簡単に暮らせ

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逆張り節約術・まずいセール7つの利用例・「ジョーシキとフツーと当たり前」を疑い、人の裏をかいてコスト削減



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こんにちは ちゃくまです。このブログは暮らしに関することをつづっています。

・ミニマリスト的な暮らし方 ・家事を簡単にする工夫 ・お金に関する管理方法(筆者はファイナンシャルプランナーです) ・世間に惑わされない生き方 ・・など。お役に立てたらうれしいです。

はじめに

今回は、

逆張り買い物節約術・まずいセール7つの利用例・「ジョーシキとフツーと当たり前」を疑い、人の裏をかいてコスト削減

・・という話をします。

従来型「ジョーシキとフツーと当たり前」の節約術

主婦向けの節約法はこれまで、さまざまな常識が出ては消えていきました。

現代の節約に必要なのは、

「ジョーシキとフツーと当たり前」

を疑うことだと思っています。

なぜならそれは、過去が証明している方です。

過去に推奨され実践した節約術は、今では笑えるあり得ない非効率的なものが大半でした。

けれども当時は大半の主婦が、それらを大まじめに実践していたんです。

それが当時の「常識とフツーと当たり前」だったからです。

もし、当時から「常識とフツーと当たり前」を疑う気持ちがあれば、効率的な節約ができたはずです。

そしてそれは、現代にも言えることです。

現代でも、間違った方法にとらわれていない保証はありません。

笑える平成初期の節約術の当たり前

筆者が結婚したころは(現在50代です)主婦向け雑誌が全盛期です。

ネットはないので、雑誌が節約術の情報ほぼすべてでした。

当時、主婦向け雑誌で紹介されていた節約術を、思い出す限り挙げてみましょう。

 

ふろの残り湯で節約

・洗濯に使う

・掃除に使う

・花の水やりに使う

・トイレに使う

コンセントをこまめに抜いて電気代節約

風呂のふたの下に保温マットを敷きガス代節約

自分から電話をかけないで電話代節約

牛乳パックで節約

・整理収納に使う

・まな板として使う

・子供の工作に使う

・小さい椅子を作る

買い物の節約

・安いものを求めてスーパーをはしごする

・底値表を作って分析する

・レジかごを持たずに買い物する

・夕方の値引き品を買う

食費節約

・かさ増し食材を使う

・くず野菜をかき揚げにする

・野菜の根を水栽培で育てて食べる

・安い時にまとめ買いして小分け冷凍する

・作り作り置きおかずを作る

小麦粉を活用する

揚げ物を増やしてボリュームを出す

貯金の工夫

・500円玉貯金をする

・1~100の数字を書いて、小銭貯金をする

 

当時はこのような節約法が、れっきとした出版社が出す雑誌などに大まじめに掲載されていたのです。

手間がかかる割に効果の少ない節約術が、正しい方法として推奨されていました。

かつて、まじめな主婦ほど、実は本末転倒な節約に取り組んでいたのです。

 

食費に関しては、たまにならいいけれど、揚げ物ばっかりだと血液ドロドロになりそうです。

小麦粉の多用は、現代人気の糖質オフ(諸説あり)からすれば、実践したい人はいないでしょう。

水道代の節約にしても、ふろ水で洗濯って衛生面がかなり気になります。

こまめにスイッチオフって、コンセント部分が劣化しそうだし、手間がかかります。

スーパーのはしごとか、その労力で得られる時給はいくらでしょう?

・・とまあ、わけのわからない節約方法ばかりです。

けれども時代が流れ、節約術はだんだん効率的になっています。

節約の逆張り

けれども笑っていますが、同じように本末転倒な節約法を現在でもやっていない保証はありません。

つまり節約になると信じている方法が、実は効果がないならまだしも、無駄遣いになっている可能性もあります。

こうした思い込みに気が付くには、どうしたらいいのでしょうか。

それは一度立ち止まり、節約の常識の反対の方法を想定してみることです。

つまりは節約の逆張りです。

逆張りとは?

