今年は梅雨らしい梅雨ですね。
雨の日が多いです。
過ごしやすい梅雨がもう少し続いてほしい
実は
「この日々が、もう少し続いて欲しい。」
と思っています。
私は梅雨時の雨が好きです。
もちろん、豪雨による災害に遭われた方や、
雨が降ることで仕事の手間が大変になってしまう方や、
通勤時のストレスが倍増してしまう方や、
雨が長く続いて農作物に支障が出るとか、
そのような大変な思いしている、またはするかもしれない、
という様な場合を無視していいとは微塵も思っていません。
災害に遭われた方には心からお見舞い申し上げます。
今回の話は、通常の梅雨の雨を想定した、ごく個人的な感覚だとご承知して読んで頂ければさいわいです。
さて、なぜ私は雨の日が好きなのか。
それは第一に落ち着くからです。
通常、特に夏場はたとえ自宅にいても、周囲の気配が何かしら伝わります。
それはお互いさまなのですが、それに好天が続くと時に疲れにつながることもあります。
ところが雨の日はとにかく周囲が静かです。
ただ、雨の音が静かに聞こえるのみです。
さらに仮に多少の用事があってちょっと外出したとします。
この場合、梅雨の雨は気温は20度~23度位をうろうろしています。
つまり、暑くもなく、寒くもありません。
最近の国内は、夏が暑くて大変です。
しかも本来、秋の時期になっても夏のように暑いです。
ですので梅雨の今が嵐(夏)の前の静けさ的な期間です。
梅雨が過ごしやすい理由
それでいて、雨が降っていても、風は弱いかほとんどないことが多いですね。
だから傘をさしてもあおられることは少ないですね。
また、ちょっと濡れたとしても、風邪をひくようなダイレクトな濡れ方をしないことが多いですね。
足もとは街中であれば、いつものスニーカーでもだいたいOKです。もちろん、うっかり滑らないように注意は必要ですが。
そして雨の日は、行き交う人も全般にテンションが低いです。
いつまでも立ち話をしていたり、
ワイワイ話し声が賑やかという雰囲気はありません。
誰もが無言気味で帰宅か行先にひたすら向かっています。
もっとも今はコロナがありますから、通常のように騒がしく会話をする人はあまりいませんけどね。
雨の日は当たり前ですが、日差しが弱いです。だから太陽の日差しがまぶしいということがありません。
また、目線を植物に目を向けると、しっとり濡れた光景はとてもきれいです。
たとえ草むらでも、いつもより色が2トーンくらい濃くなり、雨でつやつや輝いているいつもと違う姿は風情があります。
また、雨の日はホコリが舞いません。
通常ですと、窓を開けると咳き込んだりするようなことがあります。ホコリっぽいのです。ところが雨の日はホコリが舞いません。
空気がいつもより3割増しはきれいです。
アスファルトで覆われた歩道も階段も手すりも、今の時期は
「ウィルスが付着してるかも」
とおそれますが、雨がある程度流してくれます。
おそらくコロナのウィルスも雨の日は空中に舞いにくく、早々に地面に落ちていると思われます。
もちろん、雨が降ることの不自由さもあります。
例えば、傘などの余計な荷物が増えるし、電車やバス内は熱気があって不快だったりもします。
いっぽうで、梅雨の雨だからこそ得られる静けさと落ち着きもあります。
雨に対する表現はネガティブなものばかり
全般に雨に対する表現はネガティブです。
- うんざりする。
- どこにも出かけられない。
- 足もとが濡れる。
- 憂鬱になる。
などです。
雨の中の散歩は楽しい
確かにネガティブな側面はあります。
けれども視点を変えれば、雨の日でも憂鬱になることはありません。
残り少ない静かな期間を、どうやって過ごそうかと考えるとワクワクします。
比較的雨が弱い時期をねらって、散歩をするのも悪くありません。
日差しが強い日は汗をかいて体力を消耗します。
けれども雨の日は支度さえ注意すれば、短時間の散歩なら楽しいんです。
たとえば近所の公園を散歩したり、
スーパーにほんの少しの買い足しの買い物をしたり、
場合によっては本屋さんで立ち読みも楽しいです。
さいごに
雨はうんざりすると思っている方は多いと思います。
けれども、うんざりすると思い込んでいるだけ、ということも案外あります。
視点を変えれば、梅雨の雨って実は良いことが多いんです。
もちろん、晴れの日も雨の日も、その時の自分の状況で良いか悪いかは変わります。
けれども、良いことに目を向ければ、今まで誤解していた
「雨は苦手」
という意識も
「雨は嬉しい」
に変わります。