
はじめに
新NISAが開始して2年が経過しました。賛否両論ありますが、筆者は積極的に利用する方針です。今回は新NISAを利用する理由を改めて紹介します。投資というものを考えるヒントになればうれしいです。
新NISAは善か悪か
新NISAについては、開始以来いろんな考えがあります。ポジティブな考え方としては、一般に言われているとおりです。
新NISAのメリット
- 対象枠内であれば無期限で非課税運用できる
- 旧NISAよりも非課税枠が増えた
- 売却したら翌年以降に枠が復活する
新NISAのメリットは一にも二にも非課税ということです。本来の約20%の税金がかからないから、課税されるよりもお得ということです。それ以上でも、それ以下でもありません。
新NISAのデメリット
一方で新NISAのデメリットとしては、このようなことがあります。
- 損失が出ても確定申告で損益通算できない
- 口座開設に一定の手間が必要
- 預貯金と違い元本割れリスクがある
新NISAの最大のデメリットは、新NISAで運用した投資商品はマイナスが出ても損益通算できないことです。
ところがデメリットに関しては、国の陰謀を唱える一定の人がいます。制度をよく把握して、納得すれば利用すればいいし、懸念があるなら特定口座で新NISA枠外で運用すればいいわけです。
ただ、わざわざ非課税枠を蹴ってまで、利用する理由はあまり考えられません。マイナスになる可能性を考えれば特定口座利用が良いですが。それは新NISAは利益も損失も「なかったこと」になるからです。
口座開設には一定の手続きが必要なので極端な面倒くさがりの人は、二の足を踏んで開始しにくいかもしれません。
もしくは投資自体しなければいい。リスクがあることについては、新NISAだからというわけではありません。投資そのものにリスクがあり、それが新NISA枠に入っているというだけです。
資本主義社会に生きているという現実は変えられない
私たちは資本主義社会に生きています。資本主義社会をどう考えるかはわきにおいても、私たちが生きている間に、このシステムがひっくり返る可能性はそう大きくはないでしょう。
とすれば、そのシステムに乗って対策をとったほうがいいわけです。資本主義社会は経済が上昇していきます。「これで終わり」ということはなく、経済は上へ上へと目指して上昇します。また人口の増加に伴う面もあります。
富裕層の秘密だった投資を、庶民に情報開示したのがNISA
資本主義社会に生きているということは、経済も上昇する前提で生きているわけです。とすれば、そこで必要な利益は投資することが必須になります。
ただしその価値は乱高下をしますので、そのリスクを取りたくない場合は、得られる利益は少ないですし、インフレリスクもあり実質減っていきます。
国の肩を持つわけではありませんが、それをわかっているから、これまでは一部の富裕層の秘密だった投資というものを、庶民に情報開示して提示したわけです。
世界規模では人口増加と経済上昇が見込める半面、日本は人口減少、経済縮小の可能性が高いから、その影響をまともに受けないために投資で身を守るすべを提示しています。それで旧NISAで開始して新NISAに至ります。
旧NISAで投資を知り「もっと早く知りたかった」
旧NISAで投資を知り、筆者はもっと早く投資の概念を知りたかったと思いました。それは単に「儲け」という概念だけが理由ではありません。
投資をすることで、より経済の関心がリアルに感じられるおもしろさを感じたからです。
投資をしないで経済のニュースを見ても、あまり実感がわきません。ちまたで株価がどうこう言っても、よそ事で頭に入りません。株価がマイナスの時は対岸の火事と構えていられますが、上昇したときもそれは同じです。すべてが他人事になるのです。
ところが投資を開始した途端、経済は自分事にひっくり返ります。それに伴い、なんと経済は奥が深くて面白いのだろうと感じます。そしてもっといろいろなことを知りたい、学びたいという欲求が出てきます。
投資に早めに入るきっかけを逃した本
『お金は銀行に預けるな』
実は筆者はもっと早く、投資に参入するチャンスがありました。ところが当時は具体的に行動に結び付けられなかったのです。
それは勝間和代さんの「お金は銀行に預けるな~金融リテラシーの基本と実践~ (光文社新書)」という本です。
話題になっていたので当時、買って読みました。けれども当時の筆者はチンプンカンプン。まったく意味が頭に入りませんでした。
この本の当初の出版は2007年11月です。(おそらく↑の本は新版かもしれません)出版当時このタイトルは世間をおどろかせました。ところがタイミング的に皮肉というかなんというか直後2008年9月にリーマンショックが起きました。そのために、この本は別の意味で、再び水面下で話題になっていた記憶があります。
そのような経緯もあり筆者は投資というものの関して、食わず嫌いになっていて知る調べることをしなかったのです。ただ、幸か不幸か投資自体は全くしていなかったので、リーマンショックの影響も受けなかったのです。
最近、再読したら、うなずきっぱなし
最近、この本を再読しました。すると内容は、うなずきっぱなしでした。もう、共感しかありません。
ただ、2007年出版本のほうに書いてあった「ボーナスでアクティブファンドを買う」という箇所だけは「ちょっと違うかな~」と考えました。
今から18年前に、早く正しい情報を提示されていたわけですが、新しい概念過ぎて、筆者は当時全く理解できなかったのです。
けれども今になって、この本の主張が正しいということを痛感しています。
新しい概念は浸透まで時間がかかるけれど
新NISAを陰謀論的に解釈する人は、18年前にこの本を理解できなかった当時の私と同じです。新しい概念は受け入れがたいのは当然です。
けれども現代は18年前と違い多数の情報があります。そして国をあげて、情報と取り入れ方が開示されています。
そして当時と比較して、技術の進み方のスピードが速いです。いちいち立ち止まっていたら、取り残されます。
投資はナイフと同じです
ただし、誰にでも無条件で投資を進めることは決してしません。なぜなら投資はナイフと同じだからです。
正しく使えば便利に働き、自分のためになります。けれども手入れをせず適当に乱暴に扱うと大けがをします。
ただ、ナイフを使うことは決して難しくはありません。むしろ知識があり頭の良い人が勝つということはありません。それも投資のむずかしさであり、おもしろいところです。
具体的には投資のプロと自称する人の目利きで構成されたファンド(アクティブファンド)よりも、市場全体にまるごと投資するインデックスファンドのほうが成績が良いことからこの理論が成り立ちます。
筆者が新NISA利用で投資を続ける5つの理由
筆者が、新NISAで投資を続ける理由は以下の通りです。
- 世界規模で人口増加するため、経済も上昇すると見込んでいる
- 資本主義社会は当面、継続する
- インフレリスク対策
- 老後資金捻出
- 投資するほうが、おもしろい
1~4は一般に言われていることです。けれどもこうした予測を聞いても、投資は怖い、やりたくないと思う人もいます。そのような人が無理に投資をする必要はありません。
筆者も投資で株価が下落すると心がざわつくのは皆さんと同じです。けれども、それでも投資をすることで、「自分も世界経済の一部に加担している」という躍動感が得られます。
「単なる個人の損得にとどまらず、この世の中全体を構成する一人として、生きていたい」という思いがあります。
まとめ
- はじめに
- 新NISAは善か悪か
- 資本主義社会に生きているという現実は変えられない
- 富裕層の秘密だった投資を、庶民に情報開示したのがNISA
- 旧NISAで投資を知り「もっと早く知りたかった」
- 投資に早めに入るきっかけを逃した本
- 新しい概念は浸透まで時間がかかるけれど
- 筆者が新NISA利用で投資を続ける5つの理由
- まとめ
- さいごに
さいごに
今回は「新NISAで投資を続ける5つの理由」という話をしました。参考になればうれしいです。