
はじめに
物価高はずっと続くのでしょうか?
今回は今後の価格の見通しと、家計対策を紹介します。
物価が過去程度に戻ることはない
物価は変動します。
結論を言うと、上下することはあり落ち着きを見せていく可能性はあります。
けれども過去のレベルに戻ることはないでしょう。
だから物価が高いと感じる現状を基準に、変化する必要があります。
こういうときにやってしまいがちなNG行動とは、やたらと不安になりオロオロすることです。
誰しも不安はあるものですが、そこはキッパリ切り替えてしまいましょう。
できるだけ早く、方針を変えて対策に乗り出すほうが有益です。
物価はどのくらい上がっている?
物価高はどのくらい上がっているでしょうか。
過去10年の生活費増
世帯当たりの生活費は、10年前と比較して年間では10~20万増えています。
多くの品目が過去10年で2~3割増えています。
個別の物価上昇で見れば、10年前は100円くらいで買えたものが、2025年は120円~130円出さないと買えなくなっています。
生活に関する支出が物価上昇のイメージほど多くないわけ
値上げではなく、中身が減ることで実質値上げされているものもたくさんあります。
数十円や数百円単位ならこの数十円の差額ですが、家計のひと月分、1年分となれば、数十万円になることもあります。
例えば1年の生活費ですが、10年前は
単身世帯・・180~190万円くらい
2人以上勤労世帯・・360万〜390万円くらい
でした。
↓
ところが10年後の2025年は
- 単身世帯・・200万円くらい
- 2人以上勤労世帯・・380万円くらい
・・と上昇しています。
その差額は年間10~20万円にもなります。
物価上昇の割に消費額がそれほどでもない理由
多くの物価上昇が2~3割ですが、実際の生活費増は2~3割に至っていません。
それは多くの人の節約志向が高くなり、消費を控えたことが第一の要因です。
住宅ローンなどのサブスク支払いは変化なし
そのほか、住宅ローンや保険料など、あらかじめ契約で決まっているサブスク的支払いは物価上昇の影響を受けにくいため、両者の総額で物価上昇ほどには生活に関する支出が増えていないのです。
住宅ローンは値上げ前に契約した人は反映されにくいですが、値上げが始まった以降に契約した人は当然、物価上昇の影響を受けます。
それは住宅の価格も高くなるからです。
また、それぞれ個人の支出を控える努力やガマンが反映されている面もあります。
「コツコツ銀行預金だけ」ではなく「広く種をまいておく」へ
これまでは、コツコツ銀行預金だけをすれば良い時代が長く続きました。
特に50代筆者の親世代は、銀行にお金を預けるだけで雪だるま式に増える時代でした。
それは日本経済が右肩上がりだったからです。
人口も増えていました。
けれども現在の日本はそうではありません。
第一に人口が減少しています。
同時に銀行預金の利子は、雀の涙です。
物価の上昇を視野に入れると、銀行預金に入れたお金は実質減っていくも同じです。
だから銀行預金と併用して新NISAを活用した投資も視野に入れる必要があります。
ただ、投資はリスクがあります。
また知識がなく始めると痛い目を見ます。
そのため、投資(新NISAなどの)をできる人とできない人との間に、数年で大きな差が開くことになります。
インフレに一番強い投資とは
インフレに強い投資が注目されます。
ゴールドについて
現在ゴールドが注目されています。
もちろん、ゴールドは昔から人気の投資です。
ただ、筆者はゴールドについて、本格的に参入する必要があるのは、超富裕層以上の人だという考えです。
さらに現物の場合は管理がむずかしい面があります。
また、ほかの金融資産と税制面が違うので、注意が必要です。
現物以外の投資の場合も、その種類ごとにそれを選ぶ目的と理由をはっきりしましょう。
ゴールドは「今人気だから投資する」ということではなく、自分の資産配分の一部にあてるという感覚を持ち、その割合をキープするくらいの手法で良いでしょう。
基本的な長期投資を新NISAで行う
リスクがあるとされる投資ですが、新NISAの非課税枠を使い、オルカンやS&P500などのごく一般的なインデックスファンドを長期目線で併用することは一般的に推奨されます。
長期投資の最大の見えにくいメリットは複利です。複利のパワーを理解していない人が多いのですが、これは長期になるほど力を発揮します。
投資を始めるときタイミングを計るのは意味がありません。思い付いた時が開始時です。
自分に投資する→稼ぐ力につながる
一番の投資は自分です。
何をもって自分への投資とするかは人それぞれです。
一般的には学習です。
特に年齢が若いほど、学習の効果は大きく長期にわたり反映されます。
例えば、収入を得るための資格を25歳で取得する場合と、50歳で取得する場合で考えましょう。
当然ですが、取得自体若いほうが簡単ですし、その収益化も若いほうが現実的に反映させられやすいのです。
資格取得をするとき、こういう考えをして停止することは基本、おすすめしません。
「この資格は稼げない」
確かに取得に相当な期間が必要なものは、熟考は必要です。
ただ、最短1~2年で取得可能な程度の資格は、ヤボな言い訳です。
子供が大人に向かって
「どうして勉強しないといけないの?」
と質問するのと同じレベルです。
子供がその手の質問をするのは、勉強をしたくないからなんです。
大人が正論を言えないことを、うっすらわかっているからそういうことを聞くんです。
確かに資格そのものが、無条件で収入をもたらすわけではありません。
ただ、半端な知識を一度集中して考えたり、その段取りと期間調整や体験が広い意味で役に立つのです。
単なる資格取得だけではなく、本を読むことや何らかの体験も学習です。
ネットでできる副業を始めてみるのもいいでしょう。
ブログ、ユーチューブ、エックス、インスタ、note、ハンドメイド・・リスクなし、低コストでできるものはたくさんあります。
このようにして得たことは、物価が上がろうが下がろうが関係ない点が大きいです。
こちらも金銭的な新NISAなどの投資と同じで、開始は早ほど良いのです。
自分への投資は収入を上げることにつながります。
節約だけではなく、稼ぐ力をつけることも大事な家計対策です。
稼ぐ力は基本インフレとは無関係です。
その仕事自体が収入にどう反映させるかはインフレが関係しますが、その知識や体験自体が消えるわけではありません。
まとめ
- はじめに
- 物価が過去程度に戻ることはない
- 物価はどのくらい上がっている?
- 生活に関する支出が物価上昇のイメージほど多くないわけ
- 「コツコツ銀行預金だけ」ではなく「広く種をまいておく」へ
- インフレに一番強い投資とは
- まとめ
- さいごに
さいごに
今回は物価高の傾向と、その対策として何に投資すればいいかという話をしました。
一般的には銀行預金と並行して、一部を新NISA経由で投資をしたり、自分の能力を高めるための学習が必要だという話をしました。
節約だけではなく、収入を増やすための「稼ぐ力」をつけることがインフレや物価高でもぶれにくい方法になります。
もちろん、これらには確実なことはありません。
けれども今すぐに小さく始めることで、将来は今とは違う結果や経験値ができるでしょう。
参考になればさいわいです。
投資はリスクがあります。各自の判断で行ってください。