逆張りとは投資用語のひとつです。相場の流れと反対に売買すること。投資家の注目が高くなっているときに売って、注目が低くなったときに買う手法です。つまり、市場の裏をかく投資方法のことを指します。

常識を疑う

投資の世界で逆張りを利用するかどうかは、いったんわきに置きます。

通常の節約方法は、セールになっているときに買い、通常期に買わないスタイルが主流です。

一方で、ここでお話しする逆張り節約術とは、そのような通常の節約とは真逆のスタイルです。

つまりは常識を疑うスタイルです。

通常はこのスタイルを実行する人はかなりの少数派です。

そのためになかなか理解されませんし、実行しようとする人もいないでしょう。

けれども通常の人は一般的に、行列に並ぶのが普通です。行列に並べば自分の判断は間違っていないと安心できます。

一方で行列に並ばない行動は、

「これでいいのか」

と仲間が少ないこともあり不安になります。

そのために実行する人は少ないのですが、実は多数の人と真逆の節約スタイルはけっこううまくいきます。

企業に仕掛けられている

なぜならセールは企業が仕掛けているからです。

企業は利益を出さなければなりません。

そこでできるだけたくさん買ってもらうために何らかのセールを仕掛けてきます。

普通はできるだけ安く買いたいと考えるので、セールは企業からすればチャンスなのです。

結果として多くの人の志向は、安く買うこと、つまり「セールこそが最善」という意識が高くなります。

そうすると本来は店や通販の画面を見るつもりがなくても、セールだからと店内に足を運びます。

何らかのお買い得品を発見して、買う予定になかったものを買ってしまうでしょう。

そのほか、存在を知らなければ、買うかどうか迷わなかったものを買うこともよくあります。

セール時にまとめ買いをする例もあります。

セールで買うことの何がまずいのか

セールそのものを否定するわけではありません。

セールをうまく利用できれば良いのですが、利用の仕方に注意が必要なのです。

では、次は「まずいセールの利用例」を挙げます。

まずいセール7つの利用例

①予算を決めない

予算を決めないで買うと、セール価格でも予算オーバーになり、今後の家計を圧迫します。

②使い切れる量を超えて買う

安いからとまとめ買いをすると、使い切れずに廃棄することになります。その場合安く買ってもコストが高くなります。

③他店との価格比較をしていない

その店ではセールをしていても、他店でもっと安く売られている場合があります。

例えばアマゾンでセールをしていて、1,000円で売られている商品が、楽天では950円で売っているということはあります。

ところがアマゾンでセールをしていることに目を奪われて、どのくらい安いのかを確認しないと、実は安くない買い物をしていることがあります。

それはほかの店すべてに言えます。

④通常価格と比較をしていない

セール価格と表示されていても、値引き前の価格がそもそも高く設定されていることがあります。

例えばセール価格で400円と表示されている商品が、通常でも400円で販売されているということは割とあります。

⑤ポイント獲得目的をしている

ポイント獲得が好きな人は、安く買うことよりもセール獲得に喜びを感じます。

この場合、必要かどうかではなくポイントを獲得することが目的になるケースがあります。

似たような商品をポイントセールで買い、ポイント付与はないけれどもっと安く売られている店を見逃していることがあります。

⑥本来不要なものを買ってる

「セールで買えた」ということに喜びを感じて買い物をしていることがあります。セールイコールお祭りの感覚で、買い物をすることがあります。

実際の人混みがなくてもネット上で話題になれば、それに参戦するときもお祭りに参加する疑似体験になっていることがあります。

お祭りの夜店で売られている物は割高だし、必ずしも必要なものではありません。けれども、お祭りで買うこと自体が楽しみになっていることはあります。

セールも同じです。

⑦「安い」を理由に買う

安いことが理由で買ってしまうことがあります。定価なら買わないけどセールなら買うという感じです。

安いを理由に買う買い物は、のちに捨てるものを増やすだけです。

節約したいという気持ちが無駄になるとき

節約したいという気持ちがムダになることがあります。

基本的に買い物は楽しいことが多いので、「セールで節約」を免罪符にできるのでしばしば買いすぎの状態が起きます。

自分が実践する節約が本当はムダになっているかもしれない可能性を、常に立ち止まって確認しましょう。

時に逆張り的な節約方法のほうが、うまくいくことがあります。

まとめ

さいごに

今回は

逆張り節約術・まずいセール7つの利用例・「ジョーシキとフツーと当たり前」を疑い、人の裏をかいてコスト削減

という話をしました。

参考になればうれしいです。