「自分で洋服を買わない夫」
・・は結構多いのではないでしょうか。
- 自分の服を選ぶ気力がないほど、サラリーマンは疲れている
- 結婚以来、夫の服選びをし続けてきた
- ジャケットさえあれば格好がつく
- ジャケットのカラー選び
- ジャケットは良さそうなものを見つけたら買っておく
- 靴は3種類
- 男性の服はオーバーサイズにならないようにする
- パンツの丈は店員さんを過信しない(店と人によります)
- シャツはシーズンごと入れ替えて清潔感を優先
- 「自分のことは自分で」と理想を追いすぎない
- さいごに
自分の服を選ぶ気力がないほど、サラリーマンは疲れている
ただしこれには理由があると思います。
日本のサラリーマンは忙しい。
(サラリーウーマンも、主婦(主夫)もみんな時間に追われています。)
余暇の時間が限りなく少ないですよね。
普段仕事で忙しく疲れていて、
「休日に洋服を選ぶ気力などない」
というのもある意味、仕方ないのかもしれません。
一方で女性はどうでしょうか。
「洋服選びは大変だけれども、反面楽しい。」
という人が多いですよね。
もちろん、すべてではないでしょうけれども。
つまりなんだかんだ言って、忙しくても洋服のことに情熱を向ける傾向が多い女性と比べて、既婚男性は「そうでもない」人が多そうです。
かつてテレビではよく、
「夫の服装改善」
などが放映されていましたね。
あのケースはつまり、放っておくと「自分で服を買わないだんなさんに困っている奥さん目線」の番組でした。
買い物が好きで、しょっちゅう洋服を買い続ける人よりは、金銭的な感覚の面では良いのでしょうが、これって結構困るんですよね。
我が家の場合ですが、あの番組のようなことはないですが、実は我が家の夫も、
「自分で服を買わない人」
でした。
結婚以来、夫の服選びをし続けてきた
独身のときには
「さりげなくおしゃれだな。」
と思ったものです。
(ごく普通の服を着ていたに過ぎませんが)
ところが結婚してみると、全く自分で自分の服を買わなくなったのです。
仕方がないので、私が適当に選んで買ってきていました。
休日には仕事で疲れていて、買い物に行きたくないと言うのです。
それ確かにそうで、休日は休むことを優先しないと体を壊しそうでした。
といっても、本人がいない状態で夫の服を買わなければならないのは、本当に大変でした。
それで、どのようにしていたかというと当時は、店員さんに大体のサイズを言って、お勧めの服を選んでもらったりしていました。
そういうことを繰り返すうちに、このメーカーの洋服はLサイズ、このメーカーの服はMサイズというように、だんだん傾向がわかってきました。
また、どういう服が似合って、どういう服が似合わないかなどの傾向も見えてきました。
当時は今みたいに通販が充実していませんでした。
注文から届くまで2~3週間なんて普通でした。
だから店に直接買いにいくしかなかったんですよね。
ユニクロはまだ、出始めで、今みたいに情報があるわけでもなかったし。
もちろんときには選び方で失敗もしました。
そういうときには交換をしに行ったりもしましたが、そのまま処分したこともあります。
ほかにはメンズのファッション誌や指南本に、こまめに目を通していました。
当時は図書館にいくと男性のファッション誌ってあまり借りられていないので、助かりました。
こうしたことを何年も経て、男性の服選びの着眼点が身に付いたようです。
ですので、私の場合は、それなりに夫の服選びに関しては試行錯誤した経験があります。
そうした上で妻が(またはパートナー)、夫の服を選ぶ際の目安というかコツを紹介したいと思います。
ただし私はファッション専門家ではありません。
また、ハイブランドとか、ハイセンスなおしゃれのセンスはありませんし何もわかりません。
あくまで庶民の一般主婦目線の話であることをご了承ください。
ジャケットさえあれば格好がつく
まず、既婚男性の服はあるポイントを抑えれば、女性の服より簡単です。
なぜなら女性の服と比べて、アイテムの種類が少ないからです。
まず、何があってもオールシーズンそれぞれに対応するアイテムを揃えて欲しいのは、ジャケットです。
- ジャケットも、オススメは春秋に対応できる通常のジャケットが1枚。
