今、国は「デジタルトランスフォーメーション(DX)」とやらを進めているらしいですね。
(以後略してDX)
DXとは2004年にスウェーデンのウメオ大学教授エリック・ストルターマン氏によって提唱された概念だそう。
ものすごく大ざっぱに言うと、
「デジタル化を活用して、世の中を良くしようね。」
と言うことです。
もくじ
こうしたことを経済産業省がガイドラインをまとめているのですから、世の中がどんどん、デジタル化的な方向に進もうとしているのには外ありません。
現在では、
「キャッシュレスがなかなか進まない。」
のように思ったほど、キャッシュレスのような手段であまり浸透しないので、もしかしたら、
「デジタル化を無理して取り入れなくてもいいよ。
何とかなるさ。
現状維持で。
これまでの使い慣れた方法で暮らせば良いさ。」
のように考えている人もいるのかもしれません。
けれどもさすがに国が実際に動き出しているのですから、企業だけじゃなくてイチ個人の私たちの生活にもそうした影響と関連はあるはず。
だったら、実際に周りが使い始めてからあたふたするよりも、まだあまりみんなが実践しない今のうちに、ひっそりと取り入れてでも、どんどん使い慣れておいた方が断然いいと思うのです。
ましてや10代20代位の変化を受け入れやすい年代と違い、私のように50代ともなれば、新しいものを取り入れることに臆病になりやすい年齢です。
そして世の中がすっかりDX化された時に、
「わからない。」
「使えない。」
「わからないから言われるがままに従って騙された。」
このような事態になったら困ることになります。
もちろんこうしたネガティブなことが理由で取り入れようとしているのではありません。
DX化を進めた方が、
「人々の生活をあらゆる面で良い方向に変化させる」
というエリック、ターマン氏のようなポジティブな理由と発言に向かうことができます。
それではまず実際に、私がイチ個人としてのDXに近づくために取り入れていることをざっくり挙げてみたいと思います。
ネットバンキング
ネットバンキングの活用により、窓口に行く手間や時間などの制約がかなり削減できています。リアル銀行より手数料が安いので、費用の面でもコスト削減、つまり節約になっています。
私の場合銀行は、リアル店舗がある銀行とネットバンキング、ネット銀行を併用しています。
そのうち、リアル銀行とネットバンキング等の利用割合は、1対9 位です。
本当は10割ネットバンキングで良いと思っているのですが、さすがに何かあったときに困ると思い、念のため1割だけリアル銀行を残しています。
そもそも銀行の存在自体、バーチャル的概念です。
もっと突き詰めると、お金の存在そのものがバーチャル的概念です。
ですからよりバーチャルな概念に近い、ネットバンキングで充分間に合うのは当然のことですね。
ところが多くの場合は、リアル銀行に固執しているように思います。
確かに、ネット銀行がネットを経由しますからその際でのセキュリティの不安等があるのは当然だと思います。
けれども、それはリアル銀行やリアルな現金でもリスクがあるのは同じです。
どちらにもメリットもデメリットもあるのですが、要は使い慣れているから使い慣れてないかの違いです。
私はほとんどネットバンキングを使っていますが、リアル銀行の窓口に行ったりするなんて事は、時間がかかるしめんどくさいし、もう考えられません。
振り込みも、預金関連の申し込みも、解約も変更も、全てネットでささっと夜中でも何でも済ませてしまいます。
Apple Watch
私が持っているアップルウォッチは型が古いですが、格安です。
それでも機能は余すことなく利用できています。
Apple Watchの活用により、例えばレジで財布を出し入れする、小銭や千円札の用意、ATMに行く手間、駅改札やバス乗車の手間その他を削減できています。
今、「スマホ(iPhone)があればApple Watchはいらない。」と思う方がほとんどだと思います。
確かに理屈から言えば、スマホがあるだけで充分便利なのですから、その上わざわざApple Watchを取り入れる必要は無いと考えるのは当然かもしれません。
私も当初はそう思っていて、Apple Watchを使っているのは単にガジェット好きの新しい物好きな人の趣味だと思っていました。
けれども、時代の最先端を担っている天才集団の人が集まっている企業が世に生み出している製品を実際に使ってみることをの重要性に気づきました。
Apple Watchが手が出ないような高価な価格ならいざ知らず、今では型落ちであれば半端な時計より安い位の値段で手に入ります。
一方で、どうでもいい買い物例えば栄養にも何にもならないジャンクな食べ物とか、アルコールとか結局捨ててしまう無駄な細々した買い物などを買うのであれば、Apple Watchの方を1台くらい買ってもお釣りが出るはずです。
天才集団の人が考えて考えて製品化したApple Watch。これが手ごろな価格で手に入ります。
Apple Watchを実際に使ってみてそれで「いらない。」と判断したのならそうすればいいし、もしかしたら何か違う新たな視点や気づきが生まれる可能性だってあるのです。
