はじめに
今回は、電気代の効率的な節約方法について紹介します。
根本を見直す
電気の使い方を見直す前に、根本的なことを確認してみます。
例えば契約している電力会社を乗りかえることで、今より電気代が安くなる可能性があります。
確認は下記の比較サイトで簡単です。
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電気の契約内容を見直す
電気の契約内容の見直しで電気が安くなることがあります。ただし無理は禁物ですが、一つ下のアンペアでも可能な場合は検討の余地があります。
ちなみに私は、若かりし頃、入居した賃貸でオーナーに事前に承諾をもらったうえで、毎度契約アンペア数を下げていました。代わりに退去するときは元に戻さないといけませんが、一度設定するとずっと自動的に電気代が安くなります。
ただし、このようなケースもあります。
ご契約アンペアを減らした場合、「基本料金」は見直したご契約アンペアに応じて下がりますが、「電力量料金」はご使用状況によっては変わらない場合や増えてしまう場合もあるため、ご契約アンペアを下げることで「電気料金の合計額」が必ずしも下がるとは限りませんのでご注意ください。
出典:ご契約アンペアの選び方│ご契約内容の変更│東京電力エナジーパートナー
また、場合によりアンペア変更の工事費がかかる場合があります。50代の私が30代くらいだったころの話ですが、工事費として3千円くらい現場で徴収されたことがあります。
けれども工事費は徴収されないことのほうが多かったです。工事といってもブレーカーあたりを操作するような、5~10分くらいで終わる感じでした。
今にして思えば、退去時に工事費として3千円徴収されたときは、その物件に長く住めば節約効果が生かされる可能性が大きいですが、居住期間が短いほど節約効果としては微妙だったかもしれないと思っています。
当時、入居時は30アンペアになっていたのを、20アンペアくらいに下げていました。ちなみに暖房は石油ファンヒーターでお風呂,給湯はプロパンガスでした。
ただし無理にアンペアを下げて、いつもブレーカーが落ちるようではNGです。あくまで可能な場合は検討してください。
冷暖房の効率的な節約
冷暖房費は、むやみに節約すると健康に影響が出かねません。それには効果的に使いつつ、「ムダに使わない」ことが大事です。
ではどのようにすれば良いのでしょうか。それにはまず、冷暖房器具そのもの以前に、効果的に使える室内環境を整えます。
ドアや窓の 開け閉めを減らす
部屋のドアをこまめ閉めるようにします。ドアなどの出入り口を開けっ放ししないで、できるだけ空間を小さくするようにします。
例えば我が家はリビングに隣接する北側の寝室のドアを、普段は開けっ放しです。それを冷暖房を使うときは閉めています。
ささいなことですがあたたまった空気が逃げにくくなり、効果は大きいです。
取扱説明書をよく見る
冷暖房器具の取説をよく見ると、正しい使い方や手入れの仕方が書いてあります。これをはじめによく読むことがかんじんです。
ところが使い始めは使うことに精一杯で、このような手入れの仕方などをよく読まないで使い始めがち。
改めて使い方をよく確認すると、部品の手入れ方法や適切な頻度が書いてあります。とくに最初からまめに手入れをしていれば、同じ器具でも長い間、故障をしないで使うことができます。
特に冷暖房器具で大事なのはフィルターの掃除でしょう。どんなに性能の良い冷暖房器具でも、使う間にホコリが蓄積されます。ホコリを取り除かないと冷暖房の効果が低くなり、故障をしやすくなります。
いったん不具合が起きてからでは修理も大変ですが、初めから定期的にまめにホコリを取り除くことで、冷暖房の効果をあげることができます。とはいえフィルターの掃除は忘れやすいので、
毎月「〇日にフィルター掃除をする」
など、手入れの日を決めておくのも良いでしょう。
カーテンを併用して冷暖房効率を上げる
カーテンは、主にプライバシーを保つために部屋に付けると思われています。その他はインテリアを楽しむためでしょうか。その他は昼間の日差しをさえぎり、夜は光をさえぎって夜ぐっすり眠るために必要だと考えている人が多いことでしょう。
一方でカーテンの、気づきにくい効果は冷暖房効率にあります。それは薄いレースのカーテン一枚でも、効率がまるで違います。
カーテンが一枚あるだけで室内の温度はまるで違います。夏は暑さや日差しをさえぎり、紫外線をカットしてくれます。
冬は冷気を室内に入れず、暖房で温まった室内の空気を外に逃さない効果があります。さらに厚手のカーテンで二重になっていれば、カーテンの間に空気の層ができます。
するとさらに冷暖房効率が上がるので結果として節約効果があります。カーテンを単なる目隠しやインテリア目的と思っていた場合は、もう一つ
「冷暖房効率が良くなる」
ことを意識してみて下さい。
使い捨てカイロを活用する
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使い捨てカイロを自宅でも活用します。電気のコードがついている器具は、移動したまま使えません。
けれども使い捨てカイロなら、自在です。一つ貼るだけでも暖かさが全然違います。
一人用の小型カーペットや電気ひざ掛けを活用する
それほど寒くない時には、室内全体を暖めるよりも一人用の小型カーペットや電気ひざ掛けを活用すれば少ない力で電気代を節約することができます。
例えば家族全員が使う二畳や三畳タイプなどの電気カーペットではなく、一人用をキーワードに選んでみます。
一人用の電気ひざ掛け、マットを使えば電気代をカットすることができます。またこのような製品は空気も乾燥しないので、暖房器具で喉や顔が乾燥することを予防できます。
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↓私が使用している電気ひざ掛けは現在、販売がないので類似品リンクを貼っておきます。
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洗面所にセンサー付き小型ヒーターを設置する
これが厳密にいうと節約効果のほどは不明です。けれども健康維持に大事なのであえて記載します。
いくら電気代節約が大事といっても、ヒートショックなどを起こしては本末転倒です。そこで我が家で使っているのはセンサー付き小型ヒーターです。
もちろん転倒オフセンサーもついているし、人感センサーオフにできるので、あらかじめ洗面所をあたためておくこともできます。
洗面所を暖房するためにリビングのドアを開けて暖めるより、このような器具を使うほうが早く暖まります。何より確実に温まるのでヒートショック予防にはこちらを併用が安全です。
我が家はこのヒーターを今年で5~6年使っています。
ただしこの製品、現在は正規品では出回っていないようです。というわけで似た製品はアイリスオーヤマにありました
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さいごに
今回は電気代を安くすることを意識した方法の一例を紹介しました。 例えばそもそもの電気やガスの契約を見直すのも一つの案です。(賃貸の場合はオーナーさんの許可をもらう必要があります)
暖房は無理に節約すると健康に影響が出ます。ですので無理のない範囲で実施をしたいですね。例えば通常の暖房と併用してピンポイント的な、器具を使うのもありです。たとえば洗面所のセンサー付き小型ヒーター、一人用の電気カーペットや電気ひざ掛けなどです。
実際、私はこれを併用しているので、エアコンの暖房ですが、それほど高い温度設定でなくても普通に過ごせています。