ようこそ、おいでくださいました
こんな経験、ありません?
「今度こそ」
と思い、新しく洋服を買ったのにしばらくすると
「なんか違う」
と思ってしまう。
洋服に限らず、バッグ、靴、やアクセサリー、食器、タオル、なべなどの日用品の果てまで、
「買っても買っても満足できない」
そして
「今度こそ満足いくはず」
を求めて繰り返すことに、つかれていませんか?
今回は、買っても買っても満足できない状態をストップする対策方法を紹介します。
おしながき
買っても満足できないのはなぜ
とくに「買っても満足できない」傾向にしばしばあうのは、洋服が多いですよね。私もこれまで、洋服には本当にふりまわされたと思います。
そもそもなんですが、どうして洋服にふりまわされるのでしょうか。そしてどうして「満足」は続かないのでしょうか。
その理由ですが、原因は買う時の動機が、そもそもあいまいだったことにあるんです。
1・買う目的を決めていない
たとえば洋服の場合は、買う時の目的をもっていますか?自分をふりかえってみると、かつて多くの失敗をしていた時期は、目的なんて決めていませんでした。
なんとなく買いものに行って、なんとなく良さそうな服を選ぶんです。自分が今、どういう服を持っているかとか、同じような服をもっているからいらないとか、そういうことは眼中にありませんでした。
2・ほめられたい
さすがに今は、そんな目的で洋服を買うことはありませんが、かつてはなんだかんだ言って、ほめられたい、認められたいという気持ちがあったんだと思います。
本来は洋服以外の分野でほめられたり認められることをすればいいのに、それはハードルが高いんですよね。
だから洋服なら「着るだけでほめられるチャンスがある」と錯覚していたんだと思います。
ほめられたいのであれば、洋服など以外の分野を磨くことも考慮したいですよね。そもそも「ほめられる」ことは他人に行動の権限があり自分ではどうすることもできません。
またほめられることは、見方を変えればこちらが立場上下だということも知っておきたい点です。
3・企業戦略は一個人より上
テレビドラマで芸能人が着ている服装を見て「素敵、まねしたい」と思ったり、SNSのファッションを見て
「ユニクロやGUなら私も買える。買いに行かなくては。」
と思ったら企業戦略のなるがままです。
何せ企業は多額の予算と専門家を動員して
「どうやったら買ってもらえるか」
を日々試行錯誤しています。
そういう人たちの戦略に乗ってしまえば、一個人の
「買いたい」
という欲求を引き起こすなど赤子の手をひねるように簡単なものです。
どうすれば「買いたい」の無限ループから抜けられるか
ニーズとウォンツを区別する
はじめにニーズ(必要)とウォンツ(欲しい)を区別することから始めます。それを買おうとするとき、必要だから買うのか、それとも欲しいから買うのか。
これを意識するだけでも「欲しい」だけの買い物は減るんですよね。
見かけのニーズに注意する
注意したいのは見せかけのニーズで「買っていい理由」を作り上げてしまうケースなんです。
例えば私はかつて、こんなことがありました。ワンピースを見かけて「買おうかな」と思ったんです。もうすぐ子供の保護者会がある。そのときに着ていく服が必要だと思ったんですね。
ところが実際は、保護者会って、学年の2回目以降は割とラフな服装でも良い感じだったんです。こういうことは状況が人それぞれですが、あまりに身構えすぎだったなと今では思います。
つまり、このときも「必要」って、実際は私の単なる見栄みたいなもので、家にある洋服を適当に着ていれば十分だったんです。
このときは、こういう見せかけのニーズに、注意が必要だとつくづく思いました。
代用できるものがないか確認する
洋服にしてもバッグにしても靴にしても家具にしても、
「代用できるもの、または方法がないか」
を検討することをおすすめします。
よくよく考えてみると、代用できるものをすでに持っているケースが多々あります。
例えばですが、
「子供の卒業持っていくいくフォーマルバッグを買わなくてはいけない」
と考えたとします。一見、これもニーズに思えますが、よくよく考えれば子供の付き添いの卒業式にフォーマルバッグなんて必ずしも必要じゃないんです。
第一、卒業式って親は持ち帰る荷物がいっぱいあるし、フォーマルバッグを持っているかどうかなんて誰も見ていません。持っていても構いませんが、たくさんある荷物にまぎれますから、バッグの存在なんてどうでもいい感じなんです。
ところがニーズと考えてしまうのは、「買ってもいい理由さがし」をした結果ってことがあるんですよね。
買い物の目的を決めておく
また、買っても満足できない防止法として
「目的を決めておく」
ことをおすすめします。
例えば
「ハイキングに履いていく靴を買いたい」
と考えたとします。
このとき、見せかけのニーズにとわれると
「ハイキングに行くんだから、トレッキングシューズが必要・・ニーズだよね」
と考えてしまいます。
けれども目的意識を持つと思考が変わります。
「ハイキングはたまたまのレアケース。高尾山に子供の付き添いで一回行くだけ」
この場合、目的は「子供の付き添い」ですから、高尾山くらいなら手持ちのスニーカーでよいということが見えます。
一方で連続してハイキングに行くのであれば、トレッキングシューズを買ったほうがいい・・目的は連続した登山だから、相応の靴が必要だというわけです。
家族の買い物金額のバランスを考慮する
こんな経験、ないですか?
奥さんは流行の服を着て、いつもおしゃれなのに、休日だんなさんを見かけてびっくり。いつの時代のシャツ?という格好をしている。
・・その服装が悪いというわけじゃなくて、家族間の洋服バランスが違うことに衝撃をうけるのです。
気が付けば洋服やバッグの買い物がおくさんにばかりあり、だんなさんや子供とのバランスがとれていない。・・こんなことがあると、人は妙に感じます。
洋服やバッグを買いたいと思ったら、「買うな」とはいわないけれど、家族のバランスが取れているかを考えると、例えば「夫の服を買っていないな」ということに気づくことがあります。
そうすると、買うべきはまず夫の服であり、自分の服はもう十分だということがわかったりします。
人は、家族をセットで見ているので、奥さんがどんなにおしゃれをしていても、家族のバランスが良くないと、「あれ?」という印象を与えてしまいますよね。
まとめ
買っても買っても満足できないときは、まず
- 買い物の目的を決めておく
- 「ほめられたい」を買い物以外で実現する。ほめられることは、実は相手より立場が下で相手に権限があると知っておく
- 企業戦略は一個人より上なので、テレビ、SNSの情報で物欲を刺激されないようにする
- ニーズとウォンツを区別する
- 見かけのニーズに注意する
- 代用できるものがないか確認する
- 家族の買い物金額のバランスを考慮する
などを自覚して予防と対策をとりましょう。
参考にしていただけたら嬉しいです。