だったらまずは使ってみることで、マンネリ化した概念に風を入れても悪くはないと思いました。
Apple Watchを導入して1年経ちました。
今ではApple Watchのない生活は考えられません。
第一にレジで財布を出し入れ必要がありません。モバイルSuicaを使えるようにしていますので、レジでは腕をピッとかざすだけです。
電車やバスの乗り降りも同じです。
他にもいろいろな使い方がありますが、それは人によって使い方をいろいろ工夫する個性を発揮できる代物でもあります。
電子書籍リーダー(Kindleペーパーホワイト)
紙の本は魅力的です。
一方で重い、かさばる、劣化するなどの困ったデメリットがあります。
そこで電子書籍の活用の出番です。
さらに電子書籍をより快適に読むために電子書籍専用リーダーを使うと、より読書が充実します。電子書籍の欠点が専用リーダーを使うことで軽減するんです。
私は前から結構本を買います。
そして以前は、本はやっぱり
「紙の本でないとね。」
と思っていました。
と言うのはKindleでもコボでも、電子書籍はアプリをダウンロードさえすればパソコンでもiPadなどのタブレットでもスマホでも読むことができるからです。
しかも、もともとあるスマホやiPadなどの端末を利用すれば追加料金がかからずタダです。
それなのに何のために電子書籍専用リーダーを買わなくてはならないのかと思っていました。
電子書籍を読み始めて困ったのは、目の疲れでした。
短時間であれば問題ないのですが、長時間になると画面がテカテカしているのでどうしても目が疲れるのです。
そこで目をつけたのが電子書籍専用リーダーでした。
当時はまだ電子書籍そのものをあまり買っていなかったこともあり、楽天のコボを初期だったために格安で購入しました。
ところが楽天はそもそもあまりを利用していなかったために、コボ自体もあまり使わないということになりました。
そこで普段より多く利用しているアマゾンの電子書籍リーダーであるKindleペーパーホワイトを買うことにしました。
正直値段は割高だと思いました。けれども割と本は買う方なので、1つ位持っていてもいいだろうと思いました。
実際に買ったKindleペーパーホワイトですが、iPadやスマホにKindleのアプリをインストールして読む電子書籍とは全く違う読書ができるということがわかりました
予想通りとは言え紙に近いです。
さらに私はアマゾンをよく使いますしKindleではしょっちゅうセールをしていたりもしますから、頻繁にKindle経由で電子書籍を買うようになりました。
また本はネットでチェックしていて読みたいと思った本をわざわざ本屋さんに行かなくても
その場ですぐ買って読むことができます。
「買いたいときに間があかない」というのが非常に大事なことだと思います。
またキンドルペーパーホワイトはとても軽いので、出先に持ち歩くのにも荷物にならず重量の制限を受けないメリットもあります。
ホットクックで自動調理
「炊事は手間をかけた分、愛情がこもっている。」
という認識はどうにかした方が良いと思っています。
調理も部分的に自動化ができます。
あの著名な勝間和代さんは、様々なものが進化していますが調理だけが置き去りにされていると説いています。
私は今年の春頃に、ホットクックという自動調理家電を導入しました。
きっかけは勝間和代さんの書籍でした。その家電の存在自体はもっと前から勝間和代さんの書籍で知っていたのですが、置き場所や値段等に躊躇して導入に消極的になっていました。
けれども置き場所を理由にして導入をためらっているのではなく、まずは導入してみて置き場所はなんとしても確保すればいいと考え方を変えました。
結果として実際に買ってみたら置き場所は何とかなりました。
そしてあらかじめ段取りさえしておけば勝手にセットしてくれるので、調理に携わる時間を大幅にカットすることができました。
勝間和代さんも、様々な、様々なけれども置き場所を理由にして導入をためらっているのではなく、まずは導入してみて置き場所はなんとしても確保すれば良いと考え方を変えました。
結果として実際に買ってみたら置き場所は何とかなりました。
そしてあらかじめ段取りさえしておけば勝手にセットしてくれるので、調理に携わる時間を大幅にカットすることができました。
「料理は手間ひまをかけて愛情を注ぐもの」
概念に縛られている女性が多いように思います。
それから躊躇するのはその値段でもあるでしょう。確かに安くはありませんが365日、料理をしなければならない人にとってはすぐに元が取れる値段です。
反対に導入しないと無駄に料理にエネルギーをとられてしまいそうしていたのではないかとさえ思います。
さいごに
国が進めようとしているDX化ですが、イチ個人もその傾向を取り入れることが有用ですね。
今回は
- ネットパンキング
- アップルウォッチ
- 電子書籍リーダー
- ホットクック
の例を挙げました。
新たに物を取り入れるとき、
「DX化」を意識してはいかがでしょうか。