今回は、50代女性の私が、ファイナンシャルプランナーのAFPまでの資格取得にかかった費用と期間、それぞれの感想の体験をお話しします。
後日追記
※2023年9月現在、民間資格のAFPは、自主的に更新と継続を停止しました。そのため現在、AFPの資格は有しておりません。
国家資格のFP2級は基本的に消滅しませんので、引き続き資格を有しています。
2023年9月現在はこのような現状ですが、これから資格を取りたい方やに興味がある方の参考になればさいわいです。
もくじ
- もくじ
- AFP資格取得までの流れ
- 受講費用
- 受験料
- 受験のための交通費
- 受験会場までの交通費
- 試験当日の昼食と飲み物代
- 参考書と問題集購入費用
- AFP認定研修
- 電卓について
- AFP登録費用
- AFP資格取得に必要な期間
- 3級合格後すぐに2級の勉強&受験をすると効率が良い
- AFP認定研修も2級取得後一気に
- AFP資格取得等にかかった費用総額
- さいごに
AFP資格取得までの流れ
私の場合、AFP資格取得の流れは以下のようになります。ルートはこの限りではありません。
- 3級取得(受験→合格)
- 2級取得(受験→合格)
- AFP認定研修(受講→合格)
- AFP登録(FP協会)
受講費用
受験料
受験料は、3級と2級を合わせて14,700円です。
受験料としてはごく普通でしょうか。 それぞれの内訳は以下の通りです。
3級FP技能士
受験料
学科 3,000円
実技 3,000円
計 6,000円
2級FP技能士
学科 4,200円
実技 4,500円
計 8,700円
受験のための交通費
受験会場までの交通費
- 3級 約 2,000円
- 2級 約 2,000円
試験会場までの交通費は、一応概算表記にしました。受験をするとき会場のエリアだけ希望を出せます。
試験会場について
エリア選びは結構大事なので、迷いましたが、都心部よりも郊外を選んでみました。結果としてそれが良かったのかいまいちだったのかは、都心エリアを選択しなかったので何とも言えません。
都心エリアの場合、たいていの場所は電車徒歩圏内で行けます。それに対し郊外エリアは、電車とバスを乗り継ぐ必要もある場合があります。
試験会場は、3級の会場の大学キャンパスが割と良かったのです。ちょっと遠かった点と、バスも必要な点がありましたが。
3級受験の時も5月のわりにかなり暑かったのですが。会場のキャンパスの仕様がよく、校内は教室外もエアコンが効いていました。ロビー代わりの廊下に椅子がたくさんあり、トイレも多くありました。この会場は環境がよく、ほぼ平常心で試験にのぞむことができました。
で、9月試験の2級も同じ会場になることに掛けました。(笑)・・が残念ながら3級とは違うとある大学のキャンパスでした。結果として、その会場はけっこう大変でした。
試験会場にエアコンはありますが、教室外にエアコンがなく、さらにトイレが少なく、狭く、時間外に座って過ごせる場所がほぼなく、おまけに蒸し暑さが重なりました。
頭が朦朧として、凡ミスをかなりやりました。試験会場は運しかないので、これはどうしようもないですね。
試験当日の昼食と飲み物代
- 3級 約 1,000円
- 2級 約 1,000円
3級の時も2級の時も昼食は朝、コンビニから買っていきました。会場に自販機がどの程度あるかわからないのですが、飲み物の自販機は、どちらも問題ありませんでした。
けれども朝、駅で500ミリリットルの水1本と、ポカリスエットを1本を買っておきました。そのほか。昼食用に、おにぎりを2個と、チーズのようなたんぱく質源を買いました。
あまり食べすぎると眠くなるのでこのくらいでちょうど良かったです。昼食を食べる場所ですが、3級の大学キャンパスのときは、廊下に椅子がありましたので、そこで食べました。
2級の時は、教室外に座れる場所がないので、入室可の時間内に受験会場の教室内で食べました。
試験時間の数十分前になると、いったん教室から出ないといけないのですが、座るところがなく2級会場の大学キャンパスは体力との戦いでした。
私は体力の温存が第一なので、一応最低限の問題集を持参していましたが、問題集は一切開かずに立ったまま瞑想(笑)していました。
脳出血後、片麻痺があり体力面の不安が一番でしたが、この件に関しては機会があれば書きたいと思います。
参考書と問題集購入費用
参考書は、私が利用したものが見やすくてとてもよかったと思います。
参考書
3級 みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 2020-2021年 (みんなが欲しかった! シリーズ)
1,760円
2級 みんなが欲しかった! FPの教科書 2級・AFP 2020-2021年 (みんなが欲しかった! シリーズ)
2,090円
問題集
3級、2級ともに下記の問題集しか買いませんでした。ただしこれから受験する方は、3級はこれでも間に合うと思いますが、2級はこの他にも過去問を用意した方が良いです。
2級の場合、これだけでは全くボリュームが足りません。これ以外の実際の試験の並びになった問題集の過去問を数年分解いていておくことをお勧めします。
3級 みんなが欲しかった! FPの問題集 3級 2020-2021年 (みんなが欲しかった! シリーズ)
1,650円
2級 みんなが欲しかった! FPの問題集 2級・AFP 2020-2021年 (みんなが欲しかった! シリーズ)
1,980円
合計 7,480円
AFP認定研修
AFP認定研修は、通信教育を選びました。この手の研修は値段が数万円から、私が選んだような1万円以下のものまで価格の幅が大きいです。
