最近、筆者がよく買う本は文庫本と新書です。
新書は以前から、定期的にチェックしてよく買っていました。けれども文庫本は、あまり買わない傾向にありました。
一転して文庫本をよく買うようになったきっかけは、以前出版された単行本が文庫化で出版されたからかもしれません。→簡単に暮らせ (だいわ文庫)
以後、書店の文庫本の棚をよく見るようになりました。それで改めて気づいたことがあります。単行本は、出版されてある程度の月日が経つと、多くは書店の棚から消えたり、目立たない場所に移動されたりします。
一方で文庫本は、多くの本が書店の棚に長い間並んでいます。もちろん平置きか棚差しかの違いはありますが、文庫を買おうとするときって、自分が探している本を細かく探すことが多いです。
そこで気づくのは、文庫本はロングセラー、ベストセラー、人気作家、何らかの話題性があった定評がある本・・が多いことです。
書店には「あの本を買う」と目的を持っていく場合と、なんとなく行く場合があります。筆者は、書店にぶらりと行って偶然見つけた本を買うことが多いです。
その場合、以前は圧倒的に単行本を買っていました。理由は新しいからです。以前は「より新しい内容であること」を優先していました。最近は様々な出来事が目まぐるしく変化しているからです。
もちろん、文庫本の多くは元の単行本が出てからある程度時間が経過していることが多いのですが(文庫本新刊書き下ろしもあります)
けれども最近は、新しい内容も良いけれど、結局のところ人間にとって重要なことは、古来からあまり変わっていないんですよね。確かに新しい情報や技術も大事だけど、もっと大事なことは、普遍的なことのほうにある。
だから重要なことは、長らく読み継がれているような目立たない小さい文庫本にさりげなく、とんでもない重大なことが記されていたりします。
それから単純なことですが、文庫本(や新書)は、本の値段が安いです。そしてコンパクトで軽い。だから持ち歩きにも便利だし収納も場所を取らないし、気軽に買う気になりますね。
やはり本は紙の本を書店から直接買うのが一番いいと思います。