はじめに
先日、今年も確定申告はスマホ(電子申告)を使って簡単に提出完了しました。電子申告をすると、本来は待ち時間など面倒なことが、簡略化できるんです。
普段は確定申告不要なサラリーマン世帯の方でも、家やマンション購入などで住宅取得等特別控除や医療費控除を受けるために確定申告をする機会は割と多くの方が経験します。ですのでこの機会に、電子申告(e-Tax)を視野に入れることを断然、おすすめします。
というのは、年々申告方法が見直されて簡略化されているからです。さらに電子申告を取り入れることで、いっそうラクに申告が可能です。
ちなみに、今年は確定申告の期限が延長されています。通常は3月15日期限ですが、今年はコロナの影響でで4月15日期限です。
電子申告(e-Tax)とは?
では電子申告(e-Tax)とは何?と言いますと、申告をオンライン化することで申告や納税を簡単にスピーディに行うためのシステムです。正式名称は国税電子申告・納税システムといいます。
今回は申告に関する話をします。以前から電子申告の制度自体はありましたが、カードリーダが必要などの面倒や初期費用の問題がありました。
でも今はスマホ(対応機種のみ)を利用することでわざわざカードリーダを使わなくてもよくなりました。それから私はマイナンバーカードを取得したこともあり、より申告しやすくなったと感じます。
電子申告の申告方法は主に2つあります。
マイナンバーカード方式
簡単なのは、マイナンバーカード方式です。
対応機種、例えばiPhoneを使えばカードリーダ不要です。(7以上)
iPhone以外でしたらICカードリーダーを使うこともできます。
マイナンバーカード方式は、税務署窓口に行く事前の準備はいりません。
やっぱりマイナンバーカードは作ったほうが何かと楽です。
ID、パスワード方式
もう1つはID、パスワード方式です。これは、カードリーダーやiPhoneなど対応機種がなくても可能です。ただしID、パスワード方式は事前に準備が必要です。この方法は一回だけ税務署に行かなくてはなりません。今からでは混雑しそうなので、無理があるかもしれません。具体的には、国税庁のHPにアクセスして、申告書を作成して送信します。
ただしこの方法はマイナンバーカードが普及するまでの暫定措置らしいので、いつまで使えるかはわかりません。できればマイナンバーカードを取得して申請したほうが簡単でしょう。
マイナンバーカード方式を使いスマホで申告した
我が家では夫と私ふたりともマイナンバーカード方式を使いスマホで申告しました。
スマホを使うと画面がシンプルなので入力時に迷うことが減ります。ただし昨年は初めてマイナンバーを使った申告をしたので登録の作業にちょっと戸惑いました。
今年は2年目なのでスムーズでした。数年前までは確定申告の手間が必要で面倒な作業でした。
10数年以上前から税務署に並んだことはない
けれども実は、当時から我が家では確定申告は最低でも郵送をしていましたので、行列に並んだことは一度もありません。
ましてや現在は年々、添付書類が簡略化され、マイナンバーカードがあればさらに簡単です。
マイナンバーカードを取得しておいて良かった
マイナンバーカードは我が家でものらりくらりと取得していませんでしたが、運よくコロナ流行直前に取得しました。ですので、確定申告は本当に簡単になりました。
その前に確定申告と聞くと、身構えている方は多いのではないでしょうか。混雑する税務署や役所の特設会場で順番待ちをするなど、半日がかりだった方も多いですよね。
サラリーマン、ウーマンも確定申告の機会はある
我が家では夫がサラリーマンなので基本的に確定申告の必要はありませんでした。
ですが家を購入したときには 住宅取得等特別控除の申告をしたり、家を手放したことによる申告が必要だったり、医療費控除を受けようとしたり、ふるさと納税などで、ここ数年は頻度が多くの確定申告をしています。
医療費控除は世帯内で収入の多い人で申告すれば得
我が家では当然ながら夫のほうが収入が多いので、医療費控除は夫の分で申告しています。
医療費控除は、家族のうち収入の多い人で申告すると世帯全体では戻る税金が多くくなります。
ところがこの辺を勘違いして、例えば夫は夫、私は私と別々に医療費控除の申告をした場合、戻る税金が世帯全体で減ることは十分にあるわけです。
ですので、医療費控除をするときには、年収の多い人で申告すれば得というわけです。
電子申告などで提出不要になった書類は多い
また、以前は原本の提出が必要だった書類が提出不要になったため、スマホで申告が完結することが多くなりました。
実際に我が家の場合では以下の書類が提出不要です。
電子申告などで提出不要になった書類(ふるさと納税は電子申告以外は受領書の提出が必要です。ただしワンストップ特例をのぞく)
- ふるさと納税の受領証
- 医療費控除の明細と領収証(ただし領収証の代わりに医療費控除の明細書を提出する)
- 源泉徴収
確定申告で順番待ちはもう古いかも
確定申告と言えば税務署や役所で順番待ちをするもの・・と思っている方はぜひ、申告の方法をこの機会に見直してみませんか?
電子申告はちょっと・・という方はまず、郵送で提出することを試みてもよいですね。申告は窓口に行かなくてもいいんですよ。郵送でもOKなんです。
そのほか、税務署のポストに投函することもできます。
郵送、ポスト投函が不安な場合は税務署受付で提出だけでしたら、それほど待ち時間はかかりません。
電子申告がどうしてもできない場合の申告手段
郵送、ポスト投函の場合は、控えを用意して返信用封筒(返信送料の切手を貼り、宛名を書いたもの)を同封します。
「控えを同封するので受付印押印のうえ返信用封筒で返信願います」的な文言を書いた紙を添えればベターです。
窓口の場合はその場で控えに受付印を押してもらえば確かにその日に提出したという確認が取れます。
控えや受付印の押印は義務ではありませんが、「期限内に提出した、しない」で後でもめたり不安にならないためにも段取りしたほうが良いですね。
さいごに
まとめ
- 今年の確定申告期限は4月15日
- 確定申告は電子申告のマイナンバーカード方式が簡単で便利
- マイナンバーカード取得しておくと何かと便利
- 提出書類の簡略化で申告がラクに
- 電子申告に抵抗があるなら郵送で提出してみよう
- 確定申告の順番待ちに並ぶのはもう古いかも
以前は行列に並ばないまでも、このような手間が必要でした。
ですが、今は電子申告を使えば混雑には全く遭わず郵便局にも税務署にも行く必要がありません。
これからでしたら長い目で見ても断然、マイナンバーカードを使った電子申告(e-Tax)が圧倒的に簡単でおすすめです。
まずはマイナンバーカードを取得すれば、あとは設定するだけですので、ぜひ実践に挑戦してみてくださいね。