私が受講したFPK研修センターはCFPの参考書や問題集を出しているところです。同じところでも、DVD付き、ナシなどでも価格が違います。
私はひたすら安いところを選びました。実際に受講した感想ですが、対応は有人で対応してくれている気配が感じられました。
ですので私は特に問題なく研修を終えることができました。
ただし教材の一部がコピーしたようなものだったので、ちょっとアナログ感があることに若干のためらいを感じなかったといえばウソになります。気になる方はご注意ください。
とはいえ、AFP受講としては、コスパもよく、対応もよかったと思います。
電卓について
電卓はメモリー機能付きであれば、高価なものでなくても間に合います。ただ、私は「そろそろ新しい電卓を買いたい」と思っていましたので、この機会に電卓を買いました。
以前から使っていたのと同じようなものです。
- 電卓購入代 5,775円
- 予備電卓購入代 2,107円
類似現行品↓
個人的に電卓はケチらない主義です。2千円台の電卓と、5~6千円台の電卓は、まるでタッチの感触が違います。
予備の電卓として買った電卓↓
一時的に使うのであれば、このくらいの電卓でも十分です。
AFP認定研修受講費
FPK研修センター(株)
8,800円
AFP登録費用
- AFP入会費(初回のみ)10,000円
- AFP年会費(毎年) 12,000円(2回支払い済なので現24,000円)
- AFP継続研修(現在続行中)支払い済みまで4,950円(2年に一回)
AFP継続研修受講費は、私は今回、会報誌に掲載のFPジャーナル各月掲載の「FPジャーナル継続教育テスト」の問題を解く研修を受講中です。
この受講は正直コスパはそれほど良くありません。けれども最新の改正点が問題になっているなどで、非常に効率がよく最新の情報を習得できます。
AFP単位習得は2年単位です。ですので今回支払い完了予定の受講料は年あたり、だいたい2,500千円くらいということでしょうか。
もっとも、FPジャーナルの問題集は会員であれば閲覧できます。ただし解答は受講した場合か、数か月後になります。受験をした場合は一回当たり990円で、解答と解説は受験直後に閲覧できます。
受講は安いものを選び、独自の学習としてFPジャーナルを確認しておく・・というやり方が本来は効率が良いのかもしれませんね。
(安さだけで選ぶなら3,000円くらいで受講できるものもあります。)このほか、もちろんもっと高額なものもありますし、通信教育ではなく、セミナー形式で内容も多岐にわたります。
AFP資格取得に必要な期間
AFP取得まで要した実際の期間は以下の通りです。というわけで、ざっくり1年で習得できることになりますね。
- 2,019年3月 FP3級受験を思い立つ。勉強をはじめる。
- 2,019年3月 FP3級受験申請
- 2,019年5月中旬くらい FP3級受験
- 2,019年6月末頃 FP3級合格(合格発表)
- 2,019年7月 FP2級受験申請
- 2,019年9月 FP2級受験
- 2,019年11月 FP2級合格(合格発表)
- 2,019年12月 AFP認定研修受講開始
- 2,020年1月 AFP認定研修受講完了(合格)
- 2,020年2月 FP協会でAFP認定完了
3級合格後すぐに2級の勉強&受験をすると効率が良い
私の場合は、3級から開始した場合として、ほぼ最短で資格取得しました。理由としては例えば3級を合格してから、2級を取得するまで間を空けてしまうと3級の内容を忘れると思ったからです。
2級を受験するつもりなら、3級合格後、すぐに次の受験を申し込みをして、立て続けに受験するほうが効率が良いです。
ただし当然ですが、3級と2級は内容のボリュームが違います。ですので2級は3級より多めに学習時間をキープしたほうがいいでしょう。
AFP認定研修も2級取得後一気に
2級を合格さえしてしまえば、あとはAFP認定研修を受講して、合格できたらFP協会に登録するだけです。
AFPの認定研修では、一応、合格不合格という枠があります。けれども実際は、2級を合格した直後であれば、AFP認定研修もほぼ、合格できます。
この場合も2級を取得した後できるだけ間を空けずに、受講して合格するのが最終的に楽だと思います。
AFP資格取得等にかかった費用総額
AFP資格取得等にかかった費用総額は以下の通りです。
83,812円
ただしこのうち、4万7750円は、AFP登録に関する費用です。
また、このうち7,882円は電卓購入代です。
ですのでFP2級取得までであれば、28,180円です。(交通費、お昼代を含む)ですので、2級までであれば、大体3万円くらいで取得できます。費用はたいしてかかりません。
AFPの年会費は高いと思うかもしれませんが、毎月会報が送られてきます。法改正のポイントなど重要な情報が詰まっていますので、実質的なコスパは良いです。
もちろん、どうしても独学に自信がない場合は、別途通信教育を受講したり、別の参考書や問題集を併用する手もあります。この場合、費用は余分にかかりますが、知識はななくなりません。(忘れることはあるけれど)
また、3級だけ取得するだけでも生活するうえで圧倒的に有利です。FPの試験内容は、どれも生活に必要な知識です。ですのでお勧めできる資格です。
さいごに
今回は、ファイナンシャルプランナーのうち、AFPまでの資格取得に要する費用、期間、その他受験の感想などを紹介しました。
※追記
冒頭でもお断りしました通り、2023年9月時点において、自主的に民間資格のAFPの継続と更新を停止しました。
国家資格のFP2級は引き続き資格を有しております。
参考になればさいわいです。