自宅内から徹底的に不用品を排出中です。なぜ、そんなことが必要なのでしょうか。それは第一に、「どうでもいいもの」を排出することで、本当に必要なものだけで暮らすためです。
暮らしていると、ついつい「どうでもいいもの」が蓄積されます。ときどきこれらを家から出さないことには、無自覚な不用品が増える危険があります。
自覚がないと、不要なものに気づけないもの。例えば大きくて重い家具は今後の自分には必要ない。そう実感します。
物理的に、自由に動かしがたいものがあると、心理的にフットワークが重くなります。カバンが大きくて重いと、旅行の時自由に移動できない現象と同じです。
物が少なければ、思い立った時にすぐに行動に移すことができます。それはたとえ自分が担いで歩くわけではなくても、所有していれば意識は感じています。
その証拠に、小さなものでもいらないものを家から出すと、心が軽くなるのを感じます。同時に手放したものは、もうそれらのことを思い出す必要がありません。「どこにしまおうか」とか「手放すか否か」とか物を持っていればそれらに思いがいきわたります。
持っているものが少なければ、それらに要する思考も最小限で済みます。ものを手放すと心が軽くなる「ような気がする」のではなく、実際に軽くなっているのだと痛感しています。