- 次にあるとかなり重宝するのはナイロン素材のジャケットです。
例えば、秋冬のジャケットを着るにはちょっと暑くて雨が降っているような場合、またクルーネックのシャツ型ではカジュアルすぎるような場合、ナイロンジャケットをバックに忍ばせていくのです。
するとジャケットを羽織るだけで、きちんと感が出て、それなりにおしゃれしているように見えます。
ジャケットのカラー選び
ジャケットを初めて買う場合は、まずネイビー無地を買えばいいです。
次にもう1枚買いたいと思った場合は、秋冬ならば濃いめのグレー(ダークグレイ)がおすすめです。
夏であればネイビーよりも、リネンの薄めのグレーがお勧めです。
男性のプライベートな服は、トップスにジーンズを履いていようが、何を着ていようが、とりあえずジャケットを羽織るとなんとなく様になります。
もちろんおしゃれな人が厳密に言えば、いろいろ細かなこだわりがあるのでしょうが、「とりあえずビール」ならぬ「とりあえずジャケット」です。
ジャケットは良さそうなものを見つけたら買っておく
現在はは幸いに、夫不在の状態で「夫の服を私が買わなくてはならない」状態はなくなりました。
けれどもこれまでの何年もの習慣で、夫が着るのに良さそうな服があるとつい目が行きます。
それでちょっと前も、「これは買い」と直感したジャケットがありました。
そして一緒に行った夫に「これ買おうよ」と提案しました。
ところが夫は
「こういうのは着ない。」
と言い、さらに
「買わなくていい。」
と言うのです。
けれども私はこのジャケットは絶対に活用の幅が多いと直感しました。
それで強引に試着をしてもらい、2枚のジャケットを買ってきました。
それで実際どうだったかと言うと、夫はその2枚のジャケットを相当にヘビロテしています。
シャツだけでは物足りないときや、ちょっと肌寒いとき、機能面でもコーデ面でも活躍します。
靴は3種類
それからもう一つ大事なのは靴です。これはもう皆さんわかるでしょうが、靴が目立ちますのでこれだけはきちんと選んだ方がいいです。
- 仕事に履いていくビジネス用の革靴
- プライベートで履くきちんと系の革靴
- スニーカー
基本的にこの3種類を揃えておけば大体大丈夫です。
ただし履物はある程度の価格、品質のものを買っておいて損はありません。
足元は目立つからです。
男性はアイテムに変化がない分、靴に目が行きます。
仕事で履くための革靴は大体問題ないでしょう。
注意しておきたいというか、備えておくと困らないのはプライベートで履く用のきちんと系の革靴です。
オススメはブラウン系の紐付きの靴です。
イメージ的にはオフィスカジュアルに合わせられるようなものだと使える幅が広いです。
この靴は例えば、帰省したときに履いていくと重宝します。
ある程度良いものを用意しておくと、良いです。
当然ですが帰省したときには玄関に靴を並べます。
その家に来た人は玄関に並んだ靴を見ます。
買い物に行く時にもはけるし、アウトドアレジャー以外なら大抵のところは履いていけます。
女性の場合は、最近の流行は外したファッションなので、ワンピースやスカートにスニーカーを履くと言うのは違和感がありません。
けれども私はファッションの専門家でも何でもありませんが、男性がスニーカーを履いて外したファッションと言うのはどうも違うような気がします。
男性の場合はきちんと系のファッションならば、靴もそれに応じたほうがいいし、服装がカジュアルなら足元もスニーカーにすると言った方が良いような気がしています。
男性の服はオーバーサイズにならないようにする
それから大事なのは、サイズ感です。
女性の洋服はここ数年オーバーサイズが流行しています。
一方で男性の場合は、ジャストサイズか、若干本人が「小さいかな」と思う位でちょうどいいような気がしています。
もちろん本人が動きづらい位、小さいのは論外ですが、サイズが合わなくてオーバーサイズだと男性の場合は、途端にだらしなくなくなるので注意した方が良いようです。
パンツの丈は店員さんを過信しない(店と人によります)
それから意外と見落としがちなのは、パンツの裾の長さです。
店員さんに裾の長さを調整してもらうと、よほど洗練された店、人でない限り、大抵ちょっと長めに設定されます。
最近の男性の服の流行はパンツの長さはちょっと短めがトレンドのようです。
もちろん、洋服の種類と年齢にもよるのでしょうが、裾がたるむ位にすると途端に足元がもっさりします。
自分が思っているよりも、ちょっと短い位にしたほうがすっきりするようです。
同じパンツを履いても、裾がたるんでいる部分が多いときと、少し短い位に設定している場合はズボンの裾にシワがよらずにすっきりしてまるで違うパンツを履いているように見えます。
自分で洋服を買いに行かない大人場合、店員さん任せにしているとレングスの設定もいけてない長さにしたまま帰ってきてしまいます。
そこでパンツの長さを調整しているときに、奥さんがチェックして、そのたるみ具合も客観的にチェックしたほうが良いようです。
1人で買い物に行く場合は、自分でパンツを履いていると上からしか見えないので鏡を見てもよく見えませんよね。
そういうこともあって、パンツの丈を意識しないとどうしても長めになるので注意してチェックした方が良いようです。
シャツはシーズンごと入れ替えて清潔感を優先
このほか、ワイシャツやシャツ類は、基本的に毎シーズン入れ替えます。
何故かと言うと、どうしてもシャツ類は基本的に消耗品なので、くたびれた感じになるからです。
若い年代の人であればそういったくたびれた感じも味になっておしゃれえと移りますが、我が家の夫のように50代半ば位にもなると、意識しないと洋服の汚れはそのまま年齢とリンクしてしまいます。
ですので毎年シャツ類は新たに買い出してパリッとした印象をなくさないように注意しています。
同時に、下着と靴下は毎年どころかシーズンで入れ替えます。
くたびれたインナー類を本人が目にするとそれで知らず知らずセルフイメージがダウンしてしまうからです。
それから同時にハンカチも同様に扱うと良いです。
「自分のことは自分で」と理想を追いすぎない
現在夫は、私の服選びにはそこそこ信頼してくれているみたいです。
もちろん、こうした内容読んでいる読者さんは、きっとこう思うことでしょう。
「それは旦那さんが、奥さんに気を使ってるんじゃないの?」
もちろん、そうしたこともあると思います。
一方で、結婚以来それこそ相当な年月、を夫の服選びを私が担ってきた経験は一応バカにはできないものがあると思っています。
またある意味、自分の服ではなく、夫の服選びである点からも意外と選びやすいのです。
自分のことはわかりにくいのですが、家族を含む他人の事は意外と客観性ができるのでよくわかるのです。
洋服に関しても、似合うもの似合わない物は自分のものではないのでよくわかります。
ですので、自分で服を買わない夫の場合は、妻である自分が選ぶと言うことも、もうやってもいいだろうと割り切ることにしました。
もちろん本来、服であろうと小物であろうと男であろうと自分で選ぶと言う事は何においても起点になる事は承知しています。
けれども人には好きなことと好きでは無い事があります。
一般に世の中では、こうしたことがビジネスになりお互いに補いやっています。
それが夫婦や家族の場合も、お互いに補いあうということをやってもいいだろうと思うようになりました。
一時、
「洋服を私はもう、夫の分まで買うのはやめた」
と宣言したことがあります。
けれども結局、気がつけば私が選ぶという事が復活していました。
私だって苦手なことがあるし、夫にも苦手なことがあります。そうしたことをお互いに補い合えば良いわけです。
「自分のことは自分で」
と言うのはあくまで理想です。
つまり、自分で服を買わずに放っておくといつまでも同じ格好してしまうような夫の場合は、奥さんの方が選んでしまえば良いと言うことです。
こうした方法を以前は私もかなり負担に感じていたし、もう放り出したいと思ったことが何度もあります。
けれども現在では私もだいぶ慣れたし、これが
「1番良い方法」
だと割り切れるようになりました。
さいごに
もちろん自分で自分の服を全て選ぶ方もいるだろうし、もっと違う方法を選択している例えばプロの洋服選びの方にお願いするなどといった方法を実践している方もいると思います。
洋服選びは様々な方法があります。どの方法をとっても自分たちが選んだ最善の方法です。
今回は自分で服を買わない夫の服を妻が選ぶ際のコツについての話をしました。
同じような形で困っている方がいれば少しでも何かの参考になれば幸いです。