はじめに
今回は、家計管理でよくわからなくて挫折の原因になることの対処方法を説明します。
年末を前にして一年分の家計を集計して、来年の家計管理を見直しましょう。
1・家計簿の端数が合わない
せっかく家計簿を書いているのに
「端数が合わない」
ことが多くて挫折しそうになった経験がありませんか。
この場合は無理に端数を合わせなくて大丈夫です。
後で判明したら調整しますが、わからない場合は
「使途不明金」
などで対処しましょう。
家計簿は、家計の傾向を知ることが一番の目的です。
だから細かい点に時間をかけず、とにかく続けることと概要の把握を第一にします。
筆者の場合ですが、最近小銭の集計をやめました。
毎月家計を集計していますが、そのときに以前は小銭を一円単位で確認していました。
けれどもけっこう手間なんですよね。
それで少し前から、現金の残高は千円以上にして小銭は数えないことにしました。
それだけでも10分くらい短縮できました。
その代わりに年に一回程度、一円単位まで現金を確認すればいいでしょう。
それでもだいたいの現金は把握できますので、家計管理に支障はありません。
特に我が家はキャッシュレスで管理をしているので、現金の把握はだいたいでも問題ありません。
このように臨機応変に省略できるところはそうしましょう。
企業の場合は無理ですが、家計簿はそのくらいざっくりでもかまいません。
2・使途不明金が多い
まず、必ず出先の支払いではレシートを受け取りましょう。
そのほかキャッシュレスの場合は、基本的に利用明細が出ます。
レシートさえあればなんとかなります。
裏を返せば使途不明金はレシートがない支出です。
交際費としてお祝いを出したとか、家族に買い物を頼んでレシートを受け取らなかったとか、電車やバスに乗った分とか、だいたいはそんなところでしょう。
3・家計簿の費目がわからない
意外と多いのが家計の費目で悩んでしまうケースです。
費目は自分でルールを決めて統一すればOKです。
例えば、レジャーで出かけた際の電車代をレジャー費にするか、交通費にするか、それ以外がいいかで迷うとします。
- 交通に関する支出はすべて、交通費にする?
- 各自の小遣いから出すルールの場合は、小遣いにする?
- レジャーに関する外出だから、レジャー費にする?
- お付き合いで親せきの家に行くための費用だから、交際費にする?
それは自分でルールを決めて、それに沿って決めればOKです。
ただし忘れることがあるので家計簿にルールをメモしておきます。
4・特別な出費ばかりで家計が赤字
日々の支出のほかに特別な出費が重なり毎月赤字ばかり・・
ということがあるとします。
この場合、赤字を何で補填しているかが大事です。
カードローン、クレジットカード、借金などで補っている場合は、家計そのものを一から見直す必要があります。
この場合はここでサクッと説明できるボリュームではないのでいったんわきに置きます。
一方で、赤字とはいってもプール貯金のような手持ちの資金から補填している場合は、別に特別費を設けて管理しましょう。
事前に一年~数年分の特別費の予算と計画を立てて、資金も特別費用の別途預金などを設けて管理します。
特別費に関することは、こちらに詳しく書いています。
5・予算の配分がわからない
予算が大事だとわかっていても、かんじんの予算をいくらに設定すればわからないということはあります。
これまで家計簿を記録していて、およその支出の傾向が分かっていれば、特に難しくはありません。
まずはライフイベント表を作ることが効果的です。
ライフイベント表とは、家族の年齢などとともに必要なお金を一覧にまとめた計画表のようなものです。
通常の家計費のほか、多額のお金が出やすい時期をライフイベント表で確認します。
そしてその時期に必要なお金をかき出して、どうやってそのお金を用意するかを計画します。
一通り予算を確認したら、どのくらい貯蓄にまわせるか計算します。
そして毎月、給与振込口座から自動引き落としで定期積金設定を銀行で申し込みます。
ばくぜんと予算を立てるのではなく、具体的に数字を書き出して計画を立てることが重要です。
こちらにライフイベント表のことを書いていますのでご覧ください。
まとめ
さいごに
今回は「家計簿・よくわからないこと5選の対処法・年末の家計と新年の家計を見直す」という話をしました。参考になればうれしいです。