
はじめに
最近、個人向け国債について急に興味を持ち始めた方が増えています。筆者は十年くらい前から、個人向け国債を安全資産の置き場所として利用してきました。銀行の定期預金などと違って、個人向け国債というと何か難しいような、特別な感覚を抱く方が多いようです。結論を言うと、個人向け国債はまったく難しくありません。むしろ銀行の定期預金よりも、一年間の据置期間はありますが、シンプルで購入は簡単です。
金利が上昇している
最近、なぜ個人向け国債が注目されているかというと、金利が上昇しているからです。十年位前は、金利が低くて安全性は高いものの、そのリターンが少ないために話題にもなりませんでした。
かつて国債のことを書いても反応が薄かった
筆者は当時から、たまに個人向け国債のことをブログに書いていますが、本当に反応が薄かったのです。正直言って、その話をブログに書いても、ブログの収益という点ではメリットがありません。それでもこの個人向け国債の話を書いたのは、庶民の私たちが共有できる有益な情報だからです。
国債はすすめられない
個人向け国債を売ってもあまり儲からないのは、金融機関も同じです。例えばなじみが高い、ゆうちょ銀行や近くの銀行でもほとんど取り扱いをしています。けれども勧められることはないでしょう。それは個人向け国債を販売しても、金融機関にメリットはないからです。
庶民にはメリットが多い国債
でも、私たちにメリットがないのではありません。むしろメリットがあります。一般に定期預金は、一つの金融機関につき、1000万円とその利息について保証されます。一方で、個人向け国債の方は、国の債権なので、国が破綻しない限り元本保証されています。普通に考えて、国と銀行とでは、国のほうが信頼性は高いのです。
国債購入は難しくない
ところが個人向け国債は債券なので、なにやら「難しいもの」という感覚があります。けれども定期預金も債券も、私たち庶民が扱う範囲においては「預け入れる」感覚で利用しているわけです。
銀行預金より国債がいい
銀行などは、私達から銀行預金という形で資金を集めます。そして集めたお金で国債を買います。私たちが定期預金で受け取る利子は、国債よりも低い金額で利子を払います。ですから間に銀行を挟まず直接、個人向け国債を買う方が私たちのリターンは大きくなります。
ネット証券から国債を買う
個人向け国債の買い方は簡単です。ほとんどの金融機関では扱いがあります。ただし注意しなければならないのは、金融機関の窓口に行って「個人向け国債を買いたい。」と申し出ても、すんなりと販売してくれないことです。
それは「個人向け国債を買いたい。」ということは、買うための資金を持っているということだからです。「カモネギが来た。」という感じでそのお客さんを見ます。そして次には別の投資商品を進められる可能性が高いのです。
それでも頑として毅然と個人向け国債を買いに来たことを告げれば、もちろん販売はしてくれるはずです。ただし場合によっては、スムーズに販売してくれない可能性も考え、一番簡単なのはネット証券を開いて、そこから個人向け国債を買うことです。
キャンペーンで現金をもらう
ほとんどのネット証券で個人向け国債の扱いはあります。どこから買っても国の債権なので条件は同じです。ですが、キャンペーンで現金をプレゼントしていることがあります。
ボーナス時のことが多いです。文字どおりの現金ではなく、お金をその人の口座に振り込む形でプレゼントされます。プレゼントの金額は購入した個人向け国債の金額によって上下します。一般には100万円で1000円くらいです。
筆者は過去に、SBI証券から個人向け国債を購入して、キャンペーンの現金を貰った経験が何度かあります。このように購入する金融機関によって、実際に受け取れる現金に差が付きます。事前にどこから買ったら得か、調べて買いましょう。
3種類ある国債
個人向け国債は3種類あります。変動十年物、固定五年もの、固定三年ものです。かつてゼロ金利だった時代には、当時の金利が「底」と考えて、変動十年物がすすめられていました。けれども現在は、金利が上昇傾向にあるので、状況に応じて固定五年ものや固定三年ものを組み合わせたり選択することも考えられます。
国債の6つのメリット
個人向け国債の大きな特徴としては6つあります。一つは元本保証であること、 2つ目は最低金利が0.05%保証されていること、 3つ目は1万円以上から購入が可能であること、 4つ目は国が発行なので安全性が高いこと、 5つ目は年12回毎月発行されているので購入しやすいこと、 6つ目は一年経てば払い戻しが可能なことです。
個人向け国債を取り扱っている金融機関はこちら→ご購入方法・取扱金融機関一覧 : 財務省
国債のデメリット
得られる利益が少ない
最近、金利が上がっていますが投資などで得られる利益に対してかなり少ないです。
インフレリスクがある
安全性が高く最近は金利が上昇傾向にあるとは言え、インフレの上昇に追いつけないので実質、資産が減少して行く傾向にあります。
購入から一年間は換金できない
購入から一年間は換金できません。そのため一年以内に使う可能性のあるお金は国債購入に使わないことです。対策としてはまとめて一本で買うのではなく、二本や三本に分けて買うことです。そうすれば一年経過後に一部を換金したくなったときに全部を取り崩してペナルティーの金利を不意にすることを予防できます
急にお金が必要になっても、即換金ができない
急にお金が必要になったときに換金の手続きをしても、実際にお金が手に入るまで数日かかります。いざという時にすぐに必要なお金は、国債に入れないようにしましょう。
まとめ
- はじめに
- 金利が上昇している
- かつて国債のことを書いても反応が薄かった
- 国債はすすめられない
- 庶民にはメリットが多い国債
- 国債購入は難しくない
- 銀行預金より国債がいい
- ネット証券から国債を買う
- キャンペーンで現金をもらう
- 3種類ある国債
- 国債の6つのメリット
- 国債のデメリット
- まとめ
- さいごに
さいごに
今回は
金利上昇中の「個人向け国債購入」を、特別視する必要も難しく考える必要も全くありません
という話をしました。参考になればうれしいです。