簡単に暮らせ

ちゃくまのブログ。女性ミニマリスト。合理的な家事、少ない服で暮らす、家計管理、お金、捨て作業のコツ。好きな事をして生きる暮らしの追及

「13年前の自分から自分あての手紙」を発見したので読んでみた



こんにちは ちゃくまです。このブログは暮らしに関することをつづっています。

・ミニマリスト的な暮らし方 ・家事を簡単にする工夫 ・お金に関する管理方法(筆者はFPです) ・世間に惑わされない生き方 ・・など。お役に立てたらうれしいです。

はじめに

先日、クローゼットの中を整理していたら、13年前の自分から10年後の自分にあてた手紙を発見しました。

10年後に開封するはずが、13年後の今、開封

手紙を書いたのは41歳で、本来は10年後の51歳の自分にあてたものでした。ところが51歳に手紙を発見&開封されず、54歳の今、開封しました。

つまり13年前の自分からの手紙です。

その手紙を書いたきっかけ

その手紙のことは覚えていました。ところがどこにしまったかわからなくなっていました。

それもそのはず。子供の思い出品BOXの中に入っていたのです。まさか子供の思い出品の中にあるとは思わず行方不明になり、発見が遅れました。

その手紙を書いたきっかけは確か、本だったと思います。その本には

「紙に書いたことは実現する」

とあり、試しに当時、自分の希望を書いて、10年後に本当に実現しているか確認してみようと思ったのです。

また、その本とは別の著者の本の内容を参考にして

その自分が自分にあてた手紙には、

「10年後に実現している(であろう)こと」

が書いてありました。

「こうなったらいいな」

ではなく

「こうなっている」

という前提で書いた記憶があります。あくまで実現しているという前提で書くことが大事だということなので、手紙には『10年後、私は「こうなりたい」ではなく「こうなっている」』という書き方になっていました。

13年前に書いた「実現したい内容」とは

さて、41歳(13年前)に10年後実現している(実現したい)として手紙に書かれていたことは以下の通り。

全部で13の項目がありました。そのうち8項目は以下の通りでした。公開していない5項目も大した内容ではありません。8項目と同じようなことかです。

以下が手紙に書いた内容です。

 

***

「51歳の自分へ10年後の私は何をしていますか。」

  1. 本を出版している。
  2. 部屋からは木と葉が見える。
  3. 鳥の声が聞こえる。(住んでいる部屋から)
  4. 無垢材の木の床、畳のある部屋に住んでいる
  5. 古いけれど味のある所に住んでいる
  6. ウサギを一匹飼っている かも
  7. 部屋はすっきりしていて暖かみがある
  8. 服はお気に入りの数枚でクローゼットはスカスカ。
  • 実現している〇
  • 実現していない×
  • 部分的に実現している△

1 本を出版している。→〇

これは実現しています。商業出版としては単行本2冊と文庫本1冊出ています。翻訳本が台湾で出ました。

しかも一番上に書いてありました。41歳当時から、近いうちに本を出版することを意識していたんですね。

ただし出版は現在、継続しているわけではありません。それは世の中のトレンドの変化と、出版したころにブログ執筆にかけていたエネルギーが軽減している事実があります。

2 部屋からは木と葉が見える。〇

これも実現しています。たまたまですし、数は多くありませんが、一応木が見えます。


3 鳥の声が聞こえる。(住んでいる部屋から)〇

これも少し木があるので、朝などはスズメとムクドリくらいはいますので、鳥の声が聞こえます。

4 無垢材の木の床、畳のある部屋に住んでいる△

畳の部屋は、一部屋ありますが無垢材ではなく、普通の合板のフローリングです。ただ、現在は無垢材の床も畳の部屋も特に「絶対住みたい」とは思っていません。


5 古いけれど味のある所に住んでいる △

建物は古いけれど、リノベーションされていますが、味があるというわけではありません。

当時は新しい住まいより古くて味のある建物に魅力を感じていたようです。けれども現在はリノベーションなどがされていても、できるだけ新しい物件に住みたいというのが希望です。

なぜなら今の住まいがまさに「古いけれどリノベーションされた物件」だからです。

実際にこのような建物に住んで、古い建物はどうしても湿気の多い日本は手入れや目に見えない配管などの問題、虫の問題が出やすいので、難しいと感じています。

次回住み替えるなら基本的に新しい物件で水回りは極力新しいところに住みます。

手紙を書いた当時は古い物件の実際を知らず、本や雑誌、ネット情報の良いイメージだけで「住みたい」と考えていたようです。

6 ウサギを一匹飼っている かも ×

「かも」と書いているから思い入れが半端といえます。だから実現していないんですね。今の住まいはペット禁止です。現段階ではウサギを飼うのは大変なので買いたいという気持ちはありません。(昔実家で飼っていました。)


7 部屋はすっきりしていて暖かみがある×

すっきりと感じないし、温かみがあるとも感じないので×です。以前の住まいに対してかなり物は減らしています。ところが収納が劇少なく、無理にリノベーションしてあるので壁の幅が半端で家具を置きにくくアレンジが効きません。

言い訳になりますが、本来はすっきり見えるはずが、そうは見えないし結果、温かみがあるとも言えません。


8服はお気に入りの数枚でクローゼットはスカスカ。△

お気に入りというわけではないですが、当時と比較したらスカスカです。

このころ(13年前はミニマリストの概念が世間的にない時代です。でもここに書いてあるのはミニマリストの志向です。

当時からミニマリスト的な暮らしをイメージしていたことがわかります。

13年前の希望実現度の結果

  • 実現 3/8
  • 部分的に実現 3/8
  • 実現していない 2/8

※実現率 3/8・・37.5%

完全に実現しているのは37.8%でした。

ただしそれ以外は、それほど強く望んでいるわけではありません。

そうしたことを考慮すると、この項目中、本当に望んだのは本の出版でしょう。とすればやはり、「書いたことは実現する」は本当だという見方ができます。

13年前の私は、たいした望みがない

この手紙を見て気づいたのは、そもそもたいしたことを望んでいないことです。しいて言えば一番上の「本を出版している」だけです。

それ以外は住環境がメインで、街の中だけど自然を感じられる暮らしがしたいということみたいですね。

ここには書いていませんが、実は具体的な地名が書いてありました。ただ、その地名の場所に住みたいという意味ではなく「~のような場所」ということで、似たような雰囲気があれば、その場所にこだわるわけではないようです。

それからウサギを飼うことについては「かも」と書いてあり、飼うか飼わないか自分の願望がはっきりしていないようです。

ほかにはまだミニマリストブーム到来前でありながら、ミニマリズム的な暮らしを望んでいたようです。

13年前の私が10年後の自分に望んでいたこと

まとめると13年前の私が望んだ暮らしとは、

  • 本を出版して、
  • 室内からある程度の樹木が見えて、
  • 室内にいて野鳥のさえずりを聞き、
  • 畳、無垢材の床など自然素材を使った住宅に住み、
  • その住まいは古くても味があるもので、
  • 家の中のものは少なくすっきりしていて、
  • 場合によってはウサギを飼っている。

・・というものです。

この中で比較的難易度が高いものは

  • 本の出版と
  • 畳と無垢材の床の住まい

くらいです。

畳の部屋は今の賃貸にもあり、無垢材の床だけは持ち家でないと難しそうですが、せいぜいそんなものです。

お金の望みが書かれていない

そして後で気づきましたが、ここにはお金のことが一つも書いていないのです。

年収いくらとか。

 

13年前の私がありったけの希望を書いてみたつもりが、改めて書き出してみると、

「本が出版されて、ほどほどの緑に囲まれた住まいで、少ない持ち物ですっきり暮らすこと」

だったようです。

10年後の自分に手紙を書いてみよう

実際は13年もの月日がたってしまいましたが、不思議に手紙を見ると「そういえばこんなこと書いた記憶がある」と思いました。

そしてそんなに長い月日がたった実感がありません。せいぜい、1~3年前くらいの感覚です。

自分が自分にあてる手紙なので、だれにも遠慮はいりません。それから先ほどの項目のあとに、当時自分が抱いている葛藤と10年後の結果に関することが書いてありました。

現在進行形を前提に10年後の自分に手紙を書く

それはまさに、そこに書いてある通りで、「こんなことを気に病んでいた」とすれば、ばかばかしいことで、人の目と世間体を気にしすぎだと思いました。

ただ、その手紙は「10年後はこのようにプラスになっている」と、現在進行形を前提に書かれています。

実際、13年の間に世の中は変わりました。世間の常識も変わっています。ただしそれは、意識して情報収集していると常識に問わられない視点を持つ方向性が出ますが、まだまだ周囲は「常識」通りです。

だからこそ、ぶれないためにも手紙を書くことは有効なのでしょう。

さいごに

今回また、10年後の自分にあてた手紙を書こうと思いました。

次回はだいたい65歳くらいです。

65歳といえば、基本的に年金受給開始の年です。

夫は間もなく定年の年ですが、現状では定年退職するのは現実的ではありません。夫も全くリタイヤは考えていないようです。

私の親世代の65歳といえば、60歳で年金が支給され、さらにのんびり引退するのがスタンダードな世代です。比較して子供の私たちはずいぶん生き方も価値観も違います。

このような難しい時代の10年後は、どうなっているのか見当がつきません。だからこそ、自分なりの視点が必要なのでしょうね。

そして10年後、その予想がどうなったかを比較するとおもしろいかもです。

参考になればうれしいです。