はじめに
今回は、「処分するかどうか迷うもの」についての判断方法についてお話します。
もくじ
- はじめに
- もくじ
- 捨てるか残すか迷うモノ、正解は
- そもそも、なぜ捨てたいのか
- よい変化を起こすには、現状維持を変える必要がある
- 物理的にモノを減らすと、本当に必要なモノが見える
- 余計なものがあると思考にも制限がかかる
- さいごに
捨てるか残すか迷うモノ、正解は
まず結論を言います。捨てるかどうか迷うものについては捨てるが正解です。一度でも捨てが頭に浮かんだ物は、必ずいずれ捨てる運命をたどります。
ではなぜ、捨てるかどうか迷うのでしょうか。正解は捨てだと自分ではわかっているのですが、いろんな理屈が浮かんでジャマをするのです。
例えば、もったいない、後で後悔したくない、お金を無駄にしたと思いたくない、などです。何をかくそう、これらはすべて私の経験です。
そもそも、なぜ捨てたいのか
そもそもですが、なぜそのモノを捨てようと思ったのでしょうか。それは自分の生活をよりよくしたいからです。すっきりして気分を一新したり、生活の効率を上げるためですよね。
ところがそんなとき、「より良くなろう」という前向きな気持ちにストップがかかるのです。なぜかというと、人は現状維持しようという本能があるからです。たとえそれが、良いことでもモノを手放すことは現状を変えることです。
現状維持すれば少なくとも、今日と同じ日をキープできます。ところがモノを捨てて変化が起きれば、今とは違う明日があります。
よい変化を起こすには、現状維持を変える必要がある
ところがここで、現状維持から脱することに不安や恐怖心が起きるというわけです。同時にモノを手放す罪悪感も本来は受け止めなくてはいけません。これはつらいことだし、過去の買い物が間違いだったと認めて直視しなければならないことがあります。
そういうことをひっくるめて、捨てるを実行しなければ、現状は変わりません。
物理的にモノを減らすと、本当に必要なモノが見える
不思議なもので、物理的にモノを減らすと、途端に本当にやりたかったことが見えてきます。実際、私は最近あるものを手放しました。
すると途端に、以前からうすうすやりたいと思っていたことが突然イメージとしてわいてきたのには驚きました。
なぜ処分した途端にそんな現象が起きたのか考えてみると、おそらくこういうことです。最近、処分したある大きな物は物理的なスペースを占領していました。
ところが思い切ってそれを処分したら、同じくある程度物理的スペースが必要な趣味で使う物が浮かんできたのです。
余計なものがあると思考にも制限がかかる
これはつまり、今まで物理的な制約があったので、ほかにやりたい事があったにもかかわらず、無意識に自分で封印していたということでしょう。
断っておくと、これは断じてリバウンドの兆しでも、「捨ててまた物を増やす」こととは別物です。
さいごに
頭の中で考えることと、実際に目の前にある物は別物と思われています。ところが今回、そうではないことを身をもって経験しました。
物理的に余計なスペースを占領していると、無意識に自分でそれを必要とする本心に封印して気づかないことがあるようです。
そんなことがこれ以上起きないように、自分の本心に素直に生きるためにも、余計なものを思い切って手放してみませんか。