はじめに
今回は、貯金を殖やす方法を紹介します。一番かんたんで確実な方法です。ちなみに今回の方法は、貯金ゼロやほとんどない方向けの「貯金初心者」向けの方法です。
もくじ
- はじめに
- もくじ
- ステップ1・銀行に口座を開設しよう
- ステップ2・給与天引きで定期積金を開始しよう
- ステップ3・臨時収入はなかったことにしよう
- ステップ4・小銭を貯金しよう
- ステップ5・銀行ATMに行くのは月一回にしよう
- ステップ6・1年たったら5千円アップしてみよう
- 「預金」と「貯金」の違い
- 定期預金と定期積金の違い
- さいごに
ステップ1・銀行に口座を開設しよう
初めに貯金をするには銀行に口座を開設しましょう。給与やアルバイト収入が振り込まれる口座があれば、それを利用してもOKです。
本来はネット銀行がおすすめですが、「ハードルが高い」と感じるならばリアル銀行でもかまいません。
ステップ2・給与天引きで定期積金を開始しよう
次に、口座を開設した銀行口座で定期積金を口座振り込みで開始しましょう。ネットバンキングであればネットから申し込みできますが、「ハードルが高い」と感じるならば、銀行窓口で手続きしてもOKです。
定期積金とは期間を決めるものと決めないものがあります。特に理由がなければ期間を決めずにスタートしましょう。
次に定期積金とは毎月、決まった日にあらかじめ決めた金額を積み立てて貯金(預金)していくものです。
普通預金口座から、自動引き落としで定期積金口座に入金されるように申し込みます。
例えば、給料日が毎月25日の人が、毎月26日に1万円を貯金(預金)していくようなことが定期積金です。
口座から自動的に定期積金の口座に移動するので、最初に設定(申し込み)するほかは何もしなくていいのです。
反対に毎月、手動で貯金しようとしたり、「余ったら貯金」では、なかなかお金は貯まりません。そこで自動的に口座振替で貯金を優先してしまうというわけです。
引き落とされる設定日は、給与が振り込まれる翌日くらいがおすすめです。
定期積金で積み立てる金額ですが、最終的には手取り収入の25%(4分の1)を目標にできたら理想的です。でもさすがにこれはハードルが高いので、10%くらいを目安にしましょう。もちろんはじめは、低いところからスタートしても構いません。
ステップ3・臨時収入はなかったことにしよう
友人知人、実家、親類からお祝いのお金を頂いたりと、臨時収入が入ることがあると思います。その他、残業が多かったのでいつもより収入が増えることがあります。
そんなときの臨時収入はすべて「なかったこと」にしましょう。臨時収入は全て貯金してしまうのです。
そのお金はどこに貯金すればいいかというと、定期預金に預け入れましょう。例えば友人から出産祝いでいただいたお祝い金1万円を定期預金に入金します。
なぜ、普通預金口座ではなく定期預金に入金するかというと、簡単に引き出せないようにするためです。
定期預金は預入期間が1か月から10年などがあります。特に理由がなければ、
一ヶ月の元利継続
で設定しておきましょう。
今は銀行金利がゼロ金利であることが理由です。ただしボーナス月キャンペーンでお得な金利設定のものがあれば、そちらを利用してもOKです。
ステップ4・小銭を貯金しよう
次に、財布にたまる小銭を貯金してしまいましょう。銀行ATMに行くついでに、小銭を入金してしまうのです。これは普通預金に入金でかまいません。
ただし、ATMの機種によっては、最低限の額しか入れられないことがありますので注意しましょう。
「お札だと使うのにちゅうちょするのに、崩すと使ってしまう」
方は小銭を必要以上に手元に置かないほうが良いです。
そこで、小銭→細かいお金だから使っていい・・ではなく、小銭も立派なお金なので大事に保管して銀行ATMで入金してしまうのです。
小銭をその辺に置かない
小銭を、その辺に置きっぱなしにしないようにしましょう。たとえそれが1円でも、です。
「たかが1円」
と、1円をバカにすると、お金に好かれることがありません。
お金は人が生み出したものです。だから感謝の気持ちを持ち、小さなお金も大切に財布や決まったところにしまっておくようにします。
ステップ5・銀行ATMに行くのは月一回にしよう
ATMに行くのは月1回だけにしましょう。節約のつもりで、少ない金額をちょこちょこ引き落としていると、いくらお金を引き出したのかわからなくなります。結果、必要以上にお金を引き出してしまいがちです。
効果的なのは、ATMに行く回数をできるだけ少なくすることです。そのためには「今月はいくらで生活できるか」の計画が必要です。
毎週お金を引き出しにATMに行っていた人は、2週間に一回にすることから始めましょう。次に月1回で済ませるようにしてみましょう。
ステップ6・1年たったら5千円アップしてみよう
ここまでのステップが習慣になり1年ほど経過したら、定期積金の金額を5千円アップしてみましょう。
一か月5千円のアップということは、前年より6万円のアップということです。
また、給与が昇給した場合は、昇給分をアップしてしまうのがおすすめです。例えば昇給で給与が前年より1万円アップしたら、
「わーい。これで好きなものが買える」
ではなく、「なかったもの」として定期積金の設定金額を変更してアップしてしまうのです。
月に1万円アップすれば年間では12万円の貯金が増えることになります。
「預金」と「貯金」の違い
ちなみに「預金」と「貯金」の違いですが、口頭や話の流れでいうときは一般に「貯金」という言い方をしますよね。
一方で、厳密にいうと「預金」と「貯金」は以下の区別があります。
- 預金・・銀行にお金を預け入れる
- 貯金・・ゆうちょ銀行、農協にお金を預け入れる
銀行預金といいますが、銀行貯金をいういい方はしません。一方で「ゆうちょ銀行に預金する」とは言わず「ゆうちょ銀行に貯金する」という言い方をします。
銀行は「預金」いう名称です。
- 普通預金
- 定期積金
- 定期預金
・・
一方でゆうちょ銀行の名称は
- 通常貯金
- 定額貯金
- 定期貯金
・・
と言います。
ゆうちょ銀行の定額貯金と定期貯金の違い
ちなみにゆうちょ銀行の定額貯金と定期貯金の違いは以下の通りです。
定額貯金
- 預入から6か月経過後は払戻し自由
- 預入後3年までは6か月ごとの段階金利を適用
- 10年間半年複利で利子を計算
定期貯金
- 1,000円以上1,000円単位で預ける
- 自動継続できる
-
1か月、3か月、6か月、1年、2年、3年、4年、5年のいずれかの期間指定
利子・・預入期間3年未満は単利、3年、4年および5年ものは半年複利
今はゼロ金利なので、実質的な金利の差はほとんどない現状です。定額貯金は預け入れから6か月払い戻し不可なので、定期貯金より自由度が低く、特に理由がなければ今は定期貯金一か月の自動継続が無難な選択です。理屈から言えば、3年以上の半年複利を選ぶ視点もあります。
定期預金と定期積金の違い
つづいて定期預金と定期積金の違いは、以下の通りです。
定期積金と定期預金の違いは、おもに以下のようになります。
- 定期積金・・毎月決まった金額を積み立てる
- 定期預金・・不定期に任意のお金を一定期間預け入れる
一般に毎月の給料から口座引き落としで積み立てていくのが定期積金で、ボーナスなどまとまったお金を一定期間預けておくのが定期預金というイメージです。
ゆうちょ銀行の場合は・・
銀行の定期積金にあたるもの・・自動積立定期貯金
銀行の定期預金にあたるもの・・定期貯金、定額貯金
です。
ただしゆうちょの定期貯金と定額貯金は混同しますが、銀行の定期預金に近いのは定期貯金です。(1,000円以上1,000円単位で預ける。自動継続できる。)
ゆうちょの定額貯金は、ゆうちょ特有の預金ともいえます。(預入から6か月経過後は払戻し自由、預入後3年までは6か月ごとの段階金利を適用、10年間半年複利で利子を計算)
※この記事には著者の主観が含まれます。利用はご自身の判断でお願いいたします。
さいごに
今回は、貯金がゼロや初心者向けに、確実に貯金を殖やす方法とステップを紹介しました。これが習慣になれば、段階的に次は、つみたてNISAやなどにステップアップすることが視野に入るようになりますよ。