はじめに
私は最近、ある楽しみを実行中です。それはほかの人から見れば
「いったい何が楽しいの?」
と言われるようなことです。
例えばどこかに出かけても通常は興味の対象である
- おいしいもの
- 有名な観光地
- 温泉
- アルコール
は、それほど重視しません。(アルコールは完全除外)
観光地でもチェーン店利用
(一例:コスパ最強のサイゼリアのランチドリアはスープ、サラダ付きで税込み500円)
などのうち「おいしいもの」は優先事項から外しています。たまたまおいしかったらラッキー・・くらいの気持ちで飲食店を利用しています。
(劇混みの観光地も、ルノワールなら景色の良いゆったりした席で静かに食事できます)
初めての地に行っても、基本的に利用するのはチェーン店です。チェーン店ならだいたいメニューはわかるし、極端な味付けや調理方法ではないからです。
たまに個人のお店なども利用はしますが、上記の理由で困らないとも限りません。また時間が限られているときは、トイレ、接客、待ち時間の想定外でロスしないためにチェーン店を選んでいます。
「おいしいもの」を積極的に食べられない
「おいしいもの」の多くを私は積極的に食べられないのです。
おいしいものの多くは揚げ物とか味が濃いもの(塩分過多)、量が多いし、行列できがちで長時間立ちっぱなしになるし、となればそもそもが不可能なんですね。
おいしいものは好きだけど、それを求めるには時間も足りないのです。
50代女性のエネルギーは有限です
何に価値を感じるか、何を優先するかはその時々次第です。あれもこれもと決して多方に手を出さないようにしています。よくばらない。これにつきます。
身もふたもないと思うかもしれませんが、日本の範囲なので、そんなに特別味に違いは大差ないんですよね。
だからそういう部分にエネルギーを消費しないようにしています。その分動くエネルギーを重視する感じです。
人によると思いますが、50代女性のエネルギーは、限りがあるのです。
有名な観光地を優先しない
有名な観光地は人が多すぎるということがありますが、別の視点で近くの歴史ある場所を見るのは大好きです。でもそういう場所の多くは誰も興味を示さず足を止める人はほとんどいません。
下調べはざっくりと。そして気ままに出向いて偶然素敵な場所。遭遇したその場所は運命を感じます。
「温泉」を優先しない
温泉はもともと、あまり好きではないほうでした。お風呂は好きだけど周りにたくさん他人がはだかでいるという状況が落ち着きません。
それからもともと長湯が苦手なので、温泉は湯船に入っても1分くらいで出てしまいます。(体は普通に洗い場でしっかり洗うけど)
「アルコール」はそもそも飲めない
一般に大好きな人が多いアルコールは、もともと飲めないので、無関心です。若かりし頃、「訓練」してみたことがありますが体質的に受け付けないのだと知ってあきらめました。
時代が変わり今はアルコールが飲めなくても困りません。むしろアルコールをやめれなくて困っている人が多いので、そういう点ではかえって良い体質だと思います。
アルコールを飲まないと様々な面で想定外は起きにくいです。飲食代は予算内に収まるしタクシーに乗らなくていいし、トラブルもほぼ起きません。
点から線へ
最近気に入っているのは、行き先を点ではなく線で行き来してみることです。例えば観光地巡りの場合は通常点と点を行き来するイメージですよね。
あるきまったエリアに行き、その範囲の点を往来する感じ。確かにこういう楽しみ方は効率的でそのエリアの特性を満喫しやすいですね。
一方で線で楽しむ方法は、例えば電車や道路の路線をメインに楽しむ方法です。このように線で楽しむと、自分が全体のどこにいるかが俯瞰できるので、能動的にその地を楽しむことができていると思っています。
自分がいる場所を俯瞰できること
数年前はガイドブックを買って点でエリアを楽しむことを中心にしていました。この時は見どころを効率的に見られるのですが、自分が全体のどこにいるのかイメージできなくなるんです。
一方で最近始めたスタイルは線を重視するスタイルです。この方式に変えたら、自分が全体のどこにいるかがわかり、また歴史の中でどういう経緯で作られた路線にいるかがわかると、よりその地にいる意味を楽しみやすくなりました。
さいごに
50代も半ばに入ると(女性です)体力が劇落ちしやすいことを痛感します。だから普段から筋トレ(といってもかなり軽めですが)などをコツコツ継続しています。
同じ年齢でも男性と女性とでは筋力の落ち方が違うそうです。何もしなければ女性は50台から劇落ちするけど、男性は基本、70代くらいかららしいです。
そんなわけでも自分がやりたいことを続けるために、普段コツコツと体力つくりは欠かせません。
「何が楽しいの?」
と首をかしげられるような地味な行動も、私にとっては楽しくて仕方がありません。