簡単に暮らせ

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どっちが安い?「米を炊く」vs「パックご飯」コスト比較・高騰する米価格を前に考察してみた



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こんにちは ちゃくまです。このブログは暮らしに関することをつづっています。

・ミニマリスト的な暮らし方 ・家事を簡単にする工夫 ・お金に関する管理方法(筆者はファイナンシャルプランナーです) ・世間に惑わされない生き方 ・・など。お役に立てたらうれしいです。

はじめに

今回は、2025年2月現在での価格を元に、ご飯のコストを比較します。

米の価格が高騰している現在、ご飯を食べるうえでのコストを考えてみました。

ご飯を食べる方法を比較

ご飯を自宅で食べる場合、どのような方法があるでしょうか。

主に以下の3パターンではないでしょうか。

  1. スーパーなどで総菜の「ご飯」を買ってくる
  2. 米を炊いて食べる
  3. パックご飯をレンチンして食べる

上記3パターンのうち「1」は非効率ですし割高なのは明白です。ということで残る方法は「2」「3」となるでしょう。

「米を炊いて食べる」vs「パックご飯のレンチン」どっちがコスパいいか

2023年春くらいまでは米の価格が1/2だった

2023年春くらいまでの通常の価格で米を買えていたときは、断然「米を炊いて食べる」方がコスパが勝っていました。

米の価格が現在2025年2月時点と比較して1/2くらいの価格だったからです。(だいたい5㎏2千円くらい)

だから当時は、米を買って炊いて食べることが基本で、パックご飯は割高であるため、あくまでサブ的なポジションでした。

具体的には、災害備蓄品用としてとか、忙しい時の予備としてとか、ご飯を炊き忘れたときとか、食べたりないときとか、とにかく応急的なものだったわけです。

米の価格高騰でパックご飯が視野に入る

ところが最近の米の高騰で、パックご飯を日常的に食べることが視野に入るようになりました。

米の価格は2倍ですが、パックご飯はほぼ価格は以前の2023年春以前と変わりないからです。(2025年2月現在)

つまりそれほどに米の価格が高騰しているわけです。

そこで以前と同じように現在でも米を買うほうが、パックご飯を買うほうが割安なのでしょうか。あらためて計算してみたいと思います。

ご飯のコスパを比較

※ここでは米やパックご飯の価格のみにして、炊飯やレンチンの電気代、水道代は除外するとします。

ご飯のコスト

各品の 1gあたりの価格 のコスパを比較します。

パックご飯は、

  • 茶碗一杯分とされる150gの商品①と、
  • 容量が多い200g②の商品の、

2パターンで計算します。

最後に、白米を炊いてご飯を食べる場合の③と合わせて比較します。

① 150gのパックご飯 (40食で4,380円)


 

合計重量 = 150g × 40食 = 6,000g

1gあたりの価格 = 4,380円 ÷ 6,000g = 0.73円/g

② 200gのパックご飯 (40食で4,980円)


 

合計重量 = 200g × 40食 = 8,000g
1gあたりの価格 = 4,980円 ÷ 8,000g = 0.6225円/g

③ 白米5kg (4,300円)

精米後の炊き上がり重量:白米1kg → 炊飯後 約2.2kg のご飯になるので
5kg → 約11kg (11,000g)
1gあたりの価格 = 4,300円 ÷ 11,000g = 0.391円/g

コスパ比較準 (安い順)

あくまで今回の価格の場合ですが、結果はこのようになりました。

1位・白米5kg → 0.391円/g (最もコスパ良し)
2位・200gパックご飯 → 0.6225円/g
3位・150gパックご飯 → 0.73円/g

パックご飯のコスパ分岐点はいくら?

上記はたまたまのパックご飯の価格で比較をしました。けれども上記のパックご飯は、

比較的安価な部類です。

一方でパックご飯はもっと高いものもあります。また今後値上がりで相場が上がる可能性もあるかもしれません。

それでは、パックご飯が米のコスパを上回る価格はいくらでしょうか。

米の価格は上記と同じく5㎏4,300円と仮定します。

パックご飯が、米のコスパを下回る価格はいくら?

実際はほとんどあり得ないと思いますが、パックご飯が米の価格より割安となる価格の基準を計算してみました。

パックご飯が米の価格より割安となる価格の基準

白米5kg → 0.391円/g なので、

  • 150g入りパックご飯・・一個あたり150g×0.391=58.65円
  • 200g入りパックご飯・・一個あたり200g×0.391=78.2円

150g入りパックご飯は一個58.65円、200g入りパックご飯は一個78.2円なら米同等のコスパで、この価格を下回れば米より割安ということです。

反対にこの価格を下回らない限り、パックご飯は割高ということになります。

結論・高騰していても米を炊くほうが割安

今回の価格例ですが、価格が高騰している白米も、まだまだパックご飯より割安であるという結果が出ました。

パックご飯どうしでは、分量による差に大差はありません。白米対パックご飯という対比では開きが多くなります。

ざっくりと、米を炊いて食べることでパックご飯の半分に近いコストになります。

パックご飯の利用法

ただ、パックご飯は、利便性と保管のしやすさというメリットがあります。これを考慮すると、災害備蓄用留守番用などに利用すれば総菜を買うよりコスパはいいわけです。

アウトドアレジャーにも使えそうです。

また、米の価格が高騰している割に、パックご飯は従来の価格と大差がありません。そうしたことを考慮すると、単純に価格だけの比較以外の要素があります。

特に米を災害用に備蓄するのは難しいですが、パックご飯なら比較的簡単です。

目的に合わせた使い分けをする

米、パックご飯、それぞれは、用途や目的に合わせ高い方が無駄のない米選びとなりそうです。

高騰している米ですがそれでもまだ、パックご飯よりコスパがいいことが判明しました。

まとめ

高騰する米ですが、それでも2025年2月末現在、単に米の価格だけで使い分けるのであれば、米を炊くほうが割安です。

ただし単身で米を炊く容量が少ないとか自炊が少ないような場合は、パックご飯のほうが無駄がないでしょう。

一方で家族が多い、つまり米の消費が多いほどに米を炊いて食べることで費用を抑えられます。

さいごに

今回は、2025年2月末時点での

どっちが安い?「米を炊く」vs「パックご飯」コスト比較・高騰する米価格を前に考察してみた

という話をしました。参考になれば幸いです。