はじめに
今回は、我が家の家計管理方法の流れを紹介します。方法はなるべく手間をかけないようにしています。
もくじ
- はじめに
- もくじ
- 家計管理は目的を決める
- 家計の体力を把握する
- 家計の健全度などを知る
- 一般家計簿に書いているのは損益計算書
- 家計簿はアプリとエクセルでシンプルに
- バランスシートの残高の動きをチェックするだけ
- さいごに
家計管理は目的を決める
まず、家計管理は目的を決めています。
目的は、
現在と将来に向けて、お金に適度なゆとりを持たせるためです。その前提としては、足りなくなることは避けたいことです。
そのためには正確な数字を知る必要があります。けれども以外に思うかもしれませんが、正確といってもたとえば財布の中身と家計簿を1円、10円、100円単位を合わせることはたいして重要じゃありません。
家計の体力を把握する
じゃあ、何が大事かというと、家計の体力を把握することなんです。それには必要なことがあります。
- 企業でいうところの、貸借対照表的(バランスシート)な資産等の状況を知る
- 企業でいうところの、損益計算書的な収支を知る
貸借対照表とか、損益計算書とかいうと、何やら面倒でわからないと思うかもしれませんが、要はこういうことなんです。
貸借対照表・・現金、預金、解約で現金化できる保険やクレジットカード、住宅ローン返済などとの収支バランスの確認(一定の日時時点の残高を把握する)
損益計算書・・給与収入と毎月の食費、光熱費、学費などの支出の収支バランスの確認(一定の期間に発生した金額を把握する)
厳密にはもっと当てはまる項目がありますが、今回はざっくりとした家計の話だけにとどめます。
家計の健全度などを知る
例えば現在、現金や銀行に預金があっても、ローン残高がたくさんあれば実際の家計は赤字です。ところがこの辺を勘違いしてしまうと、実は赤字でヤバイ家計なのに「我が家にはお金がある」と思ってしまうと大変なことになります。
一般家計簿に書いているのは損益計算書
損益計算書的な内容は私たちが「家計簿」と呼んでいるものと考えればいいです。ここで気づいたかもしれませんが、実は一般的な家計簿では、貸借対照表のバランスを把握しにくいのです。
だから家計簿をきちんと書いているつもりでも、かんじんの現預金などとローンなどの収支バランスを確認しないまたは把握しないために、家計の体力がどのくらいあるのか、実はわかっていないということが起きます。
家計簿はアプリとエクセルでシンプルに
我が家の家計簿は次のように記録して判断の材料にしています。
貸借対照表→エクセル
損益計算書→家計簿アプリ(「ザイム」を使っています)
普段の支出などは家計簿アプリにどんどん入力して、集計はアプリにお任せしています。本来は貸借対照表にあたる分も家計簿アプリを使うことは可能です。
けれどもこの部分だけは入力に抵抗があるので、自分でエクセルで自作しています。この内容はこのような感じで作っています。
バランスシートの残高の動きをチェックするだけ
毎月、バランスシートの数字の動きを重視しています。例えば現預金の残高の合計が先月や半年前や一年前と比較してどう変わっているかを見ます。
すると細かい家計簿の残高合わせに四苦八苦しなくても、「つまり我が家の家計は、よくなってるの?それともマズいの?それとも横ばい?」というようなチェックが簡単にできます。
むしろ、細かい家計簿の支出で電卓をたたくよりも、このチェックが大事です。
さいごに
家計簿をシンプルにするには、第一に目的を持つことが大事です。それが「家計簿を書くこと」が目的になってしまうと、一円や10円や100円が合わなくてイライラ。結果、家計チェックもしなくなるという本末転倒なことが起きます。
このほか、家計に問題があって、日々の支出をチェックするのであれば、日々の細かい残高合わせやチェックは必要です。
家計簿は「これが正解」ではなく、いずれも意識を向けることが一番大事です。