よりわずかに負荷をかける程度の「苦痛」だということ。たとえば今まで全く運動をしたことがない人が、いきなりジョギングをしたらまずいわけです。
そのような「いきなり」ではなく、運動をしたことがない人なら短時間の散歩から始めていくイメージでしょうか。
始めた後は、その負荷を少しずつステップアップしていくことがよいそうです。
以下の項目
このほか本書には以下の項目が並びます。
- 運動
- 毒とファスティング
- メンタル
- 栄養素
- 睡眠
- 美肌
- 脱洗脳
の項目があり最後に
- ロードマップ
の項目があります。
「エイジズム」のネガティヴ情報に注意する
さらに注目した項目があります。それは「脱洗脳」の項目に記載があった「エイジズム」に関する話です。
エイジズムとは老いに対するネガティヴ情報が「現代人を老けさせている」ということです。単なるイメージだと軽く考えてはいけないそう。
つまり「老いることは、不安だ」とか「老いた後の〇〇が心配」というようなネガティヴ心理は実際にその人を老けさせてしまうのだそうです。
この話を読んで、改めて老いに関するネガティヴ情報には注意しようと思いました。考えや価値観がその人を老けさせるなんて、注意したいですね。
50歳を過ぎた今は自分をコントロールできる
私は若い年代のころ、ちょっとしたことに不安になったり、おろおろおろしたりで、さっぱり気が休まりませんでした。ところが50歳を過ぎた今、それらがほぼ解決しています。
不安な気持ちになることは当然ありますが、そうした気持ちをある程度コントロールできるようになりました。
結局、人は自分が決めたように生きるのであり、悲嘆にくれれば悲嘆にくれる現実が現れ、ポジティブにとらえればポジティブな世界が現れるのだと実感しています。
著者はどんな方?
鈴木祐(すずき・ゆう)
新進気鋭のサイエンスジャーナリスト。1976年生まれ、慶應義塾大学SFC卒業後、出版社勤務を経て独立。10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを重ねながら、現在はヘルスケアや生産性向上をテーマとした書籍や雑誌の執筆を手がける。
アマゾン商品紹介ページより引用
楽天 不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる [ 鈴木 祐 ]
さいごに
この本を読んで改めて、「老いや病に関してもネガティヴにとらえることはしないようにしよう」と決めました。
この本には具体的な心身の健康と若さを保つ方法が記されています。これは机上の空論ではありません。実現可能だと思われる多数の情報には、目の前が明るく開ける思いです。