はじめに
車を手放して16年の我が家が、先日の夏休み中、カーシェアリング利用で日帰り旅行をしてみました。
車を持たない場合でも、このようなサービスがあることで不便なく暮らしています。
カーシェアリングのメリット
カーシェアリングとは、登録した会員同士で車をシェアすることです。
我が家で登録しているのは「タイムズ」というカーシェリングです。これまで夫がゴルフで何度か利用していました。
よく比較されるレンタカーとの違いですが、一番大きなカーシェアリングのメリットは
受付に人の介在がないので受付待ちや、営業時間や、営業所の場所に左右されないことです。
そのため、カーシェリングの拠点さえあれば全国どこでも融通が利く使い方ができます。
- 早朝や夜間でも利用できる
- 空きさえあれば、急な利用もできる
- 出先の利用にも柔軟に使える
ゴルフ利用夫の事例
例えば夫はゴルフで利用します。
レンタカーでは営業開始時間を待っていては間に合いません。また、レンタカーの営業所は駅近など限られた場所で、そこまで出向く手段が必要です。
けれどもカーシェアリングは空きさえあればいつでも利用できるので営業時間に拘束されませんのでカーシェリングを利用しています。
また、駅は近いのですが徒歩で楽に行ける範囲にレンタカーの営業所がありません。けれどもカーシェアリングはかなり近いところに拠点が複数あります。マイカーに乗る感覚で利用できています。
近隣のレンタカーの営業所前ではよく観光の利用者が受付の順番待ちで並んでいる光景を見ます。けれどもカーシェアリングは、そのような受付にまつわる時間ロスが全くありません。
法人利用も増えているのかも
夫が勤務する会社では、都内の部署でカーシェアリングを利用して併用いるそうです。
夫が仕事で利用したことはありませんが、このように事業で利用する例も増えているようです。
カーシェアリング「タイムズ」使用体験事例
夫は度々ゴルフでカーシェアリングを利用していますが、筆者はカーシェアリングの自動車に乗ったことがありません。
そこで先日、通常は電車で出かけるところをカーシェアリングの「タイムズ」で夫と日帰り旅行に行くことにしました。
※タイムズの利用には会員登録が必要です。
①予約
夫はすでに会員なので、利用の3日くらい前に予約を入れました。
この時点で利用予定日の3日前でしたが、空きさえあれば即時の利用も可能です。例えば近隣最寄りの空きがなくても、少し離れたところの車の空きがあれば、そちらを利用することも検討できます。
②予約当日、利用開始
予約当日、7時くらいに車の利用を開始して出発しました。車種は普通車のコンパクトカーです。一番安い車種です。車種で料金が違います。
キーの開け方は会員カードを使います。自動車は自宅前まで夫が持ってきたので見ていないのですが、会員カードをリヤウィンドウに貼ってある「タッチ」というマークのシールにかざすそうです。
車内の衛生面について
運転席のドアポケットにはクリーナーか何かはありました。筆者は念のため持参した除菌ウェットティッシュで拭けるところを拭きました。
当然タイムズには
- ゴミ持ち帰り
- ペット不可
などの規則があります。車内にルール違反の場合は登録解除みたいなペナルティがある旨の記載がありました。
ガソリンを給油
今回利用した車に乗ると、ガソリンの残量が約半分でした。短時間、短距離ならそのままで良さそうですが、今回は念のため給油しておいたほうがいいようです。渋滞などにあった場合も考慮してガソリンを給油することにしました。
利用料はガソリン代込みです。
途中、高速のサービスエリアで、給油しました。(有人)
給油の支払いは、タイムズの「給油・洗車カード提示」でできます。
反対に、ガソリンを給油するとポイントが付与されます。推測ですが、ガソリン給油と洗車は手間がかかるため、手間代という位置づけではないかと思われます。
③現地到着~帰宅
お出かけ先に到着して、車を停車しました。そして再び車に戻り、一般道から高速に乗り帰宅しました。車の停車場所に返却して無事終了です。
返却場所は自宅すぐ近くのため、楽に利用できました。ただし乗り捨てはできず、利用場所に戻す必要があります。
延長は次の予約がなければ、手続き後できるようです。今回は予約時間内に戻りましたので、問題なく完了しました。
コスパは状況で変化する
ただしこの結果がすべての結果ではありません。あくまで今回の結果です。タイムズは、短時間利用で走行距離が短い場合は割安になると思われます。
今回筆者夫婦の利用は、割高になる分岐点を超えてしまったと思われます。
また、車に同乗する人数でもコスパは変化します。人数が多いほどにコスパは良くなるでしょう。
また高速道路を使いましたので、カーシェアリングの直接の費用ではありませんが、交通費総額という視点では割高になっています。高速を使わない場合はコストはもう少し低くなります。
タイムズ利用に向いている使用例とは
タイムズの利用に向いているのは基本的に
- 短時間
- 短距離
利用だと思われます。
反対に
- 長時間
- 長距離
の場合はレンタカーのほうが良い場合もありそうです。
また、レンタカー同様に公共の交通機関では行きにくい場所や、電車やバスが混雑必須の場所に行く場合、採算度外視でカーシェアリングの自動車が功を奏することがあります。
自動車を所有しないで得られる多大な節約効果は大きい
今回は、電車利用より、やや割高になった初の(筆者に限る、助手席に乗っただけ)カーシェアリング利用でしたが、たまにしかこのような使い方はしません。
ですので、自動車を所有するコストや手間を考えると最終的には大幅な節約になります。
総合的に判断すると、自動車を所有しないけれど必要な時にだけ使える利便性と節約効果は偉大です。
年に数回利用するためだけに、自動車を所有するとそのコストは多大なものになります。
自動車が必要な場面を想定しても、カーシェアリング利用は年数回です。利用時間や走行距離でコスパは左右されますが、状況に応じてレンタカー、タクシーを組み合わせてば利便性とコスパのバランスがとれます。
参考記事・よろしければこちらもご覧ください。あくまで平均的な場合ですが、自動車を所有すると年あたり74万前後の支出があります。
自動車所有のあらゆる負担を回避できる
自動車はたまに必要なことはあるものの、自分で所有しない利便性は大きいと感じます。
コスパが良いだけではありません。自動車を所有することで生まれる手間暇がいらなくなることもかなり大きいです。
- 清掃
- 洗車
- 修理
- 定期点検
- 買い替え
- タイヤ交換
- 税金支払い
自動車は子供の次に手間がかかります。
まとめ
- はじめに
- カーシェアリングのメリット
- 法人利用も増えているのかも
- カーシェアリング「タイムズ」使用体験事例
- コスパは状況で変化する
- タイムズ利用に向いている使用例とは
- 自動車を所有しないで得られる多大な節約効果は大きい
- 自動車所有のあらゆる負担を回避できる
- まとめ
- さいごに
さいごに
今回は「カーシェアリング利用で日帰り旅行をしてみた・自動車を持たない暮らし」という話をしました。
自動車を持たなくなり16年になります。その間、
- 公共の交通機関
- タクシー
- レンタカー
を利用してきましたが、最近はカーシェアリングを取り入れています。レンタカーで補えないことを、カーシェアリングは埋めてくれる感じです。
これで自動車を持たない欠点がほとんどなくなりました。
参考になればうれしいです。