簡単に暮らせ

ちゃくまのブログ。女性ミニマリスト。合理的な家事、少ない服で暮らす、家計管理、お金、捨て作業のコツ。好きなことをして生きる暮らしの追及

『あやうく一生懸命生きるところだった』ブックレビュー・書評・書籍感想



こんにちは ちゃくまです。このブログは暮らしに関することをつづっています。

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・家事を簡単にする工夫

・お金に関する管理方法(筆者はFPです)

・世間に惑わされない生き方

・・など。お役に立てたらうれしいです。ツイッターも発信しています。

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はじめに

今回は、読むだけで心がラクになる本を紹介します。

これは、ページめくるたびにクスッと笑える楽しい本です。電子書籍で読むことができますが、できれば紙書籍で読むことをおすすめします。というのは、この本の形、サイズ感、合間のテキストが持つ雰囲気がイラストとの相乗効果を発揮するからです。

もくじ

 

意外に著者は、ブラックな働き方をしていたわけではない

この本を手にしたとき想像した内容は「ブラックな働き方をしていた著者が、心身をむしばまれる話」です。

ところが以外にも著者は想像したようなブラックな働き方を経由してはいないのでした。例えば、序盤に浪人生活を送りはしましたが、一流どころの美大卒で、在学中には美大の予備校講師をしています。さらにその仕事は、結構割がよかったのだそうです。

また、就いた仕事も時間にゆとりがあり、勤務時間内にネットで個人的な趣味の閲覧をもしていたようです。

というわけで、実は当初想像した著者の背景とはだいぶ違っていましたのでちょっと戸惑いました。

「もっと多様な生き方をしたい」

では、一見して恵まれているかに思える著者の環境にあって、いったい何に疑問を感じたのかという点がこの本の大事なテーマです。

それは「もっと多様な生き方をしたい」ということです。確かに著者はイラストレーターという「好きなこと」を仕事にしたので、客観的には理想的な生き方をしているように思えます。

ところが著者は、自分の生き方に大きな疑問を感じていたのです。それは例えば、権威のある美大合格のために数年にわたり浪人して合格したことに対してさえ、そう解釈しています。

これが普通なら「あきらめずに挑戦した結果、合格をついに勝ち取った。すごい!」というストーリーが見えます。けれども著者は「絶対にあきらめない」は裏を返せば執着かもしれないと語ります。

努力と結果の因果関係は必ずあるわけではない

確かに、努力をしても必ず結果に反映されるわけではありません。もちろん、ある程度「努力」をしないと結果が出ないものもありますが「受験勉強とか」それにしても、運不運や「たまたま」のほうが現実は圧倒的に多いわけです。

「たまたま」望む結果が出たら「自分の努力」のおかげであり、望まない結果が出たら「運が悪かっただけ」と言い訳する現象はよくあちこちで、自分を含めてみられます。

そもそも「一生懸命」が結果に反映されるわけではないのに、「努力」しすぎて限られた決められた生き方と価値観をしていることに40代になって気づいたわけです。

なぜ一生懸命がたたえられるのか

そもそもなぜ、一生懸命がたたえられ、推奨されるのでしょうか。それは思うに多数の労働者がよく働くためのストーリーではないのでしょうか。

確かに一生懸命のすべてが否定されるわけではないのですが、実はあまり効果がないのに、それにしがみついてしまいます。

結果として、本当はもっと多様な選択肢があるのに、決められた価値観に沿って生きようとしてしまいます。

「がんばることはいいこと」と言われて来たけれど

これまで、物心ついたころから一生懸命のがんばりや努力は、素晴らしいことだと言われて大人になりました。50代のおばさんが、いまさら「大人」も何もないんですけど、ね。

ところが最近になって、どうやらそれらは正解ではないらしいと薄々気が付くようになりました。さらには書店に並ぶ本には、やめたり頑張らなかったり、力を抜いてゆるく生きるような本のタイトルと内容の本が目につき始めました。

いえ、もしかすると、書店に並ぶ本の中から自分が意識的にそういうタイトルの本を目ざとく発見していた可能性があります。

例えば、自分が妊婦になると街中に突然妊婦さんが増える現象がよく言われます。私も妊娠したときは、確かに急に街中に妊婦さんが増えたと思ったものです。

つまり、この本を手にした私は、「一生懸命」何かをやるということに、何か疑問を感じていたということです。

著者はどんな方?

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ハ/ワン
イラストレーター、作家。訳書に『Paint it Rockマンガで読むロックの歴史』(DU BOOKS)など

さいごに 

あやうく一生懸命生きるところだった

あやうく一生懸命生きるところだった

  • 作者:ハ・ワン
  • 発売日: 2020/01/16
  • メディア: Kindle版
 

 楽天で見たい方はこちら→あやうく一生懸命生きるところだった [ ハ・ワン ]

 

今回は、ページを眺めるだけでも合間の著者の挿絵がクスリと笑えて楽しい本を紹介させていただいました。

肩に力が入ってしまい、毎日がつかれている方にお勧めの本です。