はじめに
常識を疑うことをしないで、マニュアルに沿うばかりの思考と行動は、ときに信じられないムダを生んでしまうと気付きました。
きっかけはホットケーキミックスを焼いた時の出来事でした。
(焼いている途中のリンゴ入りホットケーキ)
ホットケーキミックスを焼くときに・・
- 初めにフライパンを加熱する
- 濡れフキンで加熱したフライパンを冷ます
手順を踏むのが定番の作り方とされています。ところが最近、この手順はいらないと気付きました。今回はそのいきさつをお話しします。
私が初めてホットケーキを焼いたのは何歳くらいのことでしょう。多分8歳~10歳頃なのでかれこれ40数年もの月日を決まった方法で焼いたことになります。
濡れフキンでジュツと冷ます手順は必要なの?
それはいったん、加熱したフライパンを、あらかじめ用意しておいた濡れフキンでジュツと冷ます・・という儀式のような手順の過程です。
ところがつい先日、ふと思ったんですね。
「濡れフキンでジュッって、本当に必要なんだろうか?」
と。
そこで「ジュッ」を介さずに焼いてみることにしたんです。結果は・・全く問題ありませんでした。
冷たいフライパンにタネを流してもOKだった
さらには初めに加熱してからタネを流すのではなく、油を引いて、タネを流し、それから点火しました。
この手順でOKなので、ホットケーキを焼く時のあわただしさは全くありませんでした。
(黒いぽつぽつはドライレーズンです)
フタを使えばひっくり返さなくても加熱される(ネタによることがある)
さらにもう一点、ラクする焼き方を工夫しました。それはフタを使うことです。フライパンにぴったり合うサイズのフタをするんです。
この結果、ひっくり返さなくてもOKでした。確かにひっくり返して両面焼いた方がおいしい気がしますが、ひっくり返さなくても火が通るのであれば、その方が楽です。さらにはひっくり返すときの失敗も起きにくくなります。
最近はホットケーキミックスの種に、りんごやドライフルーツ、あらかじめ加熱したサツマイモなどを混ぜ込んでいます。
ネタによっては火の通りが変わるので、ふたをして加熱だけではダメなことがあります。その場合はひっくり返します。
面倒な手間が必要だった理由の推測
少なくともジュッの儀式めいた手間と、加熱してからタネを流すためのあわただしさが一切なくなりました。
おそらく、かつてのフライパンは鉄製でしたので、そのようなフライパンの場合は「ジュッ」の儀式が必要だったのでしょう。
けれども現在使っているフライパンは、アルミにフッ素加工されたフライパンです、。だから必ずしもかつてのジュッは必要ないのだと今更気づきました。
それから、ホットプレートで焼く場合は、そもそもジュツ!できないけど、問題なく焼けるんですよね。
常識を疑ってみる
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もちろん、さらにきれいな焼き色を追求している場合は別ですが、私は焦げていない程度の焼き色であれば十分満足なのです。
ホットケーキミックスの袋には、今でも同じ手順が書かれています。「常識」は時代の流れで物事態の変化があり変わっていることもあるのですね。
けれども私は「常識」を疑うことをせず、アルミのフッ素樹脂加工のフライパンを使っているのに、それこそ何度ジュッをしたことでしょう。あの手間暇を取り戻したい思いです。
さいごに
同じようなことは、ホットケーキミックスに焼き方以外にも相当ありそうな気がします。
大事なのは常識を疑い、一度自分の頭で考えてみること。
与えられたマニュアルだけを妄信してしまうと、思考停止になりがちですね。
マニュアル通りの行動はラクです。けれども時には、それと引き換えに失うものも有ります。
例えば今回のような長年のムダを生じてしまうことに気